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今大学生で、アジア研究をしていますが、英語文献を読む際、一行一行丁寧に呼んでいます。読んでいくごとにメモをしています。しかし、このような場合、すごく時間がかかり、一日多くても20ページしか読みきれません。多くの英語文献を読まないといけない状況で、どうしたらいいかわかりません。どうしたらいいでしようか?

A 回答 (5件)

今、大学の3,4年生でしょうか? その位だとして、20頁/日を精読しているのであれば、立派なものです。

当面はそれをコンスタントにそのペースで読めるようにすることだと思います。王道はありませんから、これが結論ですが、これじゃあまりにつれないと思われるかもしれないのでもう少し続けることにします。

もちろんメモの取り方は、#1の方が言っているパラグラフ・リーディングを念頭において、続けることをお勧めします。

でも、メモはどんなに多くても一つのパラグラフあたり多くて1つを基準にすべきでしょう。普通はそんな必要はありません。例示で説明しているようなところはゼロでいいはずです。もちろん核になるパラグラフや節/章の場合はその限りではありませんが。

まじめな方によくある、メモの取りすぎは「読み疲れ」につながりますから。大事な部分が見えてくれば、メモを取るにせよ、アンダーラインを適宜引くにせよ、「本を自分のものにする」プロセスに自然と入り込めると思います。

多分課題として与えられている本なんですよね?(自分で選んで自発的に読んでいる本でしょうか?)もし課題本なら、読めといわれているのだから、悪い意味での要領よさはひとまず忘れて、精読を続けていく方が得るものが多いはずです。

自分で選んだ本の場合は、いわゆる速読で、まず読むに値する本かどうかを値踏みをすることです。こちらがよい意味での要領のよさですね。
たくさんある本の内、どれを読むのか、それを決めるための読書です。
あえて言えば、本屋さんでの立ち読み技術がこちらですが、買ってからでも、どれをメインにするか決める際はこの方法が必要です。速読=全文を早く読む、ということではなく、「さわり」の部分を手っ取り早く見つけ出す意味で言っています。その際にも本の構成を見抜くことがキーになります。

そのさわりの部分を見つけられない本は、よい本でないか、さわりの部分を見つけるのに必要な予備知識が不十分ということになります。

そして読む価値がある、という判断を下せれば、その本の構造(論理構成や展開)がどのようになっているのかを、preface やindex 等を参考にして、もう少しはっきりと論理展開の全体像をつかむ。中身の具体的ロジックではなく、その論理「構成」がどのようになっているか、を把握するという意味です。このようなチェックの読みを入れた後、本格的に読むのがよいでしょう。
メイン本であればまずは精読に決まっていると思ってください。

本のどの章がメインになっているか、各章のどの節が論理展開上の核となっているか、各節のどのパラグラフがポイントになっているか、その辺を意識して読むといいのかな、という気がします。その核になっているところだけメモをとればいいし、あとで「要領良く」読み返す際に大いに役立ちますよね。こちらもいい意味での「要領よさ」ですよね。

今、苦しい(?)のはよくわかります。でも、特にそれが課題本であるなら、悪い意味での「要領よさ」には走らない方がいいでしょう。
「よい意味での要領のよさ」には、必ず前工程でそれを支えている努力があるんですよね。
今の努力を続けていけば、その本を2度目に読む際は大分違ってくるはずですよ。そして今後類書を読む際に次第にその効果が感じられてくると思います。
どんな方法をやってみるにせよ、今読んでいる本で、即興的効果を得られるはずはありませんよね。

もし一段落したら、M.アドラーの本か類書に目を通してみてください。
少しのつもりが長くなりすぎてしまったようです。この辺で。
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この回答へのお礼

質問に答えていただきありがとうございます!学校ではほとんど英語の文献を読む授業はほとんどありません。ワンパラグラフ、ワンセンテンスの原則で、要領読む必要がありますよね。答えていただき、本当にありがとうございます!

お礼日時:2005/01/09 22:52

1日20ページはよいペースです。

この場合速度よりも
その総量が大事です。毎日20ページというのはよいペースです。
それで今の時点で何ページほど読まれましたか、
100ページぐらい読むといやでも加速してきますよ。
もし300ページぐらいの本をその調子で
丁寧に読んだならば、英語の読解力が
読み始める前とは格段に違っていると
思います。結局読解力はどれくらい本を読んだかによるわけです。

これが小説なんかだと、途中までは辞書を引いて
丁寧に読んでいても、途中から話に引き込まれて
辞書を引くのをわすれてしまい、英語の本を
読んでいるという意識がなくなり、ただ本をよんでいる
という状態になって気がついてみたら読み終わった
ということになるのですが、論文などでは
そうはいかないかもしれません。
しかし読み進めていくにしたがって、速度が上がるのは
間違いないと思います
方法に迷うことなく、今の目的は論文を読んで理解する
ということでよいと思います。
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この回答へのお礼

何度も読み進めることが大切なのですね!がんばって、なれるようになりたいです。ありがとうございました!

お礼日時:2005/01/19 21:47

アジア研究の内容が、今ひとつわからないので、なんともいえないのですが、一行一行丁寧に精読することは、研究の基本です。


言論の自由が保障されていない国や地域の政治や近現代史の場合、行間を読み取る作業が必要です。政治指導者を暗に批判していることもあります。
ですから、一日20ページでも決して遅いとは思いません。
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#1,#2の方が素晴らしいアドバイスをされているので、蛇足ですが。



日本語の論文でよいので、関連知識を多く入れておけば、それだけ英語の文献も読みやすくなると思います。研究入門的な文献案内で関連文献を探し、どんどん読んでいくと、英語の論文を読むときに「前に日本語で読んだ、例の話だな」とすぐ理解でき、読むスピードも上がると思います。日本語でだって、未知の話を初めて読むときは大変なのですし。

日本語による研究文献があまりない分野でしたら、少々大変かもしれませんが。
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この回答へのお礼

なるほど、日本語の文献を読んでおけば、読みやすくなりますね、ありがとうございます!

お礼日時:2005/01/10 11:47

翻訳者です。


多量に読む場合はパラグラフリーディングをお勧めします。

英語論文の場合パラグラフ構造がしっかりしていますから、そのパラグラフごとに言いたい主題があるわけです。それが特に書かれている文をトピックセンテンスと言います。トピックセンテンスはパラグラフの1文目であることが多いと思います(必ずしもそうとは限りませんが)。

そういうことを念頭に置きつつ、その段落を通して読んでみて、その段落が言いたいことは何であったのか、まとめを書き留めるとよいのではないでしょうか。

もっと時間がない時は、私はパラグラフごとのトピックセンテンスに下線を引いていくだけの時もあります。

大事なのは英語の構文や単語にとらわれないことです。どうしてもその意味を知らないと論文の流れが読めないという単語だけ、調べます。「なにを書いてあるのか」「著者はどう考えているのか」を常に追い求めれば、自然に読むスピードも速くなってくると思います。
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この回答へのお礼

翻訳者からアドバイスをいただけて光栄です!翻訳者の方はやはりパラグラフリーディングをしていらっしゃるんですか。受験生のときは実際、パラグラフリーディングをしていましたが、なかなかうまくいこと読めなくて、精読重視を貫いてきました。さっそくためしてみたいと思います。ありがとうございます!

お礼日時:2005/01/09 22:47

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