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パイプオルガンは、複数のストップ(音色)の組合わせで音を作るということですが、その組合せは奏者に任せられている、奏者がその曲を表現するひとつの要素として音色の選択がある、という理解でいいのでしょうか。
だとすると、同じ曲でも奏者が違えば音色も異なる、ということになりますが、例えばサン=サーンスの「オルガン付き」のいろいろな演奏を聴いても、オルガン部分の音色にそれほど違いがあるとは思えません。
作曲家が譜面に何らかの指示をしているのなら分かるのですが、スコアで見る限り、そのような記載も見当たりません。
もちろん、楽器(会場)による違いはあるとは思いますが、演奏者に任せられているのなら、たまにはぜんぜん違う音色の演奏があってもいいのでは、と思うのですが。。

A 回答 (4件)

No.2 です。

「お礼」に書かれたことについて。

>あのジャーーンが、演奏(奏者)によってもあまり大きく違わない(ように聴こえる)、みな同じような音色の選択をしている(ように聴こえる)ことの理由が知りたいのです。

それは「オルガンの音」だと思うからではないですか?
質問者さんは #1 の「お礼」に「確かに、フルートやホルンの音が奏者によって異なるのと同じ、というのなら、納得です」と書かれています。フルートやホルンの音は演奏者によって変わりますが、どの演奏者の音を聴いても「フルートの音」「ホルンの音」に聞こえると思います。
「同じ楽器の音」と認識できる範囲の中での、奏者によって異なる音色です。

オルガンもそれと同じなのではないでしょうか?
「オルガンの音」というものがあるのではなく、「いろいろなオルガンの音があって、それを共通項でくくって経験的に『オルガンの音』というイメージ・概念を作っている」ということなのだと思います。
おそらく「音色を区別して聴こう」と認識した途端、違った音に聞こえてくるのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

度々ありがとうございます。
分かってきました。私がオルガンの音色の範囲を広く考えすぎているのかもしれません。私はパイプオルガンには、言ってみればシンセサイザーのようなイメージがあるのです。
ですから、もっと実験的な音色の選択や、奇をてらったような音色での演奏があってもいいのでは、と思ったのです。
でも実際は、他の楽器よりは断然広いけれどもやはりアコースティックな「オルガンの音」という範疇があって、その範囲の中での多彩な音色、ということかと思いました。

もう少し注意して聴いてみるようにします。
お付き合いいただきありがとうございました。

お礼日時:2021/03/16 23:54

No.2&3 です。


試しに、#2 のリンク先の 13:20 あたりからの第2楽章を聴いてみてください。いろいろな音色を使い分けているのが分かると思います。
でも、どの音も「オルガンの音」ですよね?

抽象化してしまえば「オルガンの音」なのですが、その音色はみんな違っています。
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No.1 です。

「お礼」に書かれたことも含めてちょっと追加。

「オルガン付き」のCDを聴いてみれば、おそらく第1楽章第2部(通常でいう第2楽章の緩徐楽章)の音色と、第2楽章第2部(通常でいう終楽章)の音色は明らかに違うと思うのですが。

あとは、オルガンの多様な音色を活用した「オルガン交響曲」というものもあります。有名なところでは、フランスの作曲家ウィドールの「オルガン交響曲第5番」というのがありますので、聴いてみてください。

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この回答へのお礼

さっそくありがとうございます。
ご指摘の2箇所の音色が違うのは分かります。同じ曲の中で曲想によって音色を変えるのは当然のことと理解しています。
私が疑問なのは、奏者による音色の違い、音色の選択の自由度のことです。
わかり易いのはやはりサン=サーンスの2楽章第2部の冒頭の和音ですね。
あのジャーーンが、演奏(奏者)によってもあまり大きく違わない(ように聴こえる)、みな同じような音色の選択をしている(ように聴こえる)ことの理由が知りたいのです。
パイプオルガンの音色が多様でいろいろな選択ができるからこそ、もっといろいろなジャーーンがあってもいいのでは、と思う次第です。
しつこくてすいません。。

お礼日時:2021/03/16 01:46

>その組合せは奏者に任せられている、奏者がその曲を表現するひとつの要素として音色の選択がある、という理解でいいのでしょうか。



そういうことなのだろうと思います。

>例えばサン=サーンスの「オルガン付き」のいろいろな演奏を聴いても、オルガン部分の音色にそれほど違いがあるとは思えません。

そんなことはないと思います。
「オルガン付き」の演奏に立ち会ったことがありますが、オルガン奏者は事前にいろいろと「音色」を調節していました。楽章ごとに音を変えているようです。
その曲に応じた自分の望む音色をきちんと作っているのだと思います。

録音を聴けば、演奏ごとにオルガンの音色が違っていると思います。
オーケストラの中の「フルート」や「ホルン」の音が、奏者によって異なるように。

このような東京芸術劇場のオルガンを使った録音プロジェクトの記録があるようなので、読んで聴いてみてはいかがでしょうか。オルガン奏者へのインタビューもあります。
↓ 
https://www.e-onkyo.com/news/2573/
https://www.e-onkyo.com/news/2579/
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
そうですね、サン=サーンスに限って、私の感覚で言えば、違いが分からないくらい皆同じような音色を使っている、ということでしょうか。
確かに、フルートやホルンの音が奏者によって異なるのと同じ、というのなら、納得です。
ただ、パイプオルガン、特にコンサートホールの100近いストップを持つ巨大なものなら、音色の幅もとてつもないものだと思うのです。
なので、サン=サーンスの演奏も、もっといろいろあってもおかしくない、と思うわけで、それがみな「同じような」音色に聴こえるので、楽譜に指示があるのでは?とか、慣例的に使う音色が決まっているのでは?とか、そういう疑問を感じた次第です。
..同じような音色に聴こえてしまう私の耳の問題かもしれませんね笑

お礼日時:2021/03/16 00:38

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