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水平的産業内貿易の具体例を教えて欲しいです

A 回答 (1件)

かつての日本は専ら工業原材料・食材を輸入して工業製品を


輸出するという”加工貿易”の形態をとっていたが、
これは典型的な「垂直貿易」であった。

 これに対して、1985年の円高以降は製品輸入の急増などにより、
貿易構造は「水平貿易型」のものに変わりつつある。

企業活動のグローバル化が進み、製品の差別化が進むにつれて、
水平貿易への動きは今後も続くものと考えられている。

 分かりやすくいえば、「同じ乗用車なのに、日本車の輸出もあれば、
同時に海外メーカーや海外工場からの自動車の輸入もある=同一完成
製品の相互輸出入が「水平貿易」です。
 
 現状では鉄鋼なども含み多くの産業分野での水平貿易が
進展していますが、
とりわけ注目すべきは、農林水産物・食品の水平貿易の
急拡大ではないでしょうか。

「重要5品目農林産物」についてはまだまだ国家保護政策が強く
働いていますが、
具体的な例として、「酒類」が挙げられると思えます。

日本酒や焼酎の輸出という一方通行ではなく、
ウイスキー、ワイン、ジンなどは、従来通り輸入もあるが、
日本からの輸出も拡大と、まさに「水平貿易」真っ盛りです。

今後この両方向性は益々に強くなっていくものと考えられます。
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