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ふと気になったことなのですが…
私は現在修士課程1年に在籍しているのですが、私の指導教授は少し前の進路選択の時期にいきなり教授室に呼び出して
『ドクター行かんか?』
と言ったことを良く言ってきます。
指導など全くしておらず放置プレイであるにもかかわらず、
『君がドクター行くものとして私は指導しているのだけど』
などと言ってきます。
別にアカハラだとは全然思っていませんが、手塩にかけている訳でもない学生をどうしてドクターにまで行かせたいのか疑問に思いました。
もちろん、タダで働いてくれる人材と言う意味は大いにあると思います。
しかし、それだけの為とは思えないのです。

学生の博士課程進学による研究室の"裏の"メリットなどがございましたら、ぜひお教えください。
お金が入ったりするのカナ。。。

A 回答 (6件)

実際問題として博士課程の学生がいないと教授はほとんど研究業績(論文)を作ることができません。

修士課程の学生さんが多数いても論文にできるほどの成果が出ることはあまり多くなく、せいぜい国際会議のプロシーディングス程度になってしまいます。

研究者の研究業績としては論文がほとんどですから、大学の教官は論文を出すことにかなり関心を持っていす。
(あきらめている人も多いですが)また論文は筆頭か非筆頭かで評価が異なりますが、大学教官の場合は学生の研究指導が仕事の一部なのですから非筆頭であっても自分の学生が筆頭ならそれで構いません。

つまり、博士課程の学生が増える=自分の研究業績が増える=自分の研究者としての評価が上がる、ということになります。

先ほども書きましたが教官の仕事は学生の研究指導なのですから、学生がいないと研究指導もできません。

ちなみに博士課程では(私見としては)研究課題の提案・研究計画の構築・実行が独力でできることを示さないといけないので、放置されても研究ができることが重要になります。論文投稿をするようになると嫌でも色々言われることでしょう。

金銭的な問題を考えると、研究業績が少ないと外部資金(科学研究費補助金など)を申請しても競争で落ちやすくなります。
つまり、博士課程の学生が研究して業績を上げる=研究費が当たる確率が高くなる、ということになります。

最後に、博士の学生がいないと教授としては、自分の研究室の魅力が学生とって少なく相手にされていないんじゃないかと思えるという心理的な問題もあるかもしれません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

>>論文は筆頭か非筆頭かで評価が異なりますが、
>>大学教官の場合は学生の研究指導が仕事の一部なのですから
>>非筆頭であっても自分の学生が筆頭ならそれで構いません。
そうなのですか。
論文と言えば、どうしてもfirst authorが重要という先入観があるもので…^^;
教授の業績は教授自身の研究のみかと思っておりました。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/31 01:45

分野はどのような分野ですか?



私は、微生物化学をやっていますが、地方旧帝国大学クラスで、現状で博士課程を進める教員は少数派です。理由は、大学教員クラスの研究職を準備できないことです。

ちなみに博士課程の学生がいないから論文が書けないというようなことはありません。

私の研究室は4年生だけ(大学院なし)ですが、私は、昨年単著で4報書いていますし、現在も4報投稿中(2報はすでに印刷決定済み)です。

院生がいることは研究に有利なことは言うまでもありませんが、教官たる者1人でも書くという気持ちが必要です。

ちなみに、院生がいる事による経済的メリットはありません。仮に院生一人につきいくらか研究費がつくにしても、それは、その学生に実験をやってもらう金額の1割にも満たないものです。

もし、M1の学生に本気で博士課程進学を説得するとしたらよほどの優れもの学生の場合でしょう(その院生が極めて高い研究上のポテンシャルを持っている場合)。少なくとも院生がそれを感じない状況での博士課程勧誘は考えられません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

私の分野は理論物理になります。

>>教官たる者1人でも書くという気持ちが必要です。
これは私も同感です。
うちの教授はfirst authorで結構書いてるみたいですが…

>>M1の学生に本気で博士課程進学を説得するとしたらよほどの優れもの学生の場合でしょう
うちの専攻は変わり者の先生が何人かいらっしゃいまして、
学生全員にとりあえずドクター進学を説得する先生なんかもいらっしゃいます^^;
うちの教授もそのタイプだったりして…と思ってしまいます。。。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/31 01:50

利点はいろいろあります。



・論文を書いてくれる(業績になる)
ドクターの学生でないとなかなか書けませんし、ドクターをとるには2,3本書かないといけないでしょう。

・研究室のまとめ役、準指導役として期待できる
学生が多い場合に、先生が見るほどでもない細かい面倒を見てもらえる。

・お金が入る
ドクターの学生一人当たりいくらかは入ります。
学校によっては、そこそこのお金が来ます。

・指導実績が増える
ドクターを何人輩出した、というのは教官の指導能力を示すひとつの指標といえるでしょう。

など、裏というまでもなく、表のメリットがいろいろあると思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

>>研究室のまとめ役、準指導役として期待できる
あ、これはあるかもしれませんね。
研究室の同じM1で、ドクターの先輩がおんぶにだっこという例がありますから…

回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/31 01:53

>お金が入ったりするのカナ。

。。

大学にもよると思いますが、
研究室の学生が多いと、
それなりに手間もかかるので、
大学側から一人いくらといった
感じで費用が研究室に支払われて
いることがあります。

 ただ、大した額じゃないと思います。

他の研究室と桁違いに学生が多いなら、
この費用のメリットの恩恵を受けようと
しているか?あるいは単に寂しがりやの
教授かもしれません(笑)

 研究室によっては、外部の研究機関に
実習と称して学生を送っていることもありますが、
これもその研究機関から研究費の
名目で研究室にお金が支払われて
いることがあります。

 また、就職のとき先生が特定の企業を
薦めてくれる場合がありますが、
これはその企業が特定分野の修士や博士を
欲しがっていて、先生に相談してきている
場合などで、いい学生を紹介すると、
委託研究費をアップしてくれたりします。
これは額的に大きいと思います。
 企業が先生に相談にくる場合、
その先生の研究分野とその企業が
やっていることが重なっていて、
すでに企業から先生が研究費用を
もらって、委託研究をしていたりする
わけです。
 学生がその研究のデータ解析など
をやっていて優秀なら、そのまま
企業では即戦力になるので、
人材育成の手間も省けるというわけです。

 裏読みをすると限がありませんが、
そんなこともあるということです。

 
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

>>大学にもよると思いますが、
>>研究室の学生が多いとそれなりに手間もかかるので、
>>大学側から一人いくらといった感じで
>>費用が研究室に支払われていることがあります。
>>ただ、大した額じゃないと思います。
やはりこういったお金があるのですね。
知りませんでした。

>>他の研究室と桁違いに学生が多いなら、
>>この費用のメリットの恩恵を受けようとしている
うちの研究室の学生数は他と比べて少ないほうなので、そういったことは無いと思います。
やはり、純粋にドクターに行かせたいだけなのですかね。。。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/31 01:40

工学系の者です。

大学院では一度も指導らしきものを受けたことはありませんでしたが、今思えばそれもありだなと思ってます。研究者としてやってくのであれば全てを自分でやる以外にないのですから。

適性があって有能な学生にいてもらうことは研究室にとって大きなメリットです。在籍するドクターの学生が成果を出してくれれば、研究費を獲得する率が高くなります。逆に、適性のない学生さんには大学院に残るよりも就職を勧めるだろうし、研究費も無駄になるのでいて欲しくないはずです。

単に指導教授は質問者さんに研究者としての資質があると思ったのでしょう。大学院の学生に対しては、放置プレイできることが理想で、逆に大学院生にもなって指導されるってことは、適性がないってことでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

>>在籍するドクターの学生が成果を出してくれれば、研究費を獲得する率が高くなります。
確かにそうですね。
教授1人の研究など(量的に)たかが知れてますから。

>>適性のない学生さんには大学院に残るよりも就職を勧めるだろうし、研究費も無駄になるのでいて欲しくないはずです。
確かにあまり研究していない他のM1にはドクター進学はあまり勧めてないように感じます。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/31 01:36

私は社会科学系の助手なので、理工系については知りませんが・・・。



社会科学系の場合、放置プレイが原則で、教授はゼミや論文の様子からその人間の適正をみて学者のコースを用意しているようです。教授の中には、「指導しないのが指導方針」なんていう人もいますね。場所(研究室・ポスト)のみ与えて、あとはお前が生き残れと。俺はハンコを押したり、推薦状書くだけだと。凄い人になると、推薦状も本人に書かせて、自分は署名とハンコだけという教授もいます。そういうわけで、physicalismさんは、「学者の資質あり」と判断されたんじゃないですか?

あと、人文社会系の場合、大学院にくると、もうつぶしが効きませんから、もう学者になるしかないんですね。専修コースじゃないかぎり、もう博士課程にいくよりしかたがないと。だから、『君がドクター行くものとして私は指導しているのだけど』というのは、「学者になるつもりなんだろ?」という話です。

学生が博士課程にすすむメリットは、最近の傾向としてないわけじゃなくて、研究機関としては、博士号取得者をたくさん出したいようです。どうも文部科学省の要請で、学位取得者の数が最近は無視できないようで、その関係から、学位取得者を出すと指導教官の功績にはなるようです。以前は人文社会系の博士というのは、理系の博士と違いめったに出るもんじゃなかったのですが、最近は自動車の免許証のように理系式の博士を出す方向にあるようです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

>>指導しないのが指導方針
これはスゴイですね^^;
『お前は金貰ってるんじゃないのか!?』と言ってやりたいです。。。
一応、自分の事を優秀だと見てくれているみたいなのですが、これもドクターに行かせるための口実か?と思ってしまいます^^;

>>学位取得者を出すと指導教官の功績にはなるようです。
これは知りませんでした。。。
うちの研究室は最近ドクター進学率が低いので、だから教授が躍起になってるのかも…

回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/31 01:33

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