プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

ミッドウェー海戦の時、負けた原因の一つは淵田美津雄中佐の病欠だったそうですが、淵田中佐ってそんなに名指揮官だったんですか?空の秋山真之的な人だったんでしょうか?
もし淵田中佐が指揮を執ってたら、ミッドウェー海戦はどうなりましたか?

A 回答 (2件)

ミッドウェー海戦の敗因はいくつかあります。


直接は急降下爆撃機による被弾ですが、
 ・利根の偵察機が故障で出発が遅れた
  (十分索敵しなかったわけではありません)
 ・たまたまその索敵範囲に米機動部隊がいた
 ・主目標がミッドウェー島と米機動部隊の二つあった
 ・先に行った対地攻撃で十分に攻撃できなかった
 ・雷装(対艦攻撃)と爆装(対地攻撃)の転換で手間取った
 ・第二次攻撃の準備が遅れたので攻撃時に発艦準備中だった
 ・度重なる米軍の雷撃器の襲来で直掩樹が低空にいた
 ・高空にいた急降下爆撃機が雲で確認が遅れた
 ・主力空母4隻中3隻が直近にいたので集中して被弾した
などの要因が重なったためです。
淵田美津雄は航空参謀源田実の同期で、わざわざ召集したのは
優れた統率力と戦略眼を持っていたからとされています。
このため、代わりに指揮を執った友永大尉の経験不足で
第二次攻撃の要ありとされる判断の時期が遅れたとされます。
歴史に「もし」はありませんが、偵察機が予定通り発進したらなど
いくつかある「もし」の一つです。
高木彬光氏の「連合艦隊ついに勝つ」でも同様の趣旨の指摘で
歴史が変えられるかの思考実験が語られていましたが
それだけで勝つかどうかはわかりません。

ちなみに、淵田美津雄氏は戦後渡米してキリスト教の伝道師
になるなど、ちょっと変わった方なので評価はまちまちです。
個人的には著書「ミッドウェー」とかで自慢話が多いと思うので
それなりの人物ですが、空の秋山真之的と言うほどでもないかと。
    • good
    • 1

回答になっていませんが、クレオパトラの鼻がもう少し低かったら・・・


と同じようなもので、歴史で「たら話」は意味がありません。
    • good
    • 1

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!