プロが教えるわが家の防犯対策術!

農家の方にガチ質問です、良くスーパーでは虫食いの無い綺麗な形の野菜が売れるという事ですが、
一方では虫食いがある野菜の方が美味しいという意見も聞きます。
虫が食わなくなる農薬というものがあるのか?
実際はにはどっちの方が美味しいのですか??

A 回答 (3件)

まず知っていただきたいのは、無農薬と農薬不使用は意味が異なります。


無農薬は近隣の農地等から風などで舞ってくるような農薬、水源に農薬が混入されないことが求められます。
しかし農薬不使用は、基本的にその作物について、生産者が自ら農薬を利用していないというものになり、全く混入されていないというものではありません。ただ、気にかけて生産しているので、味などについては、無農薬などとさほど変わらないことでしょう。

次に農薬というのは、虫だけでなく、作物にかかる病気の対策であったり、生産を効率的にしたりするものです。当然悪質な農家でない限りは、農林水産省などが定めた基準以下で生産しているので、味に大きな差異はなく、よほどの専門家やこだわりのある人でないと、味の際は比べない限りわかりにくいとは思います。
基準を守っていれば健康被害は基本ないものとされますが、その基準の算定などが長い年月をかけて定められていないものも多いので、将来必ずしも健康被害が出ないとも言えませんし、出たとしても軽微だと考えられている基準でしょう。
ただ、農薬の種類等にもよるのでしょうが、最近のお子さんの中にはアレルギーや過敏な反応を示す割合が増えていると聞きます。

私の知人は地域的に水源などの都合で無農薬は謳えませんが、農薬不使用で生産したものを販売しています。ぜんそくやアトピーなどで苦しまれているお子さんの食生活で利用いただいたら、症状が軽くなったということも聞いたことがあります。
特にこの知人が生産しているのがお米が中心で、日本人の食生活の主食です。また、この知人は農薬不使用に加え、ステビアという甘味料で注目されて有名になった有機肥料を利用することで、農地に残る残農薬などの分解などとともに、アレルギー等への抑制効果、味落ちや劣化の抑制としての抗酸化などが期待できるお米や作物を生産しています。
逆に農薬を使わないことで生産性は落ちますけどね。

このように食べた方によって異なりはしますが、農薬は使わないで済むなら使わないほうが良いものです。しかし、使わなければ、生産量や輸入面を考えると、割が合わないので、農家も基準を守ることは前提ではありますが、農薬を使うのです。
また、購入者自身も虫食いよりも虫食いのない見た目のきれいな物を求める方が主流であることもあるのです。

そのため、無農薬やそれに近いほど、手間暇もかかるし、生産量も少なく、高価なものにもなっています。

私はこういった農家とも付き合いつつ、実家は普通の農家ですが、味比べをしても大きな違いを感じたことはありません。
ただ、ごはん無料、お代わり自由などのラーメン屋さんで、おそらくかくやすなコメで炊いたご飯は、本当にまずく感じたことはあります。
おそらく、生産者直出ない場合には古米(前年以前に生産されたお米は一定量混入可)が含まれていること、生産地や生産者顔となるお米が混ざる、お米の粒などがそろっていないなどで、炊飯に必要な水の量が異なったりいろいろな要素があってまずいのでしょう。

調理に影響を出しそうなものとそうではないものもあると思います。
    • good
    • 0

虫食いのある野菜は美味しいというのは嘘です。

事実、美味しくない野菜でも虫はつきますし、栽培中に虫がついて野菜を食べたり害を与えていると野菜の成長に悪影響を与えます。

害虫用の農薬と美味しさは別物です。
害虫用の農薬はありますが、万能ではありませんので複数使用するのが一般的です。
マルチやハウスなど農薬以外も考えないといけません。
美味しさに関しては、窒素リン酸カリ含めた肥料などに影響を与えます。

有機栽培や虫食い、無農薬などの言葉は、それだけで好んで選ぶ人たちが一定数いるので使うパワーワードではあります。また、色や形が綺麗な野菜が売れますが、=美味しいとは別の話になります。
    • good
    • 0

まず、無農薬といっても完全に農薬を使っていないわけではなく、「その地域で慣行的に使う量以下の農薬や肥料」ということで、野菜販売で「無農薬」という表示はできません。


また似たものに有機栽培がありますが、有機栽培というのは、「肥料、土壌改良資材、農薬および組み換えDNAではなく、自然の生態系を活かした栽培方法」という意味で、農薬の有無とは関係ありません。
で、「虫食いや形が奇麗でない野菜」の話ですが、これはもっぱら流通の要請で弾かれるんですね。
要するに、そういう野菜は売れないんです。

それと、「虫食い野菜=おいしいから虫が食う」のではなく、合成する力がない弱い野菜に付くんです。
植物は昼は光合成をして、夜は糖分を作って養分を蓄えます。
で、何らかの原因でこのサイクル(光合成~糖分)がうまくいかなくなると、蓄えられた糖分は合成されずに残ります。
害虫が好むのは、このような糖分を多く含んだ葉なのです。
要するに、合成する力が弱い野菜は、味も栄養も十分ではありません。
したがって「虫食い野菜=おいしい」は間違っていたということになります。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!