江戸幕府は大規模な公的系譜編纂事業を2度に亘り実施しています。なぜ、幕府は、不確かなものになった系譜

江戸幕府は大規模な公的系譜編纂事業を2度に亘り実施しています。

この系譜は、数代先前までは事実に基づいているのでしょうが、その先は都合の良いように創作されたものようですね。

質問は、なぜ、幕府は、不確かなものになった系譜を編纂したのでしょうか？

No.1 ベストアンサー 回答者： goold-man 回答日時： 2023/03/08 17:41

徳川将軍家に対し忠誠を尽くした先祖の姿を記述することで、徳川家と、身命を賭してそれに仕える家々という両者にとって好ましい関係を「再認識させる」目的。

この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
仮に偽りとしても、＜両者にとって好ましい関係を「再認識させる」目的＞なのですね。

お礼日時：2023/03/08 18:19

No.2 回答者： のっぺり 回答日時： 2023/03/08 18:55

元々武士というのは下級貴族です。

南北朝期ぐらいまでは家系も実力のうちでした。
しかし、その後は下剋上も進み怪しい出自の武士も実力で成り上がることが可能となりましたが、官職を得る時には出自を捏造して先祖の先例により就けるという形にしていたのです。
それは豊臣政権、江戸幕府にも受け継がれて、政権主催者自身が出自を捏造しました。当然ながら他の大名家もそれにならえです。
江戸時代も、高貴な武士であればあるほど血筋を粉飾する必要があったのです。

この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございました。
＜官職を得る時には出自を捏造して先祖の先例により就けるという形にしていたのです。＞
したがって、幕府・大名・武士も、＜血筋を粉飾する必要があった＞のですね。

お礼日時：2023/03/09 16:24