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田畑永代売買の禁令の目的として、本百姓の没落を防止するためと習いました。これは、困窮した本百姓が自分の土地を売ってしまえば、幕府が年貢をとれなくなるから、本百姓が土地を売らないように、禁止した。という説明だったんですが、本百姓から土地を買った人が耕作して年貢を納めるから、幕府は年貢を確保できると思うんです。何かつじつまがあいません。幕府はなぜ、田畑永代売買の禁令をだしたんですか?

A 回答 (3件)

 質問者が書かれているように、「本百姓から土地を買った人が耕作して年貢を納める」なら、問題はありません。

しかし、一般的にそうした土地は、豪農に集中していくのです。その場合、豪農が自ら耕作することはありません。その土地を水呑百姓などに貸し、小作料を取って生活することになります。もちろん、年貢は土地の所有者である豪農が支払うのですが、豪農は、その年貢分の米だけでなく、さらに自分の収入となる米も上乗せして、小作料を取っていきます。つまり、幕府からすれば、豪農がふところに入れる米の余裕があるならば、それもごっそり幕府がいただきたいのです。ですから幕府は、こうした中間的な搾取者をなくし、直接農民から年貢をしぼり取る体制を守ろうとしたのです。
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この回答へのお礼

よくわかりましたー ありがとうございます!

お礼日時:2006/09/13 11:55

こんばんは。



田畑永代売買禁止令は寛永の大飢饉を契機に、1643年に幕府が発布した法令になります。

名目上は仰るとおり、年貢を納めるのに苦労した百姓が自らの土地を売るのを防ぐためですが、真意は、幕府の直轄領である『天領』の売買禁止がありました。(天領を他の有力家に売買されるのは非常に困りますよね。)

しかし、禁止令を発布しても取り締まったのは初期だけで(違反者が非常に多かったため)、中期以降は禁止令の存在はありつつも、田畑の売買は行われており、よっぽどではない限り取締りを行う事はありませんでした。

ご参考になりましたら幸いです。
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この回答へのお礼

よくわかりましたー ありがとうございます!

お礼日時:2006/09/13 11:55

田畑を売る相手は、有力者ですよね


其の有力者が、さらに田畑を購入すれば更なる力をつけると
いうことです。
あまり力を持つものがいれば、社会の不安定要因になります。
つまり、武士の言うことを聞かなくなる恐れが出る為
禁止したというのが、ある一面の理由です。
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この回答へのお礼

よくわかりましたー ありがとうございます!

お礼日時:2006/09/13 11:56

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