意識と認識と云う言葉は一般、同じ用法をされていのでは?と思っているので、そのことの確認と提案をしてみたいのです。辞書的にもあまり区別はされてなさそうなので。
仏教では識とは、知る事であると云い、6っつに分けています。眼・耳・鼻・舌・身・意の六識です。
これで思う事は、この六識は感覚作用ですよね。意に付いても〈感じる〉と云う感覚作用だと云えると思うのです。
そこで、この六識は感覚作用なので〈認識〉と云う表現を使います。感知したと云う事です。
認識とは生物が持つ感覚作用だと云いたいのです。
そうして、このような作業をしていると云う事を〈知る〉、という働きの事を認識とは区別して〈意識〉と云わなければいけない、とも云ってみたい。
これは、人間だけが持つ能力です。(高等な哺乳類なら少しばかり、こうした能力を獲得しているかもしれません)
人間は、感覚(認識)を意識(自覚?)し、意識したものを理性が受け止め、反応して行動(意力)する、と云う“形式”の内に有るのではないでしょうか。
感覚・理性・意思、という三つの働きですね。(記憶と云うのが?ですが)
再度の提案ですが、認識と意識という言葉は使い分ける〈べき〉ではないでしょうか?
No.1
- 回答日時:
【九識】
識・・・対象を認めて、その異同を知り、分別領解する心の作用を意味する。
・眼識
・耳識
・鼻識
・舌識
・身識
、、、以上、五識。
・意識
意根が法境に縁して物事を判断し、推量する心の動き、及びその結果生じた識をいう。
法(記憶、思考など内的な対象)を縁としておのおの区別、異同を知る識である。
・末那識
思量と訳される。思い量るという意。意識の奥で絶えず活動しつづけ、強く深く自我
に執着する心の作用をいう。
・阿頼耶識
前七識の根底基盤となる深層の心をいう。一切法を含蔵するので蔵識といい、一切の
現象を生ずる根源となる識である。染浄の二法が含蔵されている。
《染浄の二法》
・染法⇒九界
・浄法⇒仏界
・阿摩羅識
第八識の奥底に究極的実在として真浄識、根本浄識を立てて第九識すなわち阿摩羅識
とする。染浄を超えた清浄無染の根本識である。天台宗では仏界をあかすゆえに根本
浄識の第九識を心王とする。
・九識法性とは、法界であり、法界とは十界であり、十界とは諸法であり、諸法の当
体が本有の妙法蓮華経とされている。すなわち九識法性とは迷いの衆生に本来具足す
る仏智であり、衆生の悟りの生命即南無妙法蓮華経の当体であることをいう。
五識とは、感覚作用までの事を云っているに過ぎないのではないでしょうか。
六番目の識も、精神の感覚作用と思います。
だから、異同を知り分別了解すると云うのは、理性の働きに拠るところであって、認識と云うのは客観物の存在に反応する、と云う感覚作用までの働きである、と云いたいのです。
さらに考えて見ました。
七識以降に付いては、認識された客観物は記憶というカンバスに置かれ、意識を使って理性がそれを〈料理する〉。
また七識以降は、記憶の深浅の〈状態〉を語ったもの。
と、こんな風に。
でも、こうして考えてくると記憶って何だろう?なんて、さらに興味が湧いてきます。
No.2
- 回答日時:
意識する、と云うのは注意を向ける場合にも使う言葉。
認識する、と云う言葉は深く理解する場合に使う。
動物でも意識はする。けれども、認識するまで行くのは人間がほとんど。
だから図表で表したら、大きな意識する、と云う括りの中に小さな認識する、と云う言葉が含まれている感覚で捉えたらイメージ的にわかりやすい?
気になる、注意が向く、と云うのは〈物の存在〉に対してではないから、認識するではなくて、意識すると云ったほうがいいような?
理解とは、理性の働きに〈依存〉するのでは?
だから、「動物でも・・・」と云うところは認識と意識と云う言葉を逆に使いたい。
そして認識が先で意識が後、と捉えたほうが良いような?
No.5
- 回答日時:
ご返信ありがとうございます。
再度拝見させていただきました。
まず、
>認識とは生物が持つ感覚作用だと云いたいのです。
認識自体は機械でも可能です。
例えば赤と青を認識して区別できます。
ご質問はその認識に生物的な
意識レベルまで落とすことがテーゼに含まれているのではないでしょうか?
例えば盲目の人間でも意識下になくとも危険なボールなどを避ける事が言われています。
ブラインドサイトですね。
>感覚・理性・意思、という三つの働きですね。(記憶と云うのが?ですが)
感覚はセンサーであり
理性は脳で起きる思考のカテゴリだと思います。
意識はおっしゃっるように
使い分けを思います。
体内外部を問わず、でてきた情報の
受け皿としての意識と
何かに意識する・・・
つまり能動的なフォーカスとしての
用法は異なると考えています。
こうしていろいろな意見を頂いてみると、何やら混然としてきますね。
自分でも、認識とは感覚作用だ、と云っている最中に、、、
理性に依る判断(それら二つのものは全く別物、と云ったような)に対しては、認識と云う言葉を使う事は不自然ではない、と云う事に気付きました。
感覚作用だけだ、とは云えないと。
ただ、この例に合わせて〈意識〉を使おうとすると「そのように心掛けようとしている」と云う〈行為〉に対して意識と云う言葉を使うので、やはりこのあたりは掘り下げて見たくなります。
結論と行為、ですね。
でも何やら、国文法の世界に迷い込んでしまったようで、チョット難しい。
No.7
- 回答日時:
意識と認識は違います
具体的には
意識とは
自他問わず不明瞭・不明確な事柄を明瞭・明確にしようとする働き(作用)の事
認識とは
意識によって明瞭・明確化された事柄について捉えようとする働き(作用)
流れ的には
刺激→意識→認識→作用
と言う流れ
但しそれらをすべて自覚しているわけではありません
無自覚下で
刺激→意識→認識→作用
という流れがあります
この無自覚での流れを一言で言うと「条件反射」となります
No.9
- 回答日時:
こんにちは。
1. 《意識》は 精神のハタラキのうち特別な位置にあると思います。
2. たとえば 特別ではない心身のハタラキを見てみるなら:
① 安室奈美恵を見てその歌を聞く。
② その姿の視覚や謡う声の聴覚が得られる。
③ 細身の人だとか いい声だとかと言葉によって捉える。これが 認識である。
④ 感性の世界・つまりそれとして自然の世界が 言葉によって置き換えられその意味で《文》化した。
⑤ 自然から文化したあとが 精神の世界。
⑥ 認識のあとも 細身のからだは運動をしているのかとか 歌唱力がよいのは具体的にどういう内容だと分析され得るかなどなど 思考をはたらかせる。――認識した概念を用いて すでに記憶している知識や情報と照らし合わせて 分析・推理をすすめる。
3. ところで 意識は こういった感性から認識そして理性による概念整理といった一連の過程にとって 言わば外から(≒二次的に)そのチカラをおよぼす。
⑦ この歌手の姿を見たのちあらためてその視覚像に思いを置いたり 歌のイメージないし聴覚像に意を注いだりするなら そのハタラキが 意識だ。
⓼ あるいは 歌唱力に大いに意を用いて思いを集中させ吟味する。これも 意識のハタラキ。
⑨ 意識は すでに得ている感覚や認識やあるいは思考それぞれそのものに思いを集中させ 確認するごとくあらためて味わうかのごとく 思いをそこに集めることである。
4. 意識それ自体に対する再確認としてのような再意識はあるか? ――これは そうしても不必要であろう。意識が構造化しても あまり意味がない。
5. 意識しなければ・または意識し終えたならば その感覚像や認識内容は 記憶行為に収められ 整序され収蔵される。
・・・
矢張りブラジュロンヌさんらしいご意見です。
独特の雰囲気を醸しています。
二、三度読み返しましたが、これは受と動とに分けた解釈ですね。
認識は静・或いは入。意識は動・或いは出。
先ずは認識が先であって、次に意識が現れ、意識したものが認識され、それを意識が捉える、と云った手順でしょうか?
No.10
- 回答日時:
No.8のお礼の回答
ここでは意識は美しいと云うことを意力認識意識させる感じです
No.6のお礼の回答
感情を言葉にした貴女らしさの表現で云うべきです
〇〇さんのことを異性として大切に思う等
敢えて好きとは言わない別に使っても問題はないですが
逃げられる要素も必要かと自身のプライドを保持する為ですかね
私はあれこれそれしか使わないようにしてます
私のご返事からは、私が自分の気持ちを云う時に、直接な物言いではなく、客観的な表現をしようと務めている、との印象を持たれたのですね。
心に止めておきます。
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私のもやもやは、ベストアンサーによって、ある程度消えたような気がします。
回答を下さった皆様、有り難うございました。