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たしかに米国には日本のような天皇家や貴族制度などは存在しませんが、その代わり学歴による階級がガッチリあり、大学を卒業した人間と高校までしか卒業できなかった人間とでは住む世界が全然違うと聞きます。
(会社の食堂も大卒専用と高卒専用があるそうですし、そもそも大卒と高卒が友達になることもほぼ無いそうです。)

また、日本では最終学歴が高卒や専門学校卒の人間でも社会的地位が高いことが少なくありません(例えばカリスマ美容師、カリスマシェフ、プロ野球選手、大相撲力士、工業高校や商業高校のトップ層など。しかしそれでもやはり大卒が有利ですが。)が、米国では(ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズなどの自力で会社を立ち上げられるくらいの人間は別ですが)大卒以上じゃないと一生底辺の人生を送らなければならないと聞きます。

これは何故でしょうか。やはりアメリカは多民族国家なので、人種差別はNGだが学歴差別はOKと考えているのが理由でしょうか。
皆さんの意見をよろしくお願いいたします。

質問者からの補足コメント

  • アメリカでは学歴は身分みたいなものですね。

      補足日時:2023/05/20 09:18

A 回答 (4件)

#1です。



ちょっと補足します。
多くの人が勘違いているのが「学歴とは何か?」という点です。

人間は平等であり自由である、ということをフリーダムという言葉で体現しているのがアメリカ合衆国で、国是自体が「すべての人々の平等」です。

それが現実にできているかどうかは別ですが、社会の仕組みとしては「優劣を差別してはいけない」ということになっています。

つまり男女で優劣を差別してはいけないし、人種で差別してもいけないのです。でも社会には必ずヒエラルキーがあって、少数の指導者層と、それを支える官僚や経済界の幹部層とその下に中間層があって、下層が薄く広く広がっているわけです。

この構造を変えることはほぼ不可能だし、古今東西どのような社会でもヒエラルキーは必ず存在します。

問題は「ヒエラルキーの上位層に行ける《優秀な人たち》をどうやって見極めるか?」で、封建主義時代は家系や人種で選んでいたわけです。

でもアメリカを始め自由主義国は平等主義なわけです。

だから「学歴でしか差別できない」のです。これを「差別」というのは語弊がありますが、実際にはそうです。

もちろん日本もアメリカも「金を稼ぎ、自分の生きたいような生き方を選べる」という点でいえば、学歴社会じゃないというか《学歴とは違う有意義な生き方がある》とはいえます。

その点でいえば、日本よりもアメリカのほうが「自由」です。いや、より正確に言えば「ほとんどのアメリカ人が田舎の農民だったり町民だったりするので、学歴なんか気にしない」といえます。

でも、社会の指導者層になりたい、よりレベルの高い地位に行きたい、と思えば、日本よりもアメリカの方が確実に学歴を必要とします。

なぜなら、学歴という客観的な証明無しで「君は採用、君はダメ」とやると、たとえ合理的な理由があっても「黒人だから採用されなかった」というクレームが発生するからです。

日本だと訳の分からない採用基準がたくさんあって、学歴で選ぶこともあれば、顔写真で選ばれることもあるわけですが、アメリカだと「学歴と職歴でしか選んではいけない」のです。

そういう部分も含めてアメリカでは学歴優先だし、だからこそ偽の卒業証書が大量に出回るわけです。

日本では「偽の学生証書で採用された」というのはほとんど聞きません。

アメリカは「学歴差別しかない(それ以外は全部やっちゃいけない差別)」なんです。これを理解できていない日本人は結構いますね。
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>大卒以上じゃないと一生底辺の人生を送らなければならないと聞きます


>これは何故でしょうか。

『~と聞きます』と言う聞きかじりの情報なら、まずは最初に『それは本当なんですか』と聞くべきなんではないでしょうか?

私はアメリカに質問者さんが言うような学歴差別はないと思います。
というより、アメリカの『やる気・実力・実績主義』を全然理解できていないようにしか思えません。
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アメリカは進取の精神・起業家(アントレプレナー)精神に富み、出来る者にはその力を発揮してもらおうという文化があるんです。



そうした者には富裕層の人たちから事業資金を提供してもらえる制度(それは節税にもなる)があり、成功をますます助長します(日本にはありません)。

実力主義の先端を行くアメリカは、能力ある専門職のエリートが階級を勝ち取っていくという社会にもなっています。

また、トリクルダウン(富める者が富めば、貧しい者にも自然に富がこぼれ落ち、経済全体が良くなる、という考え)を主張する人たちも多くいます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます

お礼日時:2023/05/20 09:26

学歴社会じゃない国家・社会の仕組みを考えてみてください。


国家・社会は残念ながら、どうやっても「国家を運営し、経済を回すエリート層とそれに従う庶民層」に分かれます。

問題は「誰をエリート階級にするか?」という点と「エリートは信用できるのか?」という点です。

学歴社会なら「勉強して優秀な成績でよい大学やよい大学院まで進学し、さらによい成績で卒業した人たちがエリートになる」でいいわけです。そこには人種や民族や宗教や男女など関係ないので、平等です(たぶん、平等になります)

しかし、学歴でエリートを決めない社会だと、階級社会なら「上流階級に生まれた血筋」がエリートで、どんなにバカでも上流に生まれたらエリート、どんなに天才でも奴隷に生まれたらずっと奴隷で、これは平等とはいえません。

ほかにも途上国などは、国の主要な民族じゃなければ政治や経済に携われない、国の主要宗教に属してないと上位の階層に行けない、などの差別が存在ます。

だから先進国は学歴以外の階層社会を作ることが難しいのです。

で、欧米は元々階級社会で「エリートが社会を運営する。ブルーカラーは労働だけしていればいい」という認識があるので、会社でも会社を動かす幹部と単なる労働者である従業員は別の食堂だったり、会話もほとんどしなかったりするわけです。

日本は元々が階級社会ではありません。公家と天皇というごく少数の帰属と、3%しかいなかった武士と後は農民と町民、しかも日本は墾田永年私財法からずっと「土地所有は個人のもの」なので、村や街は農民や町民が自分達で運営してきた、という実績があるのです。

また、武士も「うちの家系のあそこは武士、家は農家だけど元は同じ」という人たちがたくさんいて、公家と天皇家以外は「みんな同じ庶民」なんです。

だから日本では明治になって四民平等をやったら、すぐに平等になってしまいましたし、日本だと「学歴があるからと言ってエリートかどうかは別」です。

欧米は元々の階級社会を学歴で置き換えただけなのでエリート=上級階級なんです。ただ、階級社会と違って《自分の努力》でエリートになれるから平等なんです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
確かに日本では皇族以外は身分は同じですよね。(実際には金持ちの平民からホームレス、犯罪者まで幅広いですが)

お礼日時:2023/05/20 09:16

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