激凹みから立ち直る方法

こんにちは。

今中国に留学している者ですが、街のお店の看板を見ては最近よく疑問に思うことがあります。それは、中国の漢字の意味と、日本の漢字の意味がほとんど同じだということです。

千何百年も前に中国から日本に伝わり、それぞれの歴史の中で変化してきたはずの漢字が、いまだ同じ意味を有していることの不思議。もちろん中国と日本は交易を続けてきましたから、中国の最新の漢字が伝わる機会はあったと思いますが。

私が街で「服装市場」の看板を見たとします。私は千何百年も前の漢字を見ているわけですよね。看板を見て意味を理解したときに、千何百年も前に歴史を遡っているような感じがする私は変でしょうか。

うまく書けませんでしたが、結局は漢字は変わらずに現代に生き続けているということでしょうか。

この不思議について、何か専門的な知識をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ご意見いただければ幸いです。

A 回答 (3件)

漢字はいわゆる『六書(六義)』というルールに基づいていて、特にもとからあった象形・指事・会意・形声に当たる物は森羅万象の根幹に関わる何らかの意義を持って成り立ってます。

よってその意義が揺らぐ程の天変地異でも起こらない限り、漢字の意味を変えるというのは無意味のように思えます。日本にもこのルールごと伝わったので、国ごとに意味が変わってしまうというのもおかしな話ではないでしょうか。千年経っても変える必要がないというのは、漢字がそれだけ完成されたシステムということでしょう。

その一方で転注・仮借というケースバイケースで作られてきた歴史の浅い物もあります。また日本で独自に作られた国字というのもありますね。「ほとんど同じ」ように見えても、今と昔、日本と中国では少しづつ差異や変化が生じているようですね。
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この回答へのお礼

おはようございます。
早々のアドバイス、ありがとうございます。

漢字の成り立ちを考えたら、なるほど、意義が変わらない限りは漢字も変わらないということですね。非常に納得です。

とても参考になりました!
ありがとうございました。

お礼日時:2005/05/02 10:02

 昔からある言葉は少し意味が違うでしょ。


「愛人」みたいに。
 
 「経済」みたいに日本の明治時代以降、昭和くらい
まで時代の言葉は意味が同じはずです。
これはNo.2のご回答のとおりです。
中国語は表意文字ですから、新しい言葉や
外来語を取り入れるのにとても苦労した
わけで、明治時代以降、急激に外来語を
と入りいれた日本のやり方が非常に
参考になったため、文字そのもののが逆輸入
された結果です。
 「経済」「社会」「哲学」・・・といった
西洋の概念を表す漢字は、日本では慶應大学の
基礎を作った、福沢諭吉さんが作りだした
ものだったと思います。


 平成になってから広がった、インターネットは
電脳網みたいに、中文が日本に入ってきていて、
日本では主に外来語をカタカタで表記して
います。

 日本では戦後、漢字を簡略化する動き
があったため、明治時代の漢字は今より
複雑な形をしていますが、こういった
漢字の簡略化の動きが、中国の繁体字、
簡体字への流れとなっています。


 
 
 
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この回答へのお礼

おはようございます。
早々のアドバイス、ありがとうございます。

なるほど、漢字では、その成り立ちから、外来語の取り入れは難しかったのですね。日本の文字そのものが逆輸入されたことは驚きでした。しかも、日本の漢字の簡略化の流れから中国の簡体字への流れになったとは。。てっきり、中国の簡体字は日本よりも進んでいるなぁと思っていました。

とても参考になりました!
ありがとうございました。

お礼日時:2005/05/02 10:12

聞きかじり情報ですが、


近代に入ってかなりの数の二字単語が
日本から中国へ逆輸入されたそうです。
西欧で発達した概念の漢字への置き換えをそのまま
中国で流用したのが原因とか。
その為、熟語レベルで同じ単語が結構存在するらしい。

また日本が古来から安定した社会を構築していた為、
多くの書籍の形で文字を蓄積していたことも
字の保存には良かったのかもしれません。
中国の古文書についても、近代に入ってから
日本から中国へ持ち帰られたものが結構あるそうです。
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この回答へのお礼

おはようございます。
早々のアドバイス、ありがとうございます。

日本から中国へ逆輸入されたのですか。
これは初耳です。中国人に言ったら、怒られるかもしれませんね(笑)
近代の西洋からの新しい概念の漢字は、熟語単位で共通しているということですね。

とても参考になりました!
ありがとうございました。

お礼日時:2005/05/02 10:05

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