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和同開珎の読み方には「わどうかいちん」「わどうかいほう」と、なぜ2つの読み方があるのですか?

A 回答 (4件)

須佐之男、素戔男、素戔嗚尊、日本武、倭建のように、いくつかの書き方もあるし、


将門、信長公記、定家、春夏秋冬、梅雨、白鳥のように、読み方が二通りのものも多いです。

たぶん、表記は意味のようなものを示すために使われれば、それをどのように発音するのかは、好きにしても構わないという言語文化があることが原因だと思います。

外人さんの名前でも、表記と発音は一致していても、同じ人物をいく通りかあるようで、翻訳小説を読んでいると、これはだれ?というようなことを経験することはあります。 愛称というらしいですが、その文化圏で育つなどなじみがないと分からないです。
https://outatimes.com/1496/eng-nickname/

ネット情報だと、皇朝十二銭は708年~958年に鋳造され、708年の和同開珎の次が萬年通寳で、「天平寳字四年 三月丁丑勅。銭之為用。行之已久。公私要便、莫甚於斯。頃者。私鋳稍多。偽濫既半。頓将禁断。恐有騒擾。宜造新様与旧並行。庶使無損於民、有益於国。其新銭文曰萬年通寳。以一当旧銭之十。銀銭文曰大平元寳。以一当新銭之十。金銭文曰開基勝寳。以一当銀銭之十。(『続日本紀』)」とあり、この萬年通寳は1枚が文中の「旧銭」十枚の価値というのですから、「旧銭」は1枚の価値が低いのでしょう。たぶん「旧銭」は鋳造技術の良くない頃の悪銭とされていたのでしょう。 次が神功開寳で、万年通宝と等価とされ、しかもその15年後には、それまで万年通宝、神功開寶の10分の1の価値とされていた和同開珎も同一価に扱われたらしいです。
銭の表面の文字のきれいさや略字(文字の一部をつかう)などをみると、

この「旧銭」が「和同開珎」だとすれば、銭を鋳造するときの文字を簡単な状況にすることで、鋳造不良品の発生率を下げたともみえるのでしょう。 ならば「珎」は「寶の一部」と「みなさい!」という意思?があったけれど、「珎」は「寶」と正式記録にするのは気が引けて、文書上は「旧銭」で通したのかもしれないです。

どの道、日本人にとって、「文字の読み方、発音は正式には一つだけで、二つはあり得ない」という意識はないと思います。
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読み仮名が存在しない時代のお金だからだね。


音声は時間を超えられない。

歴史にはよくある現象。
「平城京」も「へいじょうきょう」と「へいぜいきょう」2つの説がある。
でも資料に読み仮名はないし奈良時代の人に聞くわけにもいかない。
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江戸時代から昔から「わどうかいちん」と「わどうかいほう」、どちらで読むか論争があったそうです。

「珎」という字がわからなかったのですね。

昭和30年代には学校では「わどうかいほう」と読ませていましたが、いまは「わどうかいちん」が一般的です。

和同開珎の読み方は?(奈良文化財研究所)
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2015/06/ …
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日本をニッポン、ニホンと2つの読み方が有るのと同じでは?


要は意味が通じれば、良しとしよう的な考え
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