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ダイオード、抵抗からなる半波整流回路で交流電圧を流し、抵抗の両端の電圧波形を観測したところ一周期が+の正弦波の半周期波形と-の正弦波形が0の半周期が波形がでました。これはダイオードの順方向特性によってその波形になったのは分かったのですが、その回路にコンデンサーを抵抗に並列に接続した波形では、さきほどの波形とは違う形になりました(-の正弦波が0の波形が無くなった)。なぜコンデンサーを入れると波形が変わってくるのですか?

A 回答 (3件)

コンデンサーを入れると、工場のノコギリ屋根のような波形になったと思いますが、電圧が上昇している状態ではコンデンサーに対して充電が行われ、電圧が降下する状態ではコンデンサーからの放電が起こるので、コンデンサーの放電が完了する前に再度電圧の上昇が起こるような周期であれば電圧0まで落ちる前に再度充電に転じて、電圧はある程度の変動はありますが、ダイオードのみの場合より安定した状態になります。

これはコンデンサーの容量が大きいほど、また負荷電流が小さいほど・周波数が高いほど顕著に表れます。実際の電源回路でも負荷電流や周波数に応じてこのようなコンデンサーが用いられています。このような回路を平滑回路と呼びます。平滑回路には、ここで用いられているコンデンサーを利用した方法(パッシブな方法)とは別に半導体を用いて能動的に行う(アクティブな方法)があります。
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この回答へのお礼

丁寧な解説大変参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2005/05/21 11:53

例えて言うならコンデンサは貯金通帳のようなものですね。


収入が多いときには貯金して、収入が少なくなると貯金を下ろす。
すると支出が平均化できますね。

このような電気回路を平滑回路といいますが、交流から直流を作り出す重要な回路です。
いろんな電気機器の中で数多く使われています。
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この回答へのお礼

大変参考になりましたありがとうございました。

お礼日時:2005/05/21 11:52

 コンデンサが充放電を繰り返しているからです。

交流が+側の時にコンデンサに充電して,-側の時にはコンデンサから放電しているので,0がなくなった訳です。
 コンデンサの容量を大きくすると,それよりもより平らな波形になるし,小さくすると,より半波整流波形に近くなるはずです。
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この回答へのお礼

大変参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2005/05/21 11:54

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