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病院やその他の医療機関における『針刺し事故』予防、
事故後の対応など、マニュアルや規定を最近はどこも
備えてはいるようですが、これは法律等で備えることが
義務付けられているのしょうか。それとも、努力義務の
ようなものでしょうか。
教えてください。

A 回答 (2件)

■法律で定められているものではありません。

けれども、針刺し事故及びその後の感染症が労災で認められるようになりましたので、その医療機関が労災として認めなくてはならないかどうか判断される状況が増えた結果、マニュアルや規定ができています。

■つまり、看護師さんが針刺し事故をおこしたとします。病院の予防マニュアルを守っていたのにおこしてしまったのであれば労災となり治療費や検査費用は病院持ちです。けれども遊んでいて針を刺してしまったのであれば「マニュアルを守っていなかった」として労災ではなく、自己責任ということになります。

■針刺し事故を防ぐことは、結局は病院の支出を減らし従業員も守ることになるのでまともな病院は作っています。

■最近は病院の診療報酬に関わる「格付」や「外部評価」が進んでいるので、積極的に努力がされています。義務や法律はありませんが、結局このような努力をしていない病院は低くランク付され、将来的に「同じ診療をしていても診療報酬が低く設定される」という方向に進んでいます。ですから、一定のレベルの病院では予防や対策マニュアルがあります。

怪しいヤブ病院はこの限りではありません。

この回答への補足

早速教えていただきありがとうございます。
ところで、お尋ねしたいのですが、針刺し事故と労災認定の件ですが、運悪く針刺し後、C型肝炎等を発症した場合ですが、針刺し事故と肝炎発症の因果関係が立証されないと、発症後の労災による各種補償はまず受けられないという話を聞いたことがあります。(事実か否かは定かではありませんが)受傷後の血液検査等の費用は労災で出るのかも知れませんが、発症後の補償は、受傷前の血液検査のデータが間違いなくあって、肝炎発症の原因が針刺し事故以外推定できない場合に認められるような話のようで、認定される可能性はかなり低いという見解があるようです。その辺についてご存知でしたら、もう少し詳しく教えていただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。

補足日時:2005/05/25 21:20
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■補足の内容は以前の古い話です。


■マニュアルを設けている病院では針刺し事故の後、定期的に血液検査を行うことを決めています。血液検査(抗体の種類)の変動によって肝炎が新しく生じたか、以前のものかどうかは推定できます。事故前の血液結果の有無にはほとんど関係ありません。

■通常のフォローアップ検査は1年後までですが、発症前の兆候が出るなら出ますので十分な期間です。針刺し事故が起きれば、刺された本人とともに、血液の持ち主の血液も調べて、感染や発症の危険性がかなりわかります。医療廃棄物の中に混じっていた針での事故がそのような点ではやっかいです。

■事故後数年後に出てきた血液検査の異常は、事故に関係あるかどうか判断不能です。これは、針刺しがあってもなくても、血液検査を事故前にしていてもいなくても同じです。
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この回答へのお礼

再度、詳しくありがとうございます。やはり、発症前から定期的な血液検査が実施されていることがキーのようですね。

お礼日時:2005/05/26 07:00

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