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開業医がくれる大病院への紹介状の基礎知識について質問させていただきます。

そもそも何のためにあるのでしょうか?
紹介状があるのと無いのとでは、どのような違い(利点・欠点)があるのでしょうか?
紹介状を書いてももらうことは無料なのでしょうか?

紹介状を書くと、大病院から開業医へリベートが渡るなんてことは、あるのでしょうか?

ちなみに私のケースは、皮膚のできものについて皮膚科医に相談したところ、簡単な触診で症状が分かりました。
その後、すぐに「○○病院の形成外科の先生は腕が良いから、そこで手術してもらうと良いですよ。紹介状書きますよ」と言われました。
先生から簡単に紹介状の話をされたので、逆に違和感を感じ質問させていただきました。

宜しくお願い致します。

A 回答 (2件)

建前はAN#1の方の通りだと思います。


実体について斜めから見てみますと、

・紹介先の大病院(特定機能病院など)でも実際には再検査のところが多いです。保険点数の要素が働いていると考えられます。なぜならば複数の科にかかっている患者さんが同じ血液検査を重複して検査されている事例が多く見られるからです。医師達からは情報はたしかに共有できているんだけど、上からの要請で。。。 みたいな言い訳の話を何度も聞いています。
実際に私もある科で血液検査の予約後、同病院の別の科にて血液検査の指示。医師にまだ実施していない別な科の検査項目を追加修正すれば1度で済みませんか? と、尋ねたら科毎の保険点数確保の話を直接聞きました。

・紹介状がない初診は待ち時間が長かったりと多少の差別化が図られているようですが、紹介状ナシの上乗せは公立病院ですと1350円~ と高いものでなく、私立医大系でなければ5000円といった高額の上乗せは少ないのではないかと思います。

確かに風邪などの軽い症状で先端医療施設の機能を利用することによる不合理さを避けるという考え方は賛同できます。
しかしながら下世話な表現で恐縮ですが、街のヤブ医者の生活を守るという武見医師会前会長らが政府与党と共に築いた医師のための構造でもあると思っています。

医療業界にてコンサルタントを経験して感じるのは、先端医療施設での診療の必要性にかかわらず、とにかく自分のルーティン・ワーク以上の診療は大病院に放り投げる街医者の多さにビックリしたことがあります。

一方で、真面目に患者さんと対面されて丁寧に診療をされる開業医の方達も当然いらっしゃるわけですが、全体数から見ると少ないんですよね。

まっ、こういう見方をしている者もいると、読み捨ててください。
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この回答へのお礼

貴重なお話を聞かせてくださり、ありがとうございました。とても私では知ることのできないお話で、たいへん勉強になりました。

お礼日時:2005/06/09 21:49

紹介状は開業医が施設や専門の問題などから処理できない症状のときに専門医を紹介するものです。



紹介状があれば大学病院のような高度医療の特定機能病院での診療がスムーズにいきます。
開業医にて一度診断を受けているので無駄な検査をすることなく効率よく診断をすることが可能だからです。
特定機能病院では紹介状がない初診では数千円単位で医療費が上乗せされることが通常です。
これは重病の人が優先されるべき大病院で、症状の軽い初診の人が殺到して
高度な医療行為を「妨害」されるのを阻止するためです。


特定機能病院の医療行為の効率性を確保するために厚生労働省も紹介状システムを推進しています。
紹介状のない初診の人からは上乗せ金を取る一方で、
紹介状を書いた開業医などの医療機関に対して報酬を上乗せするシステムです。
誤解して頂きたくないのはこれは決してリベートではありません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。とても公式な物なのですね。たいへん良く分かりました。

お礼日時:2005/06/09 20:59

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