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ス○リの家で家を建てました。
そのときに、
「当社では屋根にしっかりとした瓦をのせ、上からしっかり押さえつけているので地震があっても大丈夫です」
という内容の説明を受けたのを覚えています。

その時は、
「ああ、そういうものなのか」
と納得したのですが、その後いろいろ調べてみると、地震に対しては
屋根が軽い方がいい
と言う意見がどうも多いようです。

そこで質問です。
1 地震に対しては屋根は軽い方がいいのか、重い方がいいのか
2 屋根が重い瓦の場合のメリットはあるのか
ご存じの方、どうかご教授願います。

A 回答 (10件)

一応本職としての回答を。

。。

皆さん驚かれるかもしれませんが、屋根は重たいほうが日常の居住性は格段に良いです。

地震に対しても、確かに屋根が重たいと設計用の地震力は大きくなりますが、建築基準法によってその地震力に対して大丈夫なように構造設計がなされます。
(屋根の重い軽いによって、柱や梁が幾分大きくなったり、壁が増えたりします。)
軽くても重くても、建築確認がおりているのなら、法律で定める耐震性能は確保できているということになります。
つまり、日本で建築確認が通って建っている建物は、屋根の重い軽いに関わらず建物の耐震性能はみな同じであるといえます。(個別に割り増された地震力で設計されていれば別ですが。)

一方、建物は常に地震に遭遇しているのではなく、日常生活で考えると、屋根が重たい場合は、台風時の揺れが少なくなったり、常時の振動も抑えられます。また、屋根が重く柱梁が太いと建設コストは幾分高くなりますが、ある意味しっかり出来ていて、長持ちもするし、揺れないし利点が多いです。一般に構造部材(柱や壁)はある程度の軸力を負っている方が部材としての耐力は上がるので、少しでも上から押えつけらている方がベターであるといえます。そういう意味では住宅の屋根に瓦を置くのは、日本古来からの生活の知恵が活かされているんだと思います。
taiken123さんの家の場合は、最初から重たい屋根有りきで考えられているので、地震に対してはまず問題ないと考えていいと思います。
(他の方の回答は、後から瓦を載せたりする場合のことをいっているのが多いようですね)

あと、注意することとしては、屋根に瓦のような小型で重たいものが載っている場合には、その落下には注意したほうが良いですね。瓦がずれてたりしないかは日常的に点検した方が良いし、また、落ちないような納まりや落ちても何かワンクッションおいて落下するような工夫が必要だと思います。

他の方もかかれていますが、断熱性、止水性、耐久性、メンテナンス性、など瓦を用いた屋根はさまざまなメリットがあります。
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屋根が重いのは,地震に対して不利であるという回答が多いようですが,#9さんの補足ということで,建築構造の専門家としてアドバイスします。



>>1 地震に対しては屋根は軽い方がいいのか、重い方がいいのか

もし,建築基準法の構造規定に則って耐震要素が配置してあれば,屋根の重さに関係なく,耐震性は同じです。つまり,屋根が重い場合の建物に作用する地震力は,屋根の軽い建物の地震力よりも大きくなりますが,その分地震力に見合うだけ多くの筋違を配置するように,規定してあります。

ここまでは,建築を専門としている人の一般論ですが,以下は,専門的に,私的な意見を述べます。

問題なのは,「基準法に規定してある数値を満足する≠安全を保障する」ということです。
例えば,筋違の量だけを例にとっても,「整形の単純な建物」と「複雑な平面形をした建物」が,同面積の場合を比較した時,基準法上では,同じ筋違量でOKですが,実際に同じ耐震性を有しているとはいえません。
つまり,本当の耐震設計は,基準法上の規定を順守した上で,且つ,その建物に応じた耐震設計がなされているかが問題となります。その建物の平面形に対してバランスよく耐震要素が配置して無い場合は,規準値以上の筋違が配置してあっても,基準法で規定した耐震性能が確保できていない場合もあることなります。

基準法にも「筋かいを入れた軸組を釣合い良く配置しなければならない」とあります。この規定は,昔からあったのですが,「釣り合い良く」の判断基準が規定してありませんでした。阪神大震災の被害を調査して,H12年に,このバランスに関する判断規準が規定されて,極端な不釣合いの建物は減ってきたのですが,やはり,最近の建物の設計図を見てみると,数値を満足させることに躍起になってしまって,本当の意味での構造計画が忘れられているように感じています。

つまり,建物自体のバランスを考慮した上で,基準法に規定された数値を満足しているならば,屋根の重量に関係なく同じ耐震性を有すると言えるということです。実際には,筋違だけでなく,いろんな構造要素についていえることですが・・・。

>>2 屋根が重い瓦の場合のメリットはあるのか

基本的に,建築材料の構造的な良否は,その比重に比例する場合が多いようです。逆に,経済的には,反比例しますが・・・。
瓦屋根は,木造の建物に限れば,比重の大きい方の建築材料だと思います。具体的には,これまでの回答に記述してある通りです。

屋根が軽いほうが有利であるというのは,構造的に有利なのではなくて,経済的に有利という意味です。多分。
つまり,屋根が重いとその重さに応じて,多くの構造要素や耐震要素を配置しないと,規準値をクリアできない,即ち,基準法で規定されている耐震性能を確保できない,ということになるからです。

ここで,基準法とは,建築基準法と付随する規定全てを含みます。

蛇足,
ここで大切なのは,強い住宅を作ることや,住宅が強いことを確認し安心する事ではなくて,自分の住宅の正確な耐震性能を把握することだと思います。たとえ,自分の住宅の耐震性が弱くても,そのことを自覚していれば,自らの置かれた状況を正確に判断し,早めに準備や避難することが出来ますら・・・。最も怖いのは,その強度を過信して,つまり,基準法で規定してある耐震性能を有している=安全,という認識で,地震に対する準備を怠ったり,台風のとき避難しないことです。この文章は,この蛇足を書くのが目的だったようなものです。

以上,蛇足も含めて,参考にしてください。
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この回答へのお礼

みなさまの意見、たいへん参考になりました。

軽い方がいいけど、最初から重い家根を考慮して建てられた建物はそれなりに強く作られているからあまり心配する必要はないと言うことがわかりました。

今回初めて質問させていただきましたが、こんなにたくさん回答をいただけてうれしかったです。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/18 20:42

地震に対しては屋根は軽いほうが有利です。


阪神地方は長い間地震が無かったので、台風対策に主眼が置かれ重い瓦屋根が
用いられたと聞いています。

ただし、無条件に瓦屋根が危険とは言えません。
関西地方では、瓦屋根には瓦の他に土を載せてさらに重くしてあった事も一因
ですし、さらに旧耐震基準の1986年6月以前の建物の被害が大きくクロー
ズアップされがちですが、新耐震基準の木造家屋の被害は多くはありません。
あまり心配されなくても大丈夫です。
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今のような工法だと屋根は軽いほうがいいと思います。

土台と基礎をアンカーボルトで留めてるため軽いほうがいいと思いますね。昔はアンカーで留めてなく柱で独立だったので地震や台風が来ても屋根が思いと押さえつける役割があったのだと思います。
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1.地震に対しては、屋根は軽い方が有利です。


 こちらを参考にしてください。
 http://www.daiken.jp/taishin/c1b.html

2.さまざまな素材が屋根に使われる現在、瓦の一番のメリットと言えば、やっぱり見た目ですね。いぶし銀の瓦がきれいに並んでる屋根は、やはり見とれてします。

今日新築工事の請負契約しました。
ちなみに我が家の屋根は、こちらのウッディシンプルってやつになりそうです。

http://www.fujislate.com/products/
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阪神大震災の経験者です


阪神大震災で倒壊したのは圧倒的に瓦屋根の2階建て、それに対してまず問題がなかったのが2×4 阪神大震災以降神戸の新築家屋に瓦葺きは完全に死滅しました。
事実として屋根の思い瓦葺きは地震に対し弱いことが実証されたといえます。阪神大震災の時の識者の話では、西日本は地震の心配がないが、台風が頻繁に上陸するので、屋根を重くしている、それが阪神大震災の際裏目に出たとのことでした。ただ現在の2×4が台風に弱いとも思えません。現時点で瓦葺きのメリットは、見た目だけと思います。屋根瓦最大の産地淡路島の産地でも地震被害後の復旧家屋はまず瓦葺きでないことをからも瓦は実用品としての寿命はつきたようです。
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1、地震の揺れによる建物の影響は、簡単に説明すると


建物を「□」として
横揺れで
重心高さ×重さ×重力加速度
の影響を受けます。
ですから、屋根を重くするのは、重さが大きくなり重心を上に移動します。

この反力としては、重さ・付着力で対抗します。
左側からの揺れで(→□)考えると、「□」の右下を支点にして、左側下部に上向きの引き抜き力がかかります。

重くなれば、当然反力も大きくなりますが、自重増+重心移動で地震力のほうが大きくなり、地震には不利になってきます。

2、屋根が重いメリットは、台風の風による屋根の浮き上がりを防ぐ効果があります。

通常の三角屋根は、空力的に飛行機の翼を同じで、風が吹くと浮力が発生します。
昔の木造住宅では、屋根の固定が不十分で、浮き上がりで屋根が飛ばされる事がよくありました。
その為に、台風対策で屋根に石を置き浮き上がり対策をしていました。

最近では、浮き上がりに対抗する支持固定がなされているので、あまり関係はありませんが、沖縄では今でも屋根に石を置いている家がありますね。
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1 地震力は建物が重くなればなるほど大きくなります。

軽い方が地震力は小さくなります。
しかし屋根が重いと筋交いの量も増えますのでどちらでも同じと言えば同じです。

2 屋根が重いメリットはあまりないですね。
瓦のメリットは耐久性です。いい瓦は他の屋根材よりも耐久性は非常に長いですね。
特に去年までアスベストを使っていた着色スレートは色が変色して安っぽくなります。

売り口上の、地震があっても大丈夫というのは、地震があってもしっかり固定しているのでずれなくて大丈夫と言う意味です。
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こんにちわ


耐震診断の評価計算の観点からいいますと、

1 地震に対しては屋根は軽い方がいいのか、重い方がいいのか
これは重い屋根は百害あって一利無し、という非情な数値になってしまいます。
(もちろん耐震性能の診断計算だけに限った考えだからですよ^^)
ですので、物件によってはすじかいなどをどんなに補強しても、耐震合格値に達しない家もあって大変なのですが、そういうときには日本瓦の場合だと、軽い屋根に葺き替えてもらうような案で何とか合格値に持っていくしかない場合があります。

ちなみに屋根が重いのか軽いのか、という判定基準は、瓦の下地まで含めて平米あたり45kgを境に重い・軽いの分かれ目になっていますのでギリギリのあたりの素材を使用した場合には、診断計算上は大きな差となって現れてしまいますが実際のところは何ともいえない微妙な線ということが起きてしまいます。
(使用屋根材の平米当たり重量(必ず下地も含めて)をお問い合わせになるとよろしいと思います)

2 屋根が重い瓦の場合のメリットはあるのか
熱容量が大きくなりますので断熱性に多少有利とか、重量の分だけ吹き飛ばされにくいかもしれませんが、どのみち天井裏には断熱材を入れるのが常識ですし、大型台風だと何を使っても耐えられないことを考えると重さの利点、というものはあまり考えに入れる必要はないと思います。

>「当社では屋根にしっかりとした瓦をのせ、上からしっかり押さえつけているので地震があっても大丈夫です」

この言いまわしのいわんとしている趣旨はこう言う事だと思います。

「日本瓦は重いから、という事で嫌われがちですが、当社では固定と共に重量屋根に適合した耐力の増強されたすじかいを壁に使用しているので地震があっても大丈夫です・・・」と。
(屋根材に応じた壁耐力が必要量を満たしているかどうか、の計算書が必ず設計図と共に義務として用意されていますので、請求して見せてもらって説明を受けてください。ここで納得がいかない説明だと、注意してください)

和式様式の住宅では日本瓦の美しさを大切にしたい人も大勢いますので、耐震計算上不利だからといって、それだけの理由では日本瓦が淘汰されてしまうことはないと思います。
しかし、和洋折衷のような様式美には特別こだわらない建て主さんにとってはコスト的にも意味のない高額出費になりそうです。
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1.


軽い方が、耐震性はあると思います。
2.
一番は、熱だと思います。
一戸建ての場合、屋根は、瓦と、カラーベストとを経験しましたが、断熱材の事もありますが、瓦の方が、夏は暑くなかったです。
あと、カラーベストなどは、10年に一度くらい塗り直しをした方が良いと思いますが、瓦の場合は、割れない限り、瓦自体は、ほとんどノーメンテナンスだと思います。(ずれ等は、除く)
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