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日本道路公団の鋼鉄橋談合事件ですっかり有名になった橋の2大工法。
うちの近くでも新規の自動車専用道路が建設されているのですが、それを見ていて疑問に思いました。
工法を選ぶ基準がよくわからないのです。
同じような条件の場所なのに、突然工法の入れ替わっているところがあるのです。

そこで質問です。
両者の工法の利点と弱点、コストの優劣などはどうなっているのでしょうか?
単に、工法まで越えた「談合」の賜物以外の何物でもないのでしょうか?

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

あなたが土質の専門家で,「同じような条件」と言うならば何か見えざる力が働いているかもしれませんが,素人目には「同じような条件」に見えても土質が違えば工法が変わるのは別に不思議なことではありません.



一般的なことを言えば,

鋼橋・・・軽いので基礎工事が安価になる.ただし定期的な塗装工事が必要となる(無塗装もあるが条件がある).
コンクリート・・・重いので基礎が大きくなる.メンテは鋼橋より安価.

コスト・・・製造コスト,ライフサイクルコストを考慮して決定.その箇所ごとに結果は変わるので一概に高い安いとは言えない.

なお,土質は5m離れただけで変わるのが当たり前であり,見た目では判断出来ません.
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
確かによく見ると、田んぼの上が鋼鉄橋です。同じ平地でも軟弱地盤の上が軽量な工法というわけですね。
現場の条件以外の「見えざる力」は一切関係ないというわけですね。

コストに関しても納得いたしました。

お礼日時:2005/10/19 14:44

 #1さんが云われていることの他、専門家が見た場合の現場条件の違いもあります。


 鋼橋の場合、橋桁などは工場加工となるので施工コストが押さえられます。その代わり設置するのに重機が必要で、制作した橋桁の搬入などと合わせて、大型車両が乗り入れられるかどうかが工法選定のポイントになります。
 それに対しコンクリート橋の場合、鉄筋加工以外はほとんどが現場施工となるので、それほど大型の車両乗り入れは考慮する必要がありません。逆に言うと、大型車両が近づけないような場所における工法として適している、ということです。
 もちろんその他に施工期間の問題もあります。コンクリート橋は型枠の施工からコンクリートの養生まで、非常に施工期間が長くなりますが、鋼橋は橋桁と橋台を別々に施工できるので、工期が短いです。
 現場周辺の状況など(たとえば農閑期しか工事ができないなど)から、工期を短くした方が良い、と判断されれば鋼橋が選定される可能性は高いです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
鋼鉄橋は搬入という制約もあるのですね。
一方で、工期の節約ということも気がつかないことでした。
大変参考になりました。

お礼日時:2005/10/19 14:48

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