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植物の進化に光合成色素はどのような関わりがあるのか調べています。その事について参考になるような事を教えてください。
また、陸上植物はほぼ緑色だけれど、海藻はワカメの褐藻・ノリの紅海・アオサ・緑海となぜ多種にとんでいるのでしょうか?教えてください。

参考になるよなサイトなどもありましたら、教えてください。

A 回答 (3件)

植物というより、生物の進化を考えてみます。


最初の生物は光合成能力がありませんでした。
しかし、光合成ができる生物が登場し、その子孫が真正細菌となりました。また、以前からいた光合成能力がないものが古細菌となります。
化学的に見て光合成と酸素呼吸はよく似ています。おそらく、光合成のための機能を利用して酸素呼吸ができるようになったものと思われます。真正細菌の多くは光合成能力を二次的に失いましたが、藍藻類など光合成をするものも多く残っています。
さて、光合成や酸素呼吸ができない古細菌の仲間に酸素呼吸ができる真正細菌が共生し、真核生物が誕生しました。
共生している細菌はミトコンドリアとなりました。
また、真核生物に藍藻類が共生して光合成をするものも現れました。共生した藍藻類は葉緑体となります。
ミトコンドリアの共生は一回だけ起きたと考えられています。しかし、葉緑体の共生は複数回起きたと考えられます。
つまり、緑藻類と陸上植物が比較的近縁であることはわかっていますが、褐藻類や紅藻類は系統的にかなり離れていて別々に葉緑体を獲得したことがわかっています。
たとえば緑藻や紅藻の葉緑体は二重の膜に覆われ、藍藻類を共生させたものとわかりますが、褐藻の葉緑体は四重の膜に覆われ、葉緑体を持った藻類を更に共生させて葉緑体にしてしまったものです。
葉緑体を獲得した時点で色素が違っていたからと言えるでしょう。
参考に筑波大学の藻類のホームページを載せておくので、詳しくはそちらを見てください。

参考URL:http://www.biol.tsukuba.ac.jp/~inouye/ino/conten …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
葉緑体を獲得した時点で色素が違っていたというのは始めて知り意外でした。
このサイトは大いに参考になりました。

お礼日時:2005/12/10 10:12

陸上植物の光合成は赤色光と青色光を吸収するクロロフィルを主に利用しています。

しかし水深が深くなるほど赤色光は水分子に吸収されて届かなくなるので、水深の深いところに棲息する藻類は、赤以外の光を利用できる光合成色素を持つ様になりました。
http://okwave.jp/kotaeru.php3?q=1550566
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
サイトも参考にさせていただきます。

お礼日時:2005/12/10 10:13

あまり難しく考えずに、簡単にこたえますね。



まず、色に関して。
我々が見える色というのは、反射された色です。
つまり、我々が植物を見て感じる色というのは、その植物が使っていない色になります。
http://www.kowasystem.co.jp/ks_system/rb37.html

と、まあ前置きはこのくらいにして、陸上植物と海草の色についての疑問は次のサイトをみていただければ解決するのではないかと。(ついでに、植物の進化と光合成色素の関係のヒントになりそうなことも書いてありますね。)
http://www.tdk.co.jp/techmag/museum/museum38.htm
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
植物が使っていない色が自分達に見えているということはこのことを調べていく事で重要になっていくと思います。

お礼日時:2005/12/10 10:15

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