プロが教えるわが家の防犯対策術!

http://www.cb-asahi.co.jp/html/size/chainline.htmlこちらのページに「インテグレーテッドBBのクランクではチェーンラインを気にしなくてもいいように設計されています。」と書いてあるのですが、これはどのような仕組みになっているのでしょうか?私のロードレーサーのBBは軸長115のものがついているのですが、ホローテック2のクランクを取り付けても問題ないのでしょうか?

A 回答 (3件)

基本的にここ数年、ロード用、ダブルギヤのチェーンラインは変わっていません。

43.5ミリです。

どこからどこまでかというと、BBシェルのセンターからチェーンホイールの歯と歯の中間点が43.5ミリだと言うことです。

正直、気にしなくても良いと書かれると、大概のメカニックは「お?」と思うはずです。昔ながら(カンパは今でも)のテーパー形式だとトルク管理が出来ていないとチェーンラインが2ミリや3ミリずれてしまったものでした。

シマノのオクタリンク最大の功績は何度外しても、トルク管理が多少いい加減でも、チェーンラインをほぼ固定化させることに成功した点です。要するに、切った手ある溝がクランクがそれ以上奥に入っていくのを防いでくれると言うことです。

それの大規模版がホローテック2です。BBシャフトをクランクに取り付けることにより、回転体としてのBBより、構造体としてのクランクセットとしての精度、剛性を重視したのです。BBとクランクの位置を出すのに工具がいらないほどに簡単になりました(もちろん最後には必要ですが)。BBのベアリング自体が、クランクが奥に入りすぎてしまうのを防いでくれるのです。

これはどういうことかというと、今まではチェーンラインを出すのにトルク管理(コツ)が必要でした。しかし、ホローテック2になることで、そのコツがいらなくなったのです(ごくたまに、右クランクを最後まで押し込まないで反対側のキャップが届かないだとか、左クランクをオーバートルクで締めすぎて、たぶん片方を最後まで締めて、もう裏側を締めるという形式を取るのだと思いますが、ねじ山を破損してしまう人もいますが)。

これにより変速機との位置がかなりメーカー推奨値に近くなり、よりスムーズな変速が出来るようになったというわけです。

では、メーカーの推奨値を守っていればすべて変速するのでしょうか? 私の答えは「否」です。

フレームの制度もあります、下準備もあります。しかし、ほとんどの人間にとってそうそうフレームを交換する、または交換を依頼するというわけにはいきません。そして、それがだめだからと言って諦めるには出費が大きすぎるはずです(クレームという手もありますが)。

じゃあ、そこでどうするかが大切なのです。私はチェーンラインは少しぐらいずれていても構わないと思います(あくまで基本値があっての話です)。それよりも、フロントディレーラーがちゃんと変速するか、リヤとの兼ね合いはどうかが問題だと思います。

話がそれてしまいました。結果的に言えばmoserさんのロードにホローテック2は取り付けられます。ちょっと気になるのはホローテック2はクランクだけだと思っていませんか? ホローテック2はBBとセットで意味を為すものです。しかし、クランクが柔らかくて仕方がない!! というものや、全部10Sにするんだ。ということがなければ、そこだけを交換する必要はないのではないかとおもいます。
    • good
    • 3
この回答へのお礼

わかりやすい説明ありがとうございました。私のバイクは8速のアルテグラですのでホローテック2のクランクを付けたとしても、他のパーツも総とっかえするしかなく現実的ではありませんね。次に買うときはホローテック2を試してみようと思います。

お礼日時:2005/12/22 16:18

補足します。



No.1の説明は、あくまでも正しく調整されたフレームの場合です。

要するにフレームセンターに対して、ハンガーシェルの左右の面がきちんと同じ寸法に研磨されていて、ハンガーフェイス面の平行が出ているものとしてということが条件となります。

要するに、フレームセンターからハンガーシェルの左右の面までの寸法が、同じでないと駄目だということです。

芯の出ていないフレームは、無いようでいて結構有りますよ!

組み上げるときに、このあたりもチェックしてから、作業に掛かるものなのです。
信用あるフレームビルダーの作品である場合は、良いのですが、中にはそうでない場合もありますので、一応確認は必要でしょう。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

わかりやすい説明ありがとうございました。

お礼日時:2005/12/22 16:08

ホローテック2は、ハンガーシェルの外側にベアリングが位置しそこにクランクが入るような形になります。


そのため、今までのタイプのようにB/Bシェルの中にシャフトを通す形ではなくシェル外側に付く形になりますので、基準はハンガーシェルの面が基準になります。
そのため、B/Bシャフトの突き出し量を考える必要は無くハンガーシェルからチェーンリング間での距離は一定なのです。
先にお示しになられたサイトの図面で言いますと、
A及びB寸法の基準位置は、トップチューブ(ダウンチューブ)の内外の面からの寸法ですので、
この位置からハンガーシェルの面までは一定の寸法ですからここからの各寸法は、
A-(ハンガーシェルの右側の面)=A'とします。
B-(ハンガーシェルの右側の面)=B'とします。
ということで考えますと。

ホローテック2(インテグレーテッドB/B)の基準は、このハンガーシェルの右側の面が基準ですので、クランクをB/Bに装着した時点でこのA'及びB'の寸法は決まってしまします。

このことから、
インテグレーテッドB/Bのクランクではチェーンラインを気にしなくてもいいということになります。

文章で旨く説明できず、理解していただけるかどうか心配です。  <m(__)m>
    • good
    • 5

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています