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1、ユダヤ人は、どこでユダヤ人と区別できるのでしょうか(例えば「アラブ人」のように見た目で区別がつくとは思えません)

2、なぜ馬鹿にされるのか(米国の映画やドラマで、馬鹿にされるセリフをよく見る)

の2点を教えてください。

下記のサイトを見ましたが、あまりに複雑で、上記の答えが見出せませんでした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%80% …
http://rerundata.hypermart.net/ura/hexagon/texts …

できるだけ簡潔にお答えいただけるとありがたいです。

A 回答 (4件)

前述の通り『日本人』『インド人』のような明確な規定は、まず不可能だと思います。


ですが、従来の『ユダヤ人』のイメージ通りのユダヤ人もいることは確かです。それは例えば鷲鼻だったり、ちりちりの黒髪だったり浅黒い肌などです。
ですが、大多数のユダヤ人の外見は住んでいる国のそれに近く、パッと見で判別することは出来ないでしょう。
それに鷲鼻にしても肌の色や髪の毛にしても、他の人種でも見られるものだったりしますので、矢張り外見だけで判断するのは難しいでしょう。

名前ですが「~バーグ」とか「~シュタイン」という姓名が比較的多いと聞いたことがあります。
他には、ユダヤ教では神『God』をそのまま表記するのは畏れ多いということで、母音を除いて『G-d』と表記します。
主『Lord』は『L-rd』と書きますし、『キリスト』と言わずに『メシア』と言います。その関係で『メリークリスマス』も『ハッピーホリディ』になります。

映画や小説等で誰かをユダヤ人だと印象付けたいのなら、恐らくここら辺を持ってくるんじゃないでしょうか。
若しくは、こういった背景があることを前提に据えており、作中人物が上記の特徴から相手をユダヤ人だと認識している、とかでしょうか。

調べてみたところ、スピルバーグ氏はロシア系ユダヤ人らしいです。公式サイトが見つからなかったので(無いのかな?)公式プロフィールは見れなかったのですが、スピルバーグ氏について書かれていたサイトには大抵ユダヤ人だということについて触れていましたので、インタビューか何かで公式な発言をされたことがあるのかもしれません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。大変参考になりました。スピルバーグはまさに「バーグ」ですね。

映画(現代劇)で「ユダヤ」と蔑視される人を見て、他とどう違うのかさっぱりわからずモヤモヤしてたのですが、その疑問が何割か解消された気がします。背景の複雑さもよくわかりました。どうもありがとうございました!

お礼日時:2006/01/04 12:39

1:ユダヤ人とは何か、という事は明確には規定できないと思います



もともとはセム族系ですが、ディアスポラによって世界中に拡散して混血。また改宗が起きる場合もあり、非常に多様化しています。

人種で見ますと、
欧州系ユダヤ人のアシュケナジーム。
オリエント系ユダヤ人のセファルディム。
エチオピアのネグロイド系ユダヤ人。
中国系ユダヤ人。
イスラエル帰還法で規定されたユダヤ人。
NSDAPのニュルンベルク法で規定されたユダヤ人。

言語で見ますと、
ヘブライ語/アラビア語/イディシュ語/ジュズディモ語/ボファラ語/英語/ロシア語/ドイツ語…
というか拡散した先の国の言語を使っていますので、それこそ世界中の言語を列挙することになりかねません。

宗教で見ますと、結構簡潔かもしれません。
ユダヤ人=ユダヤ教徒。
ですがこれにも罠がありまして…。
ロシア系ユダヤ人は、当時のソ連の政策で極めて宗教色が薄い生活をしていました。
アインシュタインはユダヤ人ですが非ユダヤ教徒。同じくマルクスは無神論者です。

帰還法も暫定的な物ですし、何よりイスラエルへの移民に市民権を与える事が本来の目的です。ニュルンベルク法は迫害政策目的ですので、ユダヤ人を規定するものではありません。

ジャン・ポール・サルトルは「他人からユダヤ人だと呼ばれる者こそがユダヤ人だ」とすら言っています。
暴論に見えるかもしれませんが、結構良い線いってる気がします。

2:宗教・歴史的理由から、と言えると思います
ユダヤ人は旧約聖書で『神に選ばれし民』とされています。アメリカ人キリスト教徒的には面白くないのも当然ですよね。
また昔のキリスト教では、教義で『卑しい職業』とされた金融業に就けませんでした。ですが金融業は経済活動に不可欠ですので、移民であるユダヤ人に居住権をチラ付かせて押し付けた挙句、マイナスイメージを与えた訳です。
自分達が押し付けた癖に「卑しい奴等だ」と蔑む感性が理解できませんが…。
また、ユダヤ人は離散先でも同族達のコミュニティを築き、独自の文化・宗教観を貫いた人達でもあります。孤立する者が苛められやすいのは昔から変わってなかったのかもしれませんね。

さくっと纏めますと、
1:完全な規定は不可能に近い
2:キリスト教的に面白くない&卑しい職業してたから蔑んでる
って感じでしょうか。

まぁ(2)に関しては、ノーベル賞受賞者の2割がユダヤ人って事からも判るように、彼らは非常に優秀な民族です。単純にやっかんでるだけってのが正解かもしれません。

この回答への補足

補足質問になるのですが、

>1:完全な規定は不可能に近い

ということですが、ユダヤ教かどうか、またはユダヤ人を先祖に持つ人かどうかは、自分から明かさなければ他人にはそうそう解り得ないものだと思うのですが、映画などで「ユダ公」のように呼ばれている人は、どこで周囲にそう認識されたと考えられるでしょうか。目立つ地域コミュニティに属していたり、住む地域や苗字に特徴があったりするのでしょうか。
スティーブン・スピルバーグがユダヤ人ということをどこかで読んだのですが、それは自らプロフィールに加えているということでしょうか。

補足日時:2006/01/03 18:00
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この回答へのお礼

大変わかりやすく、勉強になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2006/01/03 18:00

ユダヤ人の定義として、


1.ユダヤ教の信者をユダヤ人とする場合
2.古代ユダヤ民族の血を引いた一族を、ユダヤ人とする場合があります。

現在イスラエルでは、基本的に1の考え方をとっています。
そのため、白人・アラブ系・黒人であろうと、ユダヤ教を信ずる者は、ユダヤ人とされます。
2番は、ナチスドイツがユダヤ人虐殺の際に用いた定義で、宗教は関係なく、ユダヤ人の血を引く者をユダヤ人としました。

ユダヤ人に対する差別は、全世界的で、故郷をローマ帝国に追われ、散り散りになったユダヤ人は、その地の権力基盤と融合せず、独自の集団として存在しました。
そのため、権力者や現地の住民と摩擦が多く、不動産などを取得しても、簡単に奪われたりするため、金融資産中心の財産を造りました。
キリスト教・イスラム教が、金融取引を禁止していたため、ユダヤ人の活躍の場が、そこにありました。

中世における金融業といっても、実質は高利貸しで、サラ金のようなものですから、借金の取立てなどで、ユダヤ人と一般住民の軋轢が、かなり有ったようです。

そういった事が、ユダヤ人嫌いの原因となっています。

金融に関することだけであれば、同じく金融中心のアルメニア人やインド人、中国人も同じく忌避されたはずですが、ヤダヤ人に比べ、それらの人々は、それほど嫌がられません。

ユダヤ人は、ユダヤ人以外を全く信用しない。
自意識が強く、協調性が皆無。
といった性格が強く、なにかと他民族の人と対立するといった性格上の欠点があります。
そのため、ユダヤ人(イスラエル人)とかかわった人は、ユダヤ人嫌いになる人が多いのが現実です。
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この回答へのお礼

確かに映画の中で、「ユダヤは金に汚い」と言われていました。大変勉強になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2006/01/03 17:58

1、外観では、鉤鼻が特徴とされています。



2、馬鹿にしていると言うより、嫌悪感でしょう。
金にこだわり、金持ちが多く守銭奴のイメージがあります。

また、キリスト教徒が異教徒としてユダヤ教徒を見ている点もありますね。
でも、キリストはユダヤ人ですが。
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この回答へのお礼

わかりやすくありがとうございました!

お礼日時:2006/01/03 17:56

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