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フィギアスケートのフリー演技でアメリカのジョニー・ウィアー選手の点数が低かった理由は一体何だったのでしょうか?

点数が出た瞬間、会場からはブーイングもあり、ご本人も納得いかない様子でした。演技自体もジャンプは一度だけぐらつくようなことはあったものの、後は一度も転けずに解説の方も綺麗なジャンプだと言ってました。素人の目から見てももとても優雅で綺麗で完璧な演技としか思えなかったです。

それと、規定演技の方では2位だったのに何故総合ランキングが4位なのでしょうか?ますますわかりません…。
誰か知っている方教えて下さい!なんだか見ていて納得いかなかったんです…(><)

A 回答 (1件)

 おはようございます、といっても、こちらは深夜の2時です…



彼はショートプログラム(SP)で自己ベストを更新しましたが、フリーの方では力を出し切れていなかったように思います。

彼のフリーの演技のついては、まず最初に当初予定していた4回転ジャンプをやらなかった、予定していたコンビネーションジャンプが3Lzになってしまったなど、全体的にコンビネーションジャンプが少なかった、などの要素があります。そのため、テクニカルエレメンツの採点のベースとなる基礎点が55.8と他の選手に比べて著しく低くなってしまっています。ちなみに他の選手の場合は1位のエフゲニー・プルシェンコ選手(Evgeni PLUSHENKO)は74.1、4位のステファン・ランヴィエール選手(Stephane LAMBIEL)は76.1、7位のブライアン・ジュベール選手(Brian JOUBERT)は64.3となっており、そんな中で彼と同レベルの基礎点の構成をしていたのは12位のシャウン・スワイヤー選手(SAWYER Shawn)の54.1まで落ちてしまいます。

その低い基礎点からダブルアクセルでの両足着氷で-2などの減点があり、彼のテクニカルエレメンツの得点は61.27となってしまいました。ただ、基礎点が55.8で実際の得点が61.27と加点されているのですから、技術的には評価されているんですね。またプログラムコンポーネンツも決して低い評価だったわけではなく、全体の中でも高い評価だったと思います。

では、なぜ彼のフリーはこんなに得点が低かったのか。それは見た目の完成度は高かったものの、上に書いたように演技の構成の中に高い技が少なかった…という一言に尽きると思います。それぞれの技の完成度は高かったものの、高得点に結びつく高難度の技が少なかったということです。また予定していた4回転ジャンプを止めるなど、全体的に安全策をとって手堅く演技したものの、それが思うように得点が伸びなかった…というのが今回の結果になったのではないでしょうか。

彼はこのフリーで得点が伸びず6位になり、ショートプログラムとの合計で総合5位になっています。ブーイングは会場内に散らばったアメリカの応援団から主に出ていましたが、会場内では構成などが分からないため、見た目の完成度で高得点を予想した観客が多かったようです。

【フリー得点表(PDFファイル)】
 http://www.isufs.org/results/owg2006/OWG06_Men_F …
【ショートプログラム得点表(PDFファイル)】
 http://www.isufs.org/results/owg2006/OWG06_Men_S …
【男子シングル結果】
 http://www.torino2006.org/ENG/IDF/FS/C73B_FSM010 …

*以下はフィギュアスケート資料室のコンテンツです。
【構成点の基準】
 http://www.geocities.co.jp/Athlete-Athene/9074/s …
【GOEの基準】
 http://www.geocities.co.jp/Athlete-Athene/9074/s …
【スピン・ステップの配点】
 http://www.geocities.co.jp/Athlete-Athene/9074/s …
【ジャンプの配点】
 http://www.geocities.co.jp/Athlete-Athene/9074/s …
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この回答へのお礼

大変よく分かりました。
これだけ詳しく教えていただき本当にありがとうございました!とても嬉しく思います!

お礼日時:2006/02/17 23:48

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