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こんにちは。
今、学校のレポートで薬についてのレポートを書いています。
処方せんのことも書きたいなと思ってるので
処方せんの利点・劣点を是非教えてください。

よろしくおねがします。

A 回答 (5件)

 ki-s3768さん こんばんは



 薬局を開局している薬剤師です。

 1人の患者さんが1つの病院しか掛からない場合は、病院内でカルテが回りますから何も問題がないでしょう。ところが多くの患者さんは数箇所の病院に掛かっています。例えば内科の病院と歯科の病院とか・・・。そうするともしかしたら同じ薬が投与される可能性だってあるわけです。多くの病院では、現在の状況確認(例えば下痢しているとか、腹痛・熱は・・・)と同時に現在の服用薬の確認をすると思います。薬の名前って結構難しく、患者さんが正しく伝える事って難しいようです。それに薬の知識の乏しい方ですと、例えば頭痛薬と痛み止めは違う部類のお薬と考えている方もいて、中々医師に正しく伝わらない場合があります。そう言うことも有って、違う病院で同じ薬が処方される場合や製品名や成分が違っていても全く同じ働きの有る薬が処方される場合があります。そう言う場合はダブって服用することで身体には良くない作用を示す場合が多々あります。例えば過剰量の服用とかですね。
 以上のことを防止するために、薬剤師として薬のスペシャリストの目を通す事で薬のダブリや組み合わせの問題等で患者さんに副作用を出さないようにチャックが出来るのが、院外処方箋の一番のメリットです。
 また医師だって人間ですから、薬の使用量や単位の間違いだって無きにしも非ずです。やってはいけない量や単位の間違いをチェック出来るのも特長でしょう。

 医師は病気の判断そして治療の専門家ですが薬の専門家ではないわけです。従って薬の事は詳しくない医師もたまにいますし、特に漢方薬については詳しくない医師が多いように思います。特に漢方薬の場合は化学的に作った医薬品と同様に正しい方法で服用すれば効果が出ると考えている医師もいるわけです。ところが漢方薬のエキス製剤の場合は、漢方医薬が例えば葛根湯のように「○○湯」となっており「○○水」となってないように煎じたお湯の状態が効き目が一番良い訳です。そう言う意味でエキス顆粒をお湯に溶かしてより煎じた直後の状態に近づけた方が効き目がより出ると言う事になります。このようなちょっとした工夫をする事で効き目が良くなる場合の説明が出来るのも薬剤師の特長で院外処方箋メリットです。

 薬局で色々な事をする関係でそれに対しての費用がかかり、窓口での支払い総額が上がってしまうことです。それと病院内での調剤の場合、在庫の有る医薬品での処方をする事が出来、即患者さんが薬を受け取る事が可能です。薬局の場合は在庫が無ければ患者さんに渡るまでに時間が掛かってしまいます。以上がデメリットです。

 以上のメリットとデメリットが有りますが、私はデメリットよりメリットの方が大きいと考えています。従って院外処方箋を薬局に発行するほうが、患者に対してのメリットは多いと考えています。
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 劣点と言うより、懸念点と呼ぶべきかも知れませんが(医療サービスの)利用者としての観点からカキコんでみます。

 尚、私が利用しているのは総合病院で、かつては院内処方でしたが、(2006年)現在は院外処方へ移行しています。

 院内処方の時は、医師が病院付属の薬局に当該薬剤の在庫状況を可及的速やかに、照会出来易い、と言えますし、(病院付属の)薬局は当該病院の医師が処方したのですから、利用者が(薬代を含む)医療代金の支払を済ませた後は、処方されている量(日数分)の薬を引き渡す義務を負う、のは自明です。

 しかし、(病院と原則として提携関係のない)薬局での処方となると、そこに、処方された薬が必ず常備されている保証がない、とは言わぬ迄も、薄いと私は捉えます。
 更に無医地域ではないが、無"院外薬局"地区があったらどうなると思われますか?
 (以前なら、病院内で処方され受け取れた筈の)薬を求めて、何キロも・・・と言う事態も有得ますし、そこ迄行かぬにせよ、(院外薬局がある地区で)出向いた先の薬局で(使用に処方されるべき)薬剤が不幸にして売り切れ、は想定可能です。
 とすると、"薬局の盥回し"が発生しかねない気がします。(それが悲観論なのは熟知していますが!!)

 更に(院内処方の時には病院内で済んでいた)個人情報(例えば、水虫に悩まされ、その緩和薬を使用していたetc)が院外の薬局の職員に知れ渡るのは確かです。(尚、薬剤師の場合も守秘義務が課せられているのは熟知していますが、義務が有、即必ず守られ続けるとは限らぬのも人の性だと言えるでしょう。残念ですが)



 
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まず確認ですが「処方箋」は医師が薬を処方する時には必ず必要です。

したがって質問者さんが「処方箋」としているのは「院外処方」(薬の指示は病院の医師がだし、薬そのものは院外の別の薬局で受け取る)のことだと思います。

「院内処方」(病院内で薬を受け取る)であっても「処方箋」は必要です。

「院外処方」のメリットについてはすでに他の回答者の方が答えられているので、デメリットについて補足します。

診察を受けた病院が異なる複数の処方について薬剤師がチェックできる、という院外処方のメリットですが、これは1人の患者さんが必ず同じ薬局を利用する、ということが前提になっています。

しかし、現実にはそうそう近くにかかりつけ薬局などないので、病院のすぐ近くに開業している薬局で「病院ごとに違う薬局で」薬を出してもらうことになります。すると、結局は病院内で出していることと同じことになり、患者さんにとっては値段は高くなるわ(他の方の回答を参照)手間はかかるわ(2箇所に寄らなければいけないので)で、いいことはありません。

これは「院外処方」そのもののデメリットではない、との反論もできます。しかし、いくら「理想ではこうなるはず」といっても現実にできなければ、患者さんにとっては意味はありません。

勿論#2さんのおっしゃるように機能しているケースもあります。ただし、それがすべての「院外処方」で機能しているわけではないことを補足しておきます。
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@薬剤師です


この様な質問に対しては薬剤師が反応すると思いますが、参考URLに在るHPを是非お読み下さい。

先進国で在る日本は、完全分業(100%院外処方)では無い、数少ない国です。何故そうなのかも是非お調べ下さい。

このHPに在る吉田医師の初期の分業体制作りに友人が参加しており色々な工夫を話し合って作って行く過程を聞いて聞いておりましたのでご紹介します。
内容が濃いですが、是非お読み下さい。

参考URL:http://www2.nsknet.or.jp/~s-yoshi/
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メリットは薬の専門家の薬剤師さんを通しますで,間違いがチェックできる事です.


調剤薬局での薬の相互作用などのチェックができる.

欠点は,処方箋料が掛かります.
貰いに行くのが不便な場合がある.調剤薬局に薬がない場合待たされる.
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