No.8
- 回答日時:
>何故、人は幸せを比較して確認しがちなのですか?
 ̄ ̄  ̄ ̄
人間はいかに過去を懐かしみ、未来を憂いようとも
“現在”という一瞬にしか住む事ができない。
であるが故に、時の経過によって主観的な立場から
客観的な立場に移行したからではないでしょうか?
つまり、現象そのものになっている時の自分から、
この世界(次元)における位相の観測者になっていく
のです。
また価値は比較からはじまり、黒が白を白たらしめ、白が
黒を黒たらしめる様に、違いが違いを保証し、保障する。
ただ、その違いにどのような価値“観”を見出すかは、
個々人の環境に左右される所が大きいですね。
言えることは、自己実現や自己満足や自己保存を行う
際に、「比較して確認」する定義付けの工程を行う事で
反省能力と抽象能力が働き、多元的な本質の抽出が
行われ、自身の物理的、心理的構造上の特徴にある
ポテンシャルを引き出すための価値観が確固たるもの
となって、人生観や世界観の形成につながると。
そこに対して「私の方が優れた“幸せ”だ。」と思うか
否かは別次元の心の働きではないかと思われる。
「幸せを比較して確認」する事と「優劣を付ける」事は
別物だと思う。
多角的な状況の遷移があり、「幸せ」を感じる現象が
多くの関係性のスパイラルであるため、理論面での
絶対幸福はありますが、現象面での一元化は難しい
ですね。位相幾何学でも読んでみてください。
まぁ、身近な所では「食べ物の味」や大きな所では
「文化」に置き換えて考えてみればいいかも。
-------------------------------------------------
数ヶ月前にfigureとappearanceの違いに答えた事が
あるのですが、参考になるかも知れません。
[見る]という行動で言うなれば…。
figureは視覚対象そのものであり、見ている方の
感情や文化背景を極力そぎ落とした本質的存在現象。
appearanceは視覚対象から発せられる意味性の可能性を
感情や文化背景を通して認識した結果ではないかと思う。
「figure」 「appearance」
対象 → 目 対象 → 目
 ̄ ̄  ̄ ̄
幾分「figure」は固定的ですが、「appearance」は動的だと思います。
-------------------------------------------------------
※視覚対象を価値対象と置き換えてください。
「比較して確認」した結果、出力されたものが価値。
それは“幸せ”の可能性を発している。[figure]
最後に“幾分”とあるのは、現象が多くの関係性の
スパイラルであるためです。
>本当に自分の満足を信用していいかと疑います。
信用に足りる根拠が欲しければ、創ってしまいましょう。
取り合えず、多くの場所で自分を発揮し、潜在能力を
引き出してください。
自分の入出力デバイスである五感が磨かれて、精度が
上がり、感性に自信がもてれば自ずと感じている幸せ
にも自信が持てると思います。
ただ驕ってしまわないように気をつけましょう。
無知の知に至っているnamazu_kunさんは実に
素晴らしい。
「人生是学問」ですから、貪欲に、偏見を持たず
経験値を上げていってください。
そうすれば曇りなき眼で物事が見通せます。
幸せの定義は「変化」で、幸せの感情は「生きていることを喜んでいる状態」ではと考えて質問しました。
幸せに「満足」は必ずしも必要ないのではとも感じます。
もしよろしければ、これについてご意見をいただけないでしょうか。
No.7
- 回答日時:
◇
人は常に可能性を求める生き物だということと、絶対的な自我の確立は難しいということだろうと思います。
◇
人は遺伝子情報を引き継いで誕生しますが、やがて周囲の人間や環境を自分の情報として処理する必要に迫られます。
この過程において、気質にプラスして性格や人格が形成されていくわけです。
ですから、性格や人格は(人を含めた)環境次第で違ったものになる、と言ってもいいでしょう。
つまり、人は常に環境を取り入れ、それまでの自己との比較の中でアイデンティティを確立していく生き物なのだろうと思います。
一人の人間が遭遇する人も環境も無限と言っていいでしょう。
そして、人は無意識的にであってもその【可能性】を常に感じていると思います。
信じることが揺らぐというのは恐らくそういうことであるような気がします。
ですから、他者と幸せを比較するのは結果としてであって、他者がいなくても自身の満足感に対する懐疑は存在するものだろうと思います。
◇
ただ、未来の可能性を探ろうとすることには際限がありませんから非常に疲れる作業になるわけです。
そこで、手近な他者と比較することで、目先の基準を確保し安心したいというところではないかと思います。
確固とした定義があるわけではありませんが、「絶対的自己の価値」をどこまで認識するかということに関わってくるのかもしれません。
私は質問前に幸せの普遍的なエッセンスを「変化」と考えてみました。
絶対自我が遠いことを知っていることが「幸せ」という感情を持たせるのかもしれません。
そして絶対的な自己の価値を追うことが「幸せ」という感情を消すような気がします。
もしもよろしかったら、もう一度ご意見をいただければと思います。
No.6
- 回答日時:
「畳一畳、雨露凌げれば幸せ」
「大邸宅に可愛い妻子、外車3台、事業順調、お手伝いさん2~3人。でも、まだまだ幸せには程遠い」
幸せの現実とはこんなものです。
人間に欲望がある限り、「もっともっと」「まだまだ」という心が動きます。そこに競争心、比較、差別の思いが生まれ心は平静さを失うのです。
しかし、欲望(物欲、知識欲、金銭欲、権威欲、性欲などなど)が喪失したら人間は廃人に等しくなります。
問題は欲望に対する執着心だと思います。
欲望に抑えが効かなくなり、一つの目標がクリアされると、更に上へ上へと欲の皮が突っ張ってくるのが常です。
このような心理状態に幸せは訪れません。一生涯訪れないのです。
人間は事態がプラスに、膨張してゆくときには幸せ感を持てないのです。
金が出来た→もっと欲しい→俺はまだまだだ。
家が持てた→もう少し大きな家が欲しい→俺ってまだダメだ。
ところが事態がマイナスに、縮小して行くときには全ての局面で幸せ感を持つのです。
大震災で周囲の家々が崩れ去ったとき半壊状態で我が家が残った→良かった、これだけでもの残って幸せ。
最愛の人が大怪我をしたが命だけは取り留めた→良かった、どんなになっても生きてさえいてくれたら幸せ。
幸せは心の中にあります。
プラス・マイナスの話しは参考になりました。
自分の身と、家族などの大切な人の身が安全であれば、そうなのでしょうね。
でも最愛の人が忽然と姿をけしてしまったりなど、理由の解らない場合は無理でしょうね。
幸せは頭の中にもあるかもしれませんね。
No.5
- 回答日時:
この世には絶対的な幸福があるわけでは無いと一切を知る人は語る。
しかしながら、この世には「しあわせなひと」と称すべき人は確かに存在する。そのひとは、過去のことを後悔して思い煩うことが無く、現在において一切の悲苦憂悩を滅し、未来についても不吉なことが無い。 それゆえに、かれはしあわせなひとであると知られ、<しあわせなひと>と称される。
人がしあわせを求めるのであるならば、このようなしあわせを求めるべきである。 それは誰しもが体現でき得ることであると知られるのであるから。
***
かれのような「しあわせなひと」には、なりたくないなと思いました。
回答どうもありがとうございました。
参考にさせていただきます。
よく考えてみます。
No.4
- 回答日時:
自分の幸せは自分で決めるものだと思います。
自分では幸せなことが全員幸せだとは限らないからです。違う環境で育ってきたので感性も人それぞれ・・・。人が幸せを比較することは悪いことでは無いとおもいます。人間の欲求から現在があるのですから。
でも嫉妬したりするのはどうかと・・・。
ねたむより相手の優れている所を認めて、自分がそうなるように努力することが大切なことだと思います。
そうですね。
嫉妬するような状態は幸せと言えないでしょうね。
そして「満足」もかならずしも幸せとイコールではないと思います。
どうもありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
人間が感情の生き物だからかなぁ
この人と結ばれたら死んでもいいという人を手に入れた
最高の幸せでしょう
でもそれは、その時点では‥の限定です
常にお互いを思いやれて、常に楽しくて、感情も一定していて‥
中々それはナイ。いつもと違って相手が冷たい、殺伐として自分が優しさを
失ってきてる‥もしくは、平和すぎて刺激が足りずに倦怠感‥
そんな時に、周りが自分より幸せに見える
自分の手にしてるものが間違いであるような気がしてくる
あんなに本物の相手だと思ってはいた、その直感を疑う
もしくはその相手は昔とは変わってしまったと感じる
そんなAさんがいた時に
Aさんは幸せを手に入れ 失った→これはAさんの認識です
Aさんは特に不幸な事もなく、幸せそうだ→これは周囲の人々の認識です
幸せの定義が、「本人の自覚」によるものなら、
以前のAさんは幸せで、今のAさんは不幸せです
幸せの定義が、「衣・食・住が保障されている」事であるなら
Aさんはずっと幸せです
幸せの定義が、「平凡ながら愛する人といられる」事であるなら
Aさんはずっと幸せです
幸せの定義が「豊かな経済力」だとするなら
経済状態によってAさんは幸せになったり不幸せになったりします
回答ありがとうございます。
ただ生意気なのですが、「定義」というより「要素」としての御意見…などと感じてしまいました。
ところでお名前のベルガモットはとても良い香りですよね。
精油ですと酢酸リナリル、リモネン、リナロールを含み、泌尿管系の感染症、抑うつ・不安症、スキンケアに効果がありますよね。
植物から貰う幸せは穏やかで美しい幸せですよね。
No.1
- 回答日時:
奴隷でも食が安定供給されれば幸せなのか?
今幸せと思う人は、本当に何の苦も無く生きて行けているのか?
幸せの終着点はないと思います。(妥協点・通過点はあると思いますが)
どのあたりが幸せの妥協点かというのは、やはり時代によって変わるものだと思いますので、他人と比較するのだと思います。
ある時代は、水を汲みに歩き回っていた
ある時代では、蛇口をひねれば水が出る
これは絶対的な幸福感ではなく、相対的であるという事だと思います。
だからこそ人類は世代ひ引き継いで進化していると思いますよ
時代が重要なのは、次世代を考えるからです。
私もそこを意識して質問しました。
そして、どうすべきかは…最善を尽くすしかないのですが。
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