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聖書によると、淫乱と悪徳のはびこる町ソドムとゴモラを神が火を放って滅ぼしたそうです。
「主は硫黄と火とを天からソドムとゴモラの上に降らせて、これらの町と、全ての低地と、その町々の全ての住民と、
その地にはえている物を、ことごとく滅ぼされた。しかしロトの妻は後ろを顧みたので、塩の柱になった。」

1.神はどうして町を滅ぼしたのでしょうか?
 悪徳に染まっていたからといって滅ぼしてもいいんでしょうか?
 神にとって人間とはどういう存在でしょうか、
 ペットのようなものでしょうか?
 滅ぼして得るものは何でしょうか?

2.ロトの妻はどうして塩の柱になったのでしょうか?
 ロトの妻は悪いことはしていないのに殺されました。
 神の火を見るのはそんなに悪いことなんでしょうか?

ソドムとゴモラは実在し、地震や火山の噴火で崩壊したとされています。
そういう実際の話はさておき、ここでは純粋に「文学」としての聖書物語という立場にたった質問です。
 神の目的がよくわからないのです。
 「神にとって人間は自分の子供のようなもの」なのだろうと考えていたのですが、
 この部分を読んで、どうやら違うことがわかりました。
 人間を使って実験しているようですが、その目的がよくわかりません。

A 回答 (3件)

> 「地上に人を造った」究極の目的はあきらかにされていますか?



聖書の記述をそのまま読むと、明らかにされています。

「...生めよ。ふえよ。地を満たせ。地を従えよ。海の魚、空の鳥、地をはうすべての生き物を支配せよ。(創世記1:28)」
「神である主は、人を取り、エデンの園に置き、そこを耕させ、またそこを守らせた。(創世記2:15)」

とあることから、神の人間の作った理由の少なくとも一つは、エデンの管理者だったと推察できます。
そして自分の命令に絶対に忠実であることを要求しています。知識の木の実を食べてはならないとする命令を破ったことを知るや、直ちにその任務を解いて追い出しています。

更に十戒を見ましょう。
いわゆる十戒の詳細が明かされるのは、出エジプト記の 34 章が最初だと思いますが、その内容で最も長く命じられているのが「私の他に神はいない」という点であり、他の戒が一節程度の長さしかないのに対し、数え方にも依りますが四節もの長さを用いています。

つぎに神が悪とすることを見ましょう。なにが悪かといえば、1)神の命令に逆らう行為、2)他の神を信仰する行為、3)その他暴虐の行為、に分けることが出来ます。
1)や2)に関しては、かなり理不尽な命令も多いですし、そもそも命令が届いていない異教徒についても適用されます。また、依怙贔屓なことに、「暴虐」には神の使い?であるダビデやソロモンらへの攻撃も含まれます。

これらのことから推量すると、神の目的?は、自分に忠実で自分を崇拝する存在を作ることが目的であろうと推察されます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
疑問がクリアになってきました。
ヨブ記では、ヨブの神への忠誠が本物かをめぐり、サタンと賭けをしますね。
ある意味人間らしい神ですが、人間よりもロボットを作ったほうがその目的にかなったのではと思います。

お礼日時:2006/04/18 15:12

1.


聖書によると、ソドム・ゴモラの前に一度人類は滅ぼされています。ノアの箱船の時です。聖書の記述からは
「主は、地上に人の悪が増大し、その心に計ることがみな、いつも悪いことだけに傾くのをご覧になった。それで主は、地上に人を造ったことを悔やみ、心を痛められた。(創世記5:32-33)」
とあるように、人類が暴虐で地上が罪に満ちていたためでした。
ソドムについても同様に、ソドムという都市が罪に満ちていたためです。

この時、正しい人であるロトの存在を無視して滅ぼそうとしてますが、アブラハムが神に頼んだために助かっています。おそらくノアの時も正しい人が滅ぼされたのではありますまいか。

2.
神の火を見ることが悪いことなのではなく、「振り返るな」という命令を破ったことが悪いことなのです。


旧約聖書中の神にとっての人間は、あまり良い言い方ではありませんが、「忠実であるべき下僕」です。人間は、全ての命令を守らなければならず、守っていたとしてもノアやソドムの例のように、滅ぼされる可能性があります。またヨナのように神に騙され、滅ぼされることもあります。
しかも、強烈な依怙贔屓があります。たとえば創世記 34 章には、ヤコブが平和を求めた相手をだまし討ちにし略奪を働いた次第が載せられています。しかも神はそれを「正しいこと」と認めています。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
ノアの洪水伝説は夢があっていいのですが…。

神はどうして地上に悪が増大するのをいやがるのでしょうか?
何か不都合なことでもあるのでしょうか?
「地上に人を造った」究極の目的はあきらかにされていますか?
人を造った目的と、人間と契約をした目的とが不明確のように思います。

お礼日時:2006/04/18 10:59

1.戒律を破っているのだから当然ですね、聖書の神様は怒りっぽいのです。


被造物です、(ペットではない、ペットならもっと従順な生き物でいいはずです)
滅ぼして得るものは、絶対なる信仰と服従。

2.振り向くなといったのに、振り向いたので、神の命令を聞かなかったからです。(これは悪いことです)
なぜ塩かはわからないですね、(諸説ありますが…)
神の火そのものが人にとって見るだけでも危険なものだったとしたら、見て良い悪いの(善悪という意味で)話しではないと思います。


神様のやることですから、人智では図れません。
ソドムとゴモラだけではなく、ノアの洪水物語も同じです、
疫病を蔓延させたり、色々していますが、
神と契約をしてそれを簡単に破る人間がいけないというだけです。
契約は絶対なんです。

ちなみに信者ではありません。
旧約の外典、偽典も読むと面白いですよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
>神と契約をしてそれを簡単に破る人間がいけないというだけです。

契約とはシナイ山での十戒ですね。
ソドムとゴモラのことは、人間の立場から考えると理解できます。
神の命令を破ったから罰せられたと考えればよいです。
では、神の立場ではどうでしょうか?
十戒を与えるとき
「今、もしわたしの声に聞き従いわたしの契約を守るならば
あなたたちはすべての民の間にあってわたしの宝となる。
世界はすべてわたしのものである」
といっていますが、この意味がわかりません。
神は契約によって人間から何を得たいのでしょうか?
神の望むものはなにでしょう。

お礼日時:2006/04/18 10:54

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