DVD-R/RWドライブについて

ハードディスクビデオからPCのDVD-R/RWへのダビングは出来ますか。
電器屋の話しだとPC売り場の店員は他にビデオから入力するボードが
必要だと言うのですが、家電（DVD売場）の店員はiリンクで直接PCの
ファイヤーワイヤーにつなげば大丈夫だと言います。

DVDレコーダーは高いのでPCの方で考えたのですが、入力するボードを
買わなければならないとなるとあまり金額も変わらなくなってしまい
迷っています。
DVDの規格が統一されているのなら少々高くてもいいのですが
新しいのが出るから買いではないと聞きますし…

PCのDVDと普通のDVDレコーダーとは何か画質とかの違いはありますか。

あと、ここで質問する事ではないのかもしれませんが、過去の回答に
「DVDビデオほどの画質はまだ完成度などの関係上使えません」
と言うのがありDVDビデオというのがわからなかったのですが、映画とか
音楽ビデオの市販されている物の画質は今のレコーダーでは無理と
いう事でしょうか。

よろしくお願い致します。

No.1 ベストアンサー 回答者： parts 回答日時： 2002/02/03 09:55

たくさんの質問ですね。

まず、私がこたえたであろう「DVDビデオほどの画質はまだ完成度などの関係上使えません」からです。

これは、確かですね。ＡＶ用ＤＶＤレコーダーではmpeg２エンコーダーの精度とDVDドライブの能力の関係上、業務用のmpeg２エンコーダーを使う場合とは格段に画質が違います。DVDビデオはそもそも、ＲＴＭ版（プレマスタ向けの原盤）のディスクなどから、その型を使って、プレスし忠実にピット（いわゆる凹凸）を原盤からコピーします。そのピットの凹凸が０もしくは１の２進数（デジタル信号）としてデータを形成しています。セルＤＶＤは元々ＤＶＤレコーダーで記録しているわけではなく、専用の業務用mpeg２エンコーダーを使っているため高圧縮でも高画質を維持できますし、保存性も基盤に凹凸をつけるだけですから、長期保存が可能です。

対して、DVDレコーダーは、DVDメディアの構造がまず異なります。プレスでは記録層は基盤の凹凸から構成されますが、記録用DVDは記録色素が案内溝という溝にあり、それにレーザーを加えること変化させ凹凸を形成します。そのため、エラーも比較的大きいですし、確実に焼く必要があります。ここで品質に違いがまずでます。
もう一つがエンコーダーです。mpeg２エンコーダーは業務用とは異なり、品質だけでなく、どちらかというと速度と低コスト化が必要です。そのため、画質が劣るのです。


PC用に関しては、エンコードソフトウェア等によるでしょうが、業務用には多少劣るでしょう。（これはかなり時間的にもセルDVDは商用ですから綿密に計算されていますからね）

Ｑ／ハードディスクビデオからPCのDVD-R/RWへのダビングは出来ますか？

Ａ／ビデオ出力があれば、どちらにしてもできますね。
ＰＣ側にキャプチャー（安くて１万ぐらいですかね）をつければ、取り込めるでしょう。ただし、ＢＳデジタルハイビジョン放送の著作権保護搭載の物はできません。

Ｑ／家電（DVD売場）の店員はiリンクで直接PCの
ファイヤーワイヤーにつなげば大丈夫だと言います。

Ａ／ＩＥＥＥ１３９４（以下１３９４）ですか、どちらの店員も間違ってはいませんが・・・詰めが甘いですね。
fireWire（appleの商標）とｉ.Link（ソニーの商標）とＤＶ端子、MicroMV端子・・・などなどいろいろな名称がある１３９４ですが、これほど国内で使われ世界的には（PC用で）利用度が低い国際規格は少ないでしょう。１３９４の特徴は特定のコントローラーに依存しないＯＨＣＩで使えること。
ただし、その反面規格がばらばら、派生規格は多く、ＤＶ端子だけの機能しかないもの、逆にストレージデバイスだけ、果てはメーカー推奨の特定の機器以外認識しないふざけた物もあります。

例えばPCでＤ－ＶＨＳの編集をしたい、これにはアイオーデータ機器が最近になって、発表した１３９４ボードが必要など、特定の機器に依存する物があります。

だから、ＰＣ販売側としては、Ｎｏでしょうね。当然動作保証はできませんからね。もし動かなかったと言われたときには、信頼が・・・・
対して、ＡＶ側としては、Yesですよ。対応しているものもあるでしょうからねしかも売りたいでしょうし・・・。

となるわけです。こればかりはやってみないと分からないとなります。まあ、メーカー側が推奨しているボードがあればそれを使えば良いかと思いますけどね。

この回答へのお礼

すばらしい回答ありがとうございます！！
丁寧でわかりやすくとても勉強になりました。
DVD-R/RWの現時点での購入はきっぱり諦める事ができました。
ホントにホントにありがとうございました。

お礼日時：2002/02/03 11:34