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赤経と赤緯の数値が分かっていて
視半径、地球との距離 の数値も分かっている場合
視赤経 視赤緯 を知りたいのですが、
どうすればよいでしょうか?
計算式見たいのがあったら、教えてほしいのですが

地球のある地点から惑星を見る場合です

A 回答 (2件)

回答No.1:


>何のために、視赤経、視赤緯の値が欲しいのか、必要がどこにあるのか分かりません。
まあまあ。確かに,視赤経・視赤緯と,たとえば星表に載っている2000.0分点の赤経・赤緯との差は微々たるもの(今年あたりは,赤経で最大0.2m,赤緯で最大0.1′程度)ですが,単に知的好奇心から知りたい場合だってあるでしょう。
(私も,章動を表す多項式の係数が知りたくてずいぶんいろんな本を探したことがあります。たいていの天文学の本には,No.1のURLのページのように最大値だけ示してあるか,せいぜい最も主要な項が出ているだけですので)

で,質問文に「惑星を見る場合」とありますし,地球との距離が分かっているということなので,最初は「惑星光行差」の補正の話かと思ったのですが,最初に分かっているのが「黄経・黄緯」ではなく「赤経・赤緯」なので,要は歳差と章動の補正が必要ということですね。
歳差も厳密に計算しようとするとかなり複雑な式になりますが,近似式は次のようになります(理科年表2002年版168ページ)。
赤経をα,赤緯をδとして,それぞれの年変化率をΔα,Δδとすると,
Δα=3.075(s)+1.336(s)sinαtanδ
Δδ=20.04(″)cosα
(s)は単位で時間の秒,(″)は同じく角度の秒です。念のため。
これらの値に,たとえば2000.0年からの経過年数をかけてやれば,赤経・赤緯の補正値になります。ただしあくまでも近似式で,天の赤道から遠くなるほど誤差も大きくなります。

章動の計算はあまりにも複雑で,とてもここには書けません。
数値を知るだけなら,「理科年表」(国立天文台編,丸善発行)に10日ごとの値が,また「天体位置表」(海上保安庁)に毎日の値が出ています。ただ,載っているのは黄経と黄道傾角の補正値なので,赤経・赤緯に適用するにはさらなる計算が必要です。
章動そのものの値を求める計算式が出ている文献は,たとえば長沢工(ながさわ・こう)さんの「天体位置の計算」(地人書館)あたりをご覧ください。(先ほど述べた「いろんな本」の一つです。)
たいへん長い式で,係数の一覧表だけで3ページになります。(式そのもののつくりは単純なのですが)
なお,この種の計算について,初心者でもわかりやすく,かつかなりハイレベルなところまで書かれているものとしては,おそらくこの本が(絶版になっていないものとしては)唯一ではないでしょうか。
英語の文献でしたら他にもいくつかありますが…。
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  視赤経、視赤緯の意味が分かっておられるのでしょうか?
 
  普通、天体の位置は、赤経と赤緯で表現されています。これを、黄道座標に変換するとか、銀河座標に変換するとか、更に、特定地点での特定時間での高度と方位に換算・変換するというのは、少し数学的な式が必要ですが、視赤緯、視赤経は、座標系の枠であるはずの、赤道座標の基準である春分点とか、赤道面それ自体が、地球の歳差運動や、回転の不規則運動により変動するため、理論的に記載されている位置を示す赤経、赤緯と、実際にそれが見える赤道座標上の位置の違いを示すための概念です。
 
  歳差運動があるため、また、不規則運動があるため、表などに載っているものは、おおよその平均の値ですが、これまで、1950年の平均位置が表に記載されていましたが、参考URLにある通り、2000年平均の赤緯、赤経がすでに表として出ているようです。2000年平均なら、歳差運動による誤差はわずかですし、章動の影響も無視できる程度でしょう。
 
  以上のことを理解された上で、一体何のために、視赤経、視赤緯の値が欲しいのか、必要がどこにあるのか分かりません。
 
  歳差と章動を付け加えて自分で補正値を出したいということでしたら、以下のURLに、歳差と章動の大体の値が出ています:
  http://www.win.ne.jp/~youyou/makyos/yougo/yg25.h …
 
  赤道座標の枠の揺れ動きですから、観測対象の天体の視直径や、距離などは、基本的に関係しません(天体が運動しているので、位置補正なら関係して来るかも知れませんが、赤道座標の枠の揺れなので、関係ないのです)。
 

参考URL:http://www.astroarts.co.jp/alacarte/kiso/kiso02- …
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