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「可塑性があり、加熱により軟化し、任意の形に成型できる有機高分子物質の総称。」ではなくてなんですが、
昔々、単行本版のサザエさんに岸首相がどうこう出ていて、次のページで(意味を知らない私にとっては)突拍子も無く「プラスチックだから」というのが出てきました。
両親やまわりの大人の人に聞いてもわからず、はげたおじさんが出ていたコマだったので、ハゲ頭って意味かなと無理やり思っていました。
あと、BO0WYの歌詞によく出てきます。題名にもプラスチックオーシャンと言う題名の英語詞の曲もあります。「プラスチックエモーション」だとか、「プラスチックのノクターン」だとか、意味がわかりません。
(ノクターンは、「主としてロマン派時代のピアノのための性格小曲。静かな夜の気分をあらわす抒情的なもの。創始者は一九世紀の作曲家フィールドといわれ、ショパンが多くの名曲を残した。夜想曲。」でいいのでしょうか? )
「英語の形成する」って言う意味と何か関係あるのでしょうか?全然違う俗語?
サザエタイプとBO0WYタイプは別なんでしょうか?
サザエさんの方はそんな小数の人にしかわからない言葉を使わないだろうので、時代がらから年配の方に聞けばわかるのかとも思っていますが、失礼な言葉だったら聞きにくいです。
誰か、教えて下さい。

A 回答 (6件)

 


  plastic というのは、元々形容詞で、ギリシア語の plastikos[造形することができる]がラテン語になり、フランス語になり、英語になって、plastic となったものです。漆喰とか焼き石膏の意味の plaster と同じ語源です。
 
  元々形容詞で、「造形可能、可塑性がある」ですから、これから色々な意味に展開します。「形成可能、形成的な、創造的な」というような意味や、「こねて作れる、可塑性の、塑造した、造形的な」などの意味から、更に、精神や性格に適応して、「柔軟な、従順な、教えやすい、感化されやすい」という意味も出てきて、「プラスチックのような心」というと、「柔軟な心」かも知れませんが、文脈次第で意味が変わって来ます。また医学の外科用語で、「形成の、成形の」のような意味もあります。
 
  そして最後に、いわゆる熱可塑性物質・材料としての「プラスチック(製)の」という意味が出てきます。口語の用法で、おそらく材料としてのプラスチックから派生したと思うのですが、「人工的な、不自然な、まやかしの」などの意味になります。
 
  BO0WY の歌のタイトルの場合、歌詞を見ないと分からないのですが、口語的な用法ではないかと思います。「プラスチックオーシャン」=人工の海、「プラスチックエモーション」=造った(偽りの)感情、「プラスチックのノクターン」=人工のノクターン(夜想曲)……という感じかも知れません(歌を知らないので、全然違う意味かも知れません)。
 
  サザエさんの場合、岸信介首相が出てきて「プラスチックだから」とは、何時の時代の話かとも思いますが、これは、手塚治虫が『リボンの騎士』を描いていた頃ではないのでしょうか。時代的にそんなにずれていないはずです。あれは三つヴァージョンがあるようですが、登場人物に、ジュラルミン大公とかナイロン卿とかプラスチック王子とか、何を付けているのかという名前が出てきます。(サファイヤ王女/王子は、少し違う名前ですが)。
 
  『鉄腕アトム』でも、ウランちゃんとか、コバルトとか出てきます。語感からいうと、当時、かなり「モダンな言葉」だったのではないかと思います。手塚の作品では、科学技術の成果のような意味で使われていた可能性があります。「プラスチック」というのは、無論、可塑性材料のプラスチックで、サザエさんに出てくるのは、どういう文脈か分かりませんが、「最先端だから、最新だから、高級だから」というニュアンスがあるように思います(もう一つ、「つるつるだから」という意味があるような気がします。金属のなめらかな表面とは違う、独特のなめらかな「つるつる」の面を、新素材プラスチックは提供していました……頭のことなら、この意味の可能性が高いです。金属だと、磨き上げてつるつるでも、硬いイメージで、プラスチックは、ほどほどに軟らかく「つるつる」だったのでしょう)。当時の日本人は、「プラスチック」というカタカナしか知らなかったはずで、それは、セルロイドよりずっと優れた材料だったのです。「新素材」とでもいうべきでしょう。
 
  英語の plastic の持つ色々な意味は、サザエさんの時代には、日本人には通用しなかったということです。「プラスチック」が「可塑性のある、柔軟な」という意味があることも大部分の日本人は知らなかったでしょう。ジュラルミン大公やナイロン卿も、現在と最初に作品が描かれた時の読者の「語感」は違っていたはずです。
 
  BO0WY の歌のタイトルに使われている「プラスチック」は、普通の英語の plastic ではないでしょう。口語・俗語の類で、アメリカナイズの現れでしょう。
 
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この回答へのお礼

詳しいお答え、ありがとうございました!
友人の女の子がRichelと言うプラスチック業者で働いている事がきっかけでもあり、
「プラスチック」という言葉をマイブームにしようと思っていたのですが、
そういう事だったら駄目ですねー。
時代は、「プラスチック=石油製品」の大量消費は悪!となってきていますね…。
ありがとうございました。

お礼日時:2002/02/22 18:02

曲や歌詞に使われる「プラスティック」は



「擬似」とか「ニセモノ」、「人工的に作られた」「無機質な」
という意味で使われることが多いようです。
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この回答へのお礼

「歌詞(俗語)によく使われる英語」
とか、
「教科書にはない英単語集!」
とかのサイトってないのでしょうか(別質問になりますね店)
ありがとうございました!

お礼日時:2002/02/22 17:42

その作品が手元にあればわかりやすかったのですが、「プラスチックだから」が何を指してるのか不確実なので、難しいですね。


前後のコマの絵やセリフについて、もう少し詳細な情報があれば判断がつきやすいかもしれません。

ハゲ頭が出てたのなら、それが本当のハゲでなくプラスチック製品ということかも。
岸首相の話題は単なる世間話で、当時プラスチック製品が色々と世に登場していることで時事ネタという可能性もあると思いますか…。
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この回答へのお礼

気になるので問合せしてみようかと思います。
長谷川町子さんご本人ってなくなられたのですよね…?
ありがとうございました。

お礼日時:2002/02/22 17:44

専門的な話はみなさんがなさってるので。



プラスティックには「無機質な(心が通ってない)」と云う意味もあります。
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この回答へのお礼

歌の方はそれっぽいですね!
せっかくですから、気合入れて訳してみます!

お礼日時:2002/02/22 17:41

こんばんわ、takotacoさん。



サザエさんの方ですが、
>ハゲ頭って意味かなと無理やり思っていました。
頭に関する表現だと考えてみました。
「石頭」に対する「プラスティック頭」⇒『考え方がやわらかい』

ちょっと無理がありますかネ。。。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
そんな話をとりとめなくできる友人が欲しいと思う今日この頃です。

お礼日時:2002/02/22 17:45

もともと『plastic』とは、“形成する 塑造できる どんな形にでもなる 柔軟な”


という意味の形容詞でして、
そこから転じて、
“温順な 順応性のある 造形の 人工の にせの いかさまの”
というニュアンスを持っています。


ですんで、サザエさんや歌の歌詞の場合は
“人工の にせの いかさまの”で、意味が通るのではないかと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
”人工の にせの いかさまの”
ですかー!
でも、プラスチックマネーって確かクレジットカードなんですよね?
ニセ札だったりして…。

お礼日時:2002/02/22 17:46

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