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こんにちは、北米の大統領の血統について調べていた時に思ったのですが、
北米は「人種のサラダボウル」とよばれているのに関わらず、
結局異民族間?の混血はあまり進んでいないと思うのです。

それと比較すると、南米の人種の混合はかなり進んでいるという話を聞いたことがあります。

実際はどうなのでしょうか??
探してみたのですが、良い資料が見つからないので、何かおすすめの図書・資料等、
ございましたらどうか教えてください。

A 回答 (5件)

中南米の人種の混合の状況は、国により、大きな差があります。



これは、スペイン・ポルトガルなどの進出時期、殖民形態、現地人の文明度などの差によります。

スペイン人が、初期に進出しました西インド諸島の場合、スペインが持ち込んだ病気の蔓延や、過酷な搾取が行われたため、現地の住民たちが、絶滅する事態となってしまいます。
そのため、アフリカからの奴隷を大量に導入した結果、黒人中心の社会となってしまいます。

一方同じく黒人が多い地域として、ブラジル北東部、中米のカリブ海側、パナマなどがありますが、こちらは、元々現地人が少なく、プランテーション農業の労働力不足から、アフリカ人を大量投入した名残です。

メキシコ・グアテマラ・ペルー・ボリビアなどでは、現地人が、比較的高度な文明(アスティカ・マヤ・インカなど)を持っていたため、ヨーロッパから持ち込まれた病気や過酷なしうたちにもある程度の適応ができたため、現在でも多数の原住民社会が残されています。
特に、マヤとインカの中心であった地域で顕著です。

メキシコ・コロンビア・ベネズエラなどでは、大量のスペイン人の殖民が行われましたが、その植民者のほとんどが男性であったため、異常なくらいの女性不足となりました。
そのため、植民者の婚姻相手は、現地の女性がほとんどで、その結果大量の混血者が生まれ、メスティソ社会が成立します。

コスタリカ・アルゼンチン・チリなどでは、現地人が比較的少なく、プランテーションにも向かなかったため、北米と同じく殖民は、スペイン南部の貧困者が、家族単位で殖民する場合が多く、白人中心の殖民が行われ、現地生まれの白人(クリオージョ)中心の社会となります。

ブラジルの場合、本国ポルトガルの人口が極めて少なかったため、殖民がポルトガル人だけでは不足し、ヨーロッパ各地からの植民者や、アフリカからの奴隷、アジア系などの植民者を積極的に受け入れた経緯で、人種の混合が進んでいます。

中南米の場合、混血度による人種差別があります。

最上位は、本国人(スペイン生まれの白人)です。
そのため、中南米生まれの資産家は、妻をスペインからもらう事がほとんどです。
特に、メキシコ・ペルー・コロンビア・グアテマラなどの階層社会が強いところほど、その傾向があります。

次は、現地生まれの白人(クリオージョ)です。
ブラジル南部、アルゼンチン・チリなどでは、完全なクリオージョ世界となっており、比較的人種差別や階層社会になっていませんが、それ以外は、現地人を差別する中心になっている人達です。
(本国人や富裕階層では、現地人と接触する機会が無いため、差別行為が少ない)

次がメスティソ。
白人の血が多いほど、上流階級になります。
白人と現地人の混血者のほうが、白人と黒人の混血者よりも比較的上位を占めます。

最下層が、現地人または黒人で、どちらが上かは、国によって異なります。

アジア系は、メスティソの中位くらいの扱いですが、経済的実力は、クリオージョくらいあるため、メスティソ上位やクリオージョの下位クラスの人の嫉妬を買う場合があります。
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この回答へのお礼

中南米には混血度による人種差別があるのですね!
しかも最下層が現地人あるいは黒人なんて、大変驚きました・・・

御礼が遅くなってしまってすみません。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/06/30 01:13

 こんばんは。

ラティン・アメリカの人種とは関係ありませんが一応...
 
 「人種」としての「サンボ」以外に、「サンボ」とは、チベット、ネパール、インド北部に居住するシェルパ族という山岳部族に多い人名だそうです。関して「ちびくろサンボ」は、インドがヴィクトリア女王を元首とする大英帝国の傘下にあった時代、インドにいたスコットランド人の女性が執筆した物語です。
 
 それが合衆国に流れて「黒い肌をした子供の名前とその挿絵」と「黒人の蔑称としてのサンボ」がマッチして(失礼...)、人種問題に発展したそうです。更に日本に流れて、「〃」と「合衆国に於ける黒人の蔑称としてのサンボ」と「ちびくろ=小さな黒人」が見事に・・・・(痛いよ...(T∀T))と言われています。
 
ウィキペディア>ちびくろサンボ:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A1%E3%81%B3% …
 
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 こんばんは。

補足程度に回答します。
 
 中南米のほとんどの地域では、16世紀のスペイン侵略以降、混血化が極めて進んでいます。南米では、エクアドル、ペルー、ボリヴィア等のアンデスの国々では比較的インディオの特徴が強い「メスティーソ」が多数派です。一方、チリ、アルゼンティン、ウルグアイ等の南米南部の国々では比較的白人の特徴が強いメスティーソが多いようです。また労働力としてアフリカから連れてこられた黒人が多かったことにより、黒人の特徴を持つ人も数多くいます。黒人と白人の混血児は「ムラート」、黒人とインディオの混血児は「サンボ」と呼ばれています。
 
ウィキペディア>メスティーソ:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%B9% …
 
ウィキペディア>ムラート:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A0%E3%83%A9% …
 
ウィキペディア>サンボ:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3% …
 
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この回答へのお礼

やはり歴史の影響力は大きいですね。。
「サンボ」とはもしかして、絵本の「チビクロ=サンボ」とは、何か関係があるのでしょうかね。

御礼が遅くなってしまって申し訳ありません。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/06/30 01:15

長い年月にわたって白人による征服・アフリカからの奴隷などの歴史があり、それによってもともとの先住民インディオとのあいだに混血がすすみメスティーソ・ムラートが増えたという歴史があります。


先住民および先住民との混血が多数を占める国は一握りですから、混血によって「駆逐された」結果とも言えるでしょう。

http://www.ne.jp/asahi/wh/class/station_la_1.html

カリブ海・中米諸国も含めて人種構成は国によってさまざまです。

http://www.chunambei.co.jp/
このサイトの「国別(34か国)基礎資料集」大体の傾向はつかめると思います。

コロンビアでは混血が75%にも達しているとか、
http://www.chunambei.co.jp/colombia-inf.html
アルゼンチンやコスタリカでは欧州系白人比率がほとんどを占め、また、多くの国の白人がスペイン系ですが、アルゼンチンはイタリア系が多く黒人はほとんどいない、ポルトガルの植民地だったブラジルはドイツをはじめとする欧州各地からの移民の子孫に黒人・東洋人などが混じっているなどの各国別に大きく違いがあります。

http://www.univer.net/4_kuni/index.html

Wikipediaで各国名を入れるとより詳しい情報が得られます。参考URLはボリビアです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%AA% …
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この回答へのお礼

御礼が遅くなってしまってすみません。
なるほど、「駆逐された」結果なんですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/06/30 01:05

その通りです。


アメリカは多民族国家とか言ってますが、実際は白人優先の差別社会です。それに比べてブラジルなどは完全にみんんなブラジル人という意識で、アジア人や黒人の差別などないそうです。
アメリカなどを手本にしても良い社会にはならないでしょう。

この回答への補足

御礼が遅くなってしまってすみません。

補足日時:2006/06/30 01:01
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この回答へのお礼

そうですね。
全く何が正しくて何が正しくないのかわからない社会です。。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/06/30 01:01

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