私は北方領土問題について関心を持って見ていましたが、
今日のYahooのニュースで
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060929-00000 …
のようなものを見ました。
正直言うと、私は前々から3島返還の可能性について論じられた
ことはなかったのだろうかと思っていましたが、
今までネット上等、過去の文献で該当するような内容は
見たことがありませんでした。いつも2島か4島でした。
今現在、日本政府もロシア政府も原則論だけで
膠着しています。
日本政府→4島返還(但し、最近は2島ずつの分割返還も多少柔軟姿勢)
ロシア政府→2島返還(してやってもいいよ?但し、それ以上の譲歩はあり得ない)
こんな感じでしょうかね。
それで題名の件について書きますが、
日本政府、ロシア政府、共に3島返還、
つまり歯舞諸島、色丹島、国後島の返還で決着という可能性は
全く考えていないのでしょうか?
皆様の意見や回答等、色々お待ちしています。
A 回答 (6件)
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No.6
- 回答日時:
3島返還論は麻生外務大臣のジョークだと思います、それで妥協したら次の選挙で自民党は野党になりますから、そうなると麻生氏が安部総理の後をついで総理になる可能性がなくなります、ロシア側が都合よく解釈して騒いでいるのだと思います。
本来なら日本はロシアに対して、スターリン主義の清算を主張して、千島列島とサハリン南部を返還しろ、シベリア抑留の賠償としてサハリン北部も割譲しろと、交渉では主張すべきなのですが、お役人は税金をちょろまかすのに忙しいし、政治家も売国しちゃうしで、完全にロシアになめられています。
ソビエト崩壊後は千島列島もサハリンもロシアの国力では維持できなくて、援助と引き換えに日本に戻ってきた可能性があったのですが、サハリン開発を始めて、資源を餌にすれば日本が金を出すと判ったので、領土返還の可能性はなくなりました。
挙句にサハリン開発の権益をすべてロシア側に返せと言われています、25%の返還で手を打とうとしたようですが、拒否されて工事がストップしているので、ロシア側は100%取り戻すつもりなのでしょう、三菱はロシアに取られても日本人の税金で清算するので損はないと考えているのでしょうが、こういう売国行為を、日本を代表する財閥がやっていては、ロシアと交渉しても勝てないわけです。
No.5
- 回答日時:
No1です。
海図で野付水道(北海道本島と国後島の間)と国後水道(国後島と択捉島の間)、択捉海峡(日本が国境と主張している海峡)の水深などを、海図で確認しました。
野付水道は、深い所で水深50メートルほどで、潜水艦が潜航したまま通過することは、不可能と思います。
国後水道は、200メートルを超える水深がありますが、深い部分が択捉島沿で急カーブしており、両島の中間線を境界にした場合、択捉島側から水中ケーブルで潜航する潜水艦の通過を完全に監視し、その行動を牽制することが可能です。
択捉海峡は、相当深く幅も広いので中間線を国境にした場合でも、監視は出来るでしょうが、陸上から行動の牽制をすることはかなり難しいでしょう。
ですからロシア側は、四島返還ではオホーツク海を守れないが、三島返還ならオホーツク海をほとんど現状に近い状態で守れるかもしれません。
私の水中ソナーや磁気探知装置・磁気機雷またそれに対する潜水艦(特にアメリカのロサンゼルス級攻撃原潜についての知識)は過去のもので最新の米ロの技術については断言できませんが。
No.4
- 回答日時:
三島返還論が現実となる可能性は、かなり高いと思います。
理由としては、ロシアは中国とも国境における領土問題を抱えていましたが、プーチン大統領は係争地を足して2で割る形式で解決させた実績があるからです。(リソースはど忘れしましたが、信用のおける媒体だったのは覚えています)
北方四島を2で割ると二島になってしまいそうですが、面積で考えると三島ぐらいでほぼ50%になるそうです。(こちらもリソース失念、失礼。たしか桜井よしこさんのコラム関係だったかと)
ロシアは今まで「二島までなら返してよい」、日本は「四島でないとダメ」とずっと平行線でしたが、中国や韓国のように国民感情としては敵対してない以上、実利的な交渉で決着させることは不可能ではないと思われます。
この回答への補足
退任したばかりの根室市長の見解を書いたリンクです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060929-00000 …
私もロシアと中国の領土紛争が解決したという情報は
Yahooのニュースで見ました。
ロシアと中国の領土紛争の細かい地図は残念ながら
見たことがないのですが、
確かに係争地を足して2で割る形式を採用して、
お互いの立場をいいラインで妥結できたとありました。
実際、プーチン大統領は2001年のテロ以降、
国境の確定にかなり力を入れて、
話によると、大きい領土問題で残っているのは、
北方領土だけになったとか見ました。
今まで公にされることもなかった3島返還論ですが、
私は意外に先月の拿捕の件、根室市の見解等も含めて、
一つの案として台頭する気がしてます。
良い悪いは別として。
ただ、はっきりしているのは、
今のままの原則論では多分、
私が生きてる間も解決しないだろうなあということです。
No.3
- 回答日時:
ユジーノサハリンスクに2度ほど訪れた事があるので、私自身も北方4島問題には注目していますが、3島返還論というのは初耳です。
「4島だ2島だと主張しても解決しない、お互いに譲歩する必要がある」 という麻生外務大臣のコメントの 「お互いに譲歩」 という部分を拡大解釈して、(4+2)÷2で3島返還と解されたように思われます。
ただ、今までの政府および外務省における経緯から考えて、可能性は極めて低いでしょうね。
事実、今年2月に行なわれた 「平成18年北方領土返還要求全国大会」 における麻生大臣の挨拶でも 「政府としては、我が国固有の領土である北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を早期に締結するという一貫した方針を堅持 ・・・」 という内容の政府の考えを明らかにしています。
4島返還要求で半世紀も経過したのに、今さら3島でOKとは口が裂けても言えないと思います。
一方ロシアの方ですが、たしかに1956年に日ソ共同宣言において平和条約の締結後、歯舞・色丹の2島を 「温情の証し」 として返還してもよいという提案があり、その後、エリツイン大統領もこの共同宣言を重視するという立場を取っていましたが、その後継者である現プーチン政権になってからは、大幅に軌道修正されたと思います。
たとえば最近でもロシア天然資源省から 「サハリン2」 に対し事実上の操業停止命令が下されましたね。
一見、自然保護の観点から厳しい処分になったように思われますが、実はソビエト崩壊間もない混乱期に締結された契約でありロシア側にとって極めて不利な内容となっているため、ロシアとすれば豊かな資源を背景に経済力も国際的発言力もついた今、もはや原契約を遵守する気持ちはない、力づくで契約破棄に迫っていると判断すべきでしょうね。
このように、プーチン政権は今のところ超大国への道をまっしぐらに進んでいるように思われます。 またロシア国民からも 「強いロシアの復活」 を願う声も大きいです。
彼らの立場から見れば、一度入手した領土を返還してまで日本に譲歩する必要はないと言えると思います。
3島返還どころか、2島返還も道は遠いと思います。
この回答への補足
下の方でも書きましたが、
多分、麻生外相は
「4島だ2島だと主張しても解決しない、お互いに譲歩する必要がある」
と言っても、それをだから”3島で”とは言ってないと
言いそうな気がします。
あと、プーチン政権になっても、
2004年に「日ソ共同宣言」の有効性を表明して、
更に最近も日露間の問題は領土問題も含めて、
解決の道を模索する必要があるみたいなことを言っていたから、
腰の入れようは違うでしょうが、100%2島返還もあり得ないとは
言っていないと思います。
場所を間違って申し訳ありません。
スポーツ報知では麻生外相が3島と言及してますね。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20060927- …
やはりこういうことを明確に一つの案として考えているのですね。
No.2
- 回答日時:
歴史的に見て択捉と国後の間で千島列島を区切るということはなかったんで、これまで3島返還論はないと思います。
日本にとって4島の中で面積が一番大きい択捉島を放棄するのが得かどうかはわかりませんが・・・
この回答への補足
そうですね。私も見たことがなかったので、びっくりしました。
少なからず、先月の拿捕の件もありますし、
日本政府の本音としては、
やはり根室の納沙布岬と歯舞諸島の貝殻島まで約3kmしか
離れていないので、こういう問題を解決する為にも
歯舞諸島と色丹島を返還してくれるものなら、
先行して返還して・・・と考えていると思いますが、
やはり建前の原則論を貫徹できない可能性があるので、
安易には言えないのでしょう。
国後島は知床岬と納沙布岬と直線で結ぶと
国後島にぶつかりますので、
やはりロシアと国境を遠ざける意味でも重要でしょう。
日本政府にとって、択捉島の必要性は・・・、
過去の歴史の・・・以外では何かあるのかな?
難しいですね。
No.1
- 回答日時:
日本側の譲歩内容がどのようなものなのか、気になります。
以前別の方の質問に回答したものですが、>>ロシア側(ソ連時代も含めて)の今までの提案の、二島返還の意味は、世界地図を見れば簡単に分かります。
千島列島とオホーツク海の関係とロシアを取り囲む海を見てください。
攻撃型原子力潜水艦の建造技術でアメリカに劣るロシアは、太平洋・大西洋・北極海の制海権を持っていません。
ウクライナが独立して黒海の完全な支配権が無くなった今、ロシアにとって、アメリカの核ミサイルに対する抑止力として、核ミサイル搭載原子力潜水艦が安全に潜むことの出来る唯一の海がオホーツク海なのです。
これは、政治・外交・軍事を担当している各国政府関係者の常識です。(日本では、誰もそんな説明はしませんが・・・・)
もし、国後・択捉の二島をアメリカの同盟国日本に完全に返還すれば、ロシアのオホーツク海の防衛線に穴が開き、制海権はアメリカに脅かされることになります。
仮にロシア大統領がそのような決定をしたいといっても、ロシアの軍首脳は絶対に支持しません。
ロシアでは軍の支持を失えば、政権崩壊に直結しますから、そのような政治決定はありえないのです。
この「オホーツク海の支配」に関係のない歯舞・色丹は返しても良い、これがロシアの政治姿勢なのです。
では国後・択捉は帰ってこないか?
そんなことはありません。軍事的理由によって返還されないのですから、それを満足させればいいのです。
それには、アメリカからの沖縄返還が一応の目安になるでしょう。
つまり、ロシアと日露安全保障条約を結び、国後・択捉にロシアの軍事基地を作ることを承認し、その維持経費は日本持ちにします。札幌にはロシア極東軍の統合司令部を置くことを認め、(アメリカのように首都圏とまで譲歩しなくても良いでしょう。)思いやり予算も付けないといけないかも知れません。
ロシア軍首脳も、この条件を大統領が日本から勝ち取れば、返還を支持します。
沖縄並みまでやれば、北方四島は沖縄のように帰ってきます。ポイントは、現状のようなロシアの「軍事的オホーツク海の支配権」を日本が認めるかどうかです。<<
ですから、三島返還の場合の「譲歩」の条件がどのようなものか、大変興味があります。
ロシアの新聞が「日本の譲歩」を報道するというのは、単なるガセか、日本に対する譲歩要求の打診という線も考えられます。
また、最近日露共同の民間石油開発にトラブルが発生しており、その解決に日本政府から、日本企業に口を利いて欲しいとの打診かもしれません。今後の第二・第三の報道が期待されます。(第二・第三がなくて消えてしまえば、領土問題についての記事として掲載されたものではないと考えられます。)
この回答への補足
確かに今後の報道の仕方によってでしょうし、
どういう展開になるか注目したいと思います。
ただ、麻生外相は3島とは言っていないわけで、
それをロシア紙が拡大解釈したということですので、
当然、報道が大きく出れば、麻生外相がこれ(3島)について
言及するでしょうね。多分、
「私は3島という言葉自体、言ってない」という気がしますが。
ただ、現実問題として、
ロシアは10年前のように日本に頼ってまで返還する必要性がない
というのは事実でしょうし、
それを考えると、今のまま4島に固執してたら、
私達が生きている間に1島も帰ってこない気がします。
難しいですね。
場所を間違って申し訳ありません。
スポーツ報知では麻生外相が3島と言及してますね。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20060927- …
やはりこういうことを明確に一つの案として考えているのですね。
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