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栗の実をまるごと食べる動物はいないように思いますが、どうやって増えるのでしょう。
仮にリスが栗を食べたら実は分解されてしまって芽がでないのでは。
多くの果物は鳥や小動物に食べられ、そのフンなどによって遠くに運ばれて芽を出すと思いますが、栗はあんなイガイガでは誰にも食べられることなく、自分の下に落ちてそこで芽を出すだけなのでは・・、結果遠くに運ばれないのに、どうやって増えるんでしょうか。

それに簡単に食べられないためにイガイガで守っているのかもしれませんが、あそこまでイガイガだとどんな動物でも食べること自体できないのでは・・

いただいた栗を見ていてフツフツと疑問がわきあがってきて質問しました。
どなたか詳しい方教えてくださいませ。

A 回答 (2件)

それ系(理科・生物系)が専門は専門ですが,


クリのイガに関してはそれほど詳しい者ではありません。
しかし,面白い(=興味深い)ご質問ですね。


確かにクリの総包(イガ・針)は,鳥などを寄せ付けないという働きも持ちますが,
大きな動物に「ひっつく」という働きもします。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 より
「ひっつき虫」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B2%E3%81%A3% …
--- 引用 ------
> ・ 針と鉤を持つもの
>   その表面に突き出した針の先が鉤になっていて、
>   それによって引っ掛かるようになっているものである。
>   クリノイガは皮膚に刺さるほど鋭い針である。
>    オナモミ・クリノイガ・センダングサ・キンミズヒキ


クリの種子散布は当然,これだけではありません。
動物によって地中に保存されたクリの種子が発芽する場合もあります。
実際には動物にクリの種子が食べ尽くされてしまっては,
発芽できませんが,
動物の食べ残しや食べ忘れもありますから,
その食べ残したクリから発芽して増えることもあります。

種子散布
http://www.biol.tsukuba.ac.jp/~algae/BotanyWEB/d …
--- 引用 ------
> 貯食型散布
>  動物被食散布の一型である。
>  食物を地中に貯える習性を持つ動物
>  (アリ・ネズミ・カケスなど)によって貯蔵場所に運ばれ、
>  食べ残されたり食べ忘れられたりしてその場で発芽する。
>  ブナ科のいわゆるドングリ(シラカシやクリ)に
>  その例が見られる。


というわけで,
クリにイガがあっても遠くへ運ばれることはあります。
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この回答へのお礼

イガイガは自身を守る為だけなんじゃないんですね。すごい・・それにしてもあのイガがひっつき虫みたいにくっついた動物は痛いでしょうね・・(^^;)
参考になりました。ご回答ありがとうございました!

お礼日時:2006/10/07 15:49

栗のイガは、中の栗が熟すまで外的から守る役目をします。

栗が十分に熟すと自然に口を開き、中の栗が外に出て地面に落ちます。そのままそこで芽を出す事もあるかもしれないし、山の斜面を転がって少し離れた場所で芽を出すかもしれないし、動物がどこかに持って行って埋めて芽を出す事もあるかもしれません。自然界ではそうやって繁殖していきます。

リスなどは拾った木の実をその場で食べるのではなくて冬に備えてたいていは土に埋めて保管します。そのまま春まで食べ残されたものが、暖かくなって芽を出すってのもよくある事です。

木の実場合、タンポポみたいに一気に広範囲に種を撒き散らすって事はあまりなく、親の木の近くで次の世代が育って、長い年月をかけて徐々に勢力を広げていくってパターンが多いようです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。栗って熟すと中身が外に出て地面に落ちるんですね。あのイガイガのまま落ちると思っていました。それなら納得です!リスの貯蔵による発芽・・なるほど~。 
参考になりました、ありがとうございました。

お礼日時:2006/10/07 15:45

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