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今、独学でメンデルスゾーン協奏曲の第一楽章を練習中の中学生です。まだバイオリンを始めて、4年ですが、弾くことは可能でしょうか?
最初の3ページぐらいは弾けますが、けっこう苦労しています。できたら、弾くコツなどを教えてください。

A 回答 (1件)

こんにちは!



メンデルスゾーン協奏曲(通称メンコン!)に挑戦とのこと。
始めて4年というと、ボウイング、左手共に一通りのテクニックは先生から習われたと思いますので弾いても妥当だと思いますよ。

この曲はロマン派の中にあって、構成が古典的でしっかりしていて分かり易く、なおかつ旋律がとてもきれいでヴァイオリンがオーケストラの中で効果的に響くようによく考えられて書かれた素晴らしい名曲だと思います。
実は私も(大人です。ヴァイオリン始めたのはあなたより遅くて高校からなんですよ)昨年、再び先生に就いてこの曲やりました。
私も第一楽章のみでした。(その前はブルッフの一番の第一楽章もやりました)

独学でけっこう苦労しています・・・とありますが、具体的な箇所が分かれば私としても答えやすいのですが・・・
とりあえず、実際に弾く上での(私が受けたアドバイスも含め)ポイントを挙げておきますね。ご参考になれば幸いです。

・冒頭の有名なテーマですが、弾き出してから5小節間はあまり弱くしないで(むしろmf位で)均一な音で弾きます。でも弓を弦に強く押し付けてはだめです。滑らかに、しかし一音一音はっきりと。20小節からcresc.をかけて上のAまでもって行きます。その後の3連音符はフレーズの最後にアクセントを付ける事を忘れずに!
・40小節からのオクターブで上がっていく箇所は下の音を強めに弾きます。
・97小節からの重音はベタ弾きで。そして3連音符の必ず最初の音にアクセントをつけること。
・105小節から、下のDの3連音符は弓を飛ばさないこと。上のA、Eのスラーの重音は音程に気をつけてゆっくりとさらいましょう。
・139小節からの第二テーマはあまり弱くなく、かつおそくしない事。
・173小節からのスラーの付いてない3連音符は弓先を使ってデタシェではっきりと硬い音で。
・238小節からは、左手の指を指板にパタパタとたたく感じで一音一音はっきり弾いてください。ただし、右手(弓)はあくまで滑らかに。
・カデンツァ・・・スラー付きの4弦にまたがるアルペジョは弓をたっぷりと使い、trの2分音符は各音程に気をつけて。
付点4分音符+8分音符の(ター・タ)は冒頭のテーマを意識して弾きます。最後のスタッカート付きのアルペジョはセンスよく?軽く弾いてください。徐々にスタッカートはなくしていきます。
・再現部は前に言ったのと同じ要領です。オケとソロが情熱的に掛け合うところがありますが、全弓でffではっきりと。
いきなりE線のハイポジションに音が飛ぶ箇所もありますが、頭の中で音をイメージ(歌いながら)して弾けば、まず外すことはありませんよ。こういう所はとにかく自信を持って大胆に弾くことです!決まっても仮に外れても(プロでもたまにある)、全然、大丈夫ですから!笑

以上、文章なので分かりずらかったかも知れませんが、弾く上で参考になれば嬉しいです。又、何か疑問点等ありましたら言ってくださいね。
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この回答へのお礼

すごく丁寧に、具体的に教えてくれてありがとうございました。
今後の勉強の参考にさせていただきます。
ブルッフもいいですよね。僕は第三楽章がすごく好きです。
メンデルスゾーンのこの曲はずっと前から弾きたかった曲で、ほとんど毎日飽きるほど聞いてました。
本当にありがとうございました。
バイオリンの練習頑張ってください。

お礼日時:2006/11/15 15:28

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