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群馬県の群馬のローマ字標記についてNO.1267で質問がありました。私が調べたところ、パスポートなどで使うヘボン式ローマ字の場合、「ん」の標記は、後ろに来る文字がB・M・Pの場合、「N」ではなく、「M]を標記すると群馬県のHPにも記載されていました。この法則に従えばぐんまの標記はGUMMAになるのだと思います。
しかし、一般的にぐんまのローマ字標記はGUNMAとMをNで標記しています。これはGUMMAという言葉が性病の病名と同じだからだという話を聞いたことがあります。
本当なのでしょうか?
ご存知の方がいたら教えてください。

A 回答 (3件)

 


  gumma というのは、梅毒第三期に出てくる症状の「ゴム腫」のことです。英語では、「ガンマ」と読みます。(なお、梅毒の四期までの症状の移り変わりについては、以下のURLに説明してあります。関係ない話で、調べてみて説明を書いたのです)。
 
  >No.251289 質問:教えてください。気になって仕方ありません。
  >http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=251289
 
  gumma は、ラテン語の gummi から派生したようで、チューイン・ガムのガム(gum)が、同じ派生語です。要するに、「ゴム」のことです。
 
  Gunma prefecture が、Gumma prefecture だと、ガンマ・プリーフェクチャと発音され、「ゴム腫県」となって、あまりいい意味ではありませんね。
 
  どこかの企業で、「ファコム」と読むのではない、「フェイコム」と読むのだというのがありましたが、どう考えても、普通に読むと「ファコム」と読めてしまいます。無論「フェイコム」とも読めますが。これと似ているのかも知れません。
 
  ある言語では、別に何のこともない言葉が、ラテン文字で書くと、英語だとかフランス語だとドイツ語だとか、色々な言語では、妙な意味になるという例はたくさんあるように思います。
 
  また、「心因」と「死人」がローマ字で書くと、同じになるというのもあります。つまり、shin-in と shinin です。普通、shin'in とあいだにアポストロフィを入れます。人名で、「真一」というような名も、Shinichi と書くと、「しにち」と読まれるので、Shin'ichi と書きます。「群馬」も、Gum'ma とでもすればよいような感じもします。
 
  これはやはり、Gunma がいいのでしょう。一般の表記では、何かの方式を採用すれば、一貫せねばなりませんが、「固有名詞」の場合、その名について権利や責任を持つ当事者が、「こう書く」と宣言すれば、とりあえず、それが正式な「綴り」となるはずです。
 
  因みに、よく似た固有名として、「なんば」を、nanba と namba で Google の日本語ページで検索すると、nanba が4880件、namba が5450件で、namba の方が少し多いですが、同じぐらいです。

  「ぐんま」については、gumma は、2230件、gunma は何と、88800件もあります。特に、トップに出てくるのが、「群馬県ホームページ」で、URLが、www.pref.gunma.jp/ になっています。群馬県がホームページのドメインで、Gunma にしているのですから、Gunma なのでしょう(群馬大学や群馬県立自然史博物館や、ぐんま天文台や群馬県立図書館も Gunma です。もっとも、群馬大学を除くと、他は、ドメインが、gunma.pref.jp だからですが)。
 
  理由は、やはり、gumma では、妙な意味になるので避けているのだと思います。nanba の方が、namba と同じぐらいな所を見ると、「なんば」を素直にローマ字に変えるか、発音を取って、Namba にするかの違いだと云えます。それに対し、gunma と gumma のヒット数の差は、意図的に、gunma を選んでいるのだとしか思えません。gunma がすべて群馬県の群馬でない場合も含んでいるとは思いますが。
  
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この回答へのお礼

非常に詳しい説明ありがとうございました。大変参考になりました。

お礼日時:2002/04/24 10:08

性病うんぬんは、ここGooの英和辞書でひくと出てくるので、お確かめください。


(以前回答したけど、知的所有権を侵害する恐れのあるということで
削除されちゃいましたので、再度投稿)
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この回答へのお礼

ありがとうございました。辞書を調べてみます。

お礼日時:2002/04/24 10:07

「ん」について少し説明させてください。

おっしゃる通り、発音上/b/,/m/,/p/の両唇を閉じる音(両唇音といいます)がn音の後に続くと、[n]と発音されるのが[m]となります。[n]は「ん」にあたり、[m]になっても「ん」は「ん」のままですね?つまり、唇を使わない[n]と使う[m]を続けて発音するのは困難です。そこで、次の両唇音を発音しようとした時に、もうその準備をしてしまうのです(意味を変えずに)。それで同じ「ん」でも必然的にそういう音の変化(専門的には同化といいます)が起きるのです。同じ「ん」でも、具体的な発音のレベルで考えると、姿は1つではないという事になります。GUNMAとなっているのは、日本人の意識の中で「ん」をローマ字ではNを使うのが習慣づいているためだと思ったのですが、病気の名前と同じだからということまでは分かりません。ごめんなさい。大学で英語音声学を専攻している学生でした。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。発音のことは良く分かりました。

お礼日時:2002/04/24 10:06

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