ネットサーフィンを楽しんでいましたら、不思議な記述のあるホームページを見付けました。
http://www2.big.or.jp/~yba/intro/ahobaka.html
>赤塚不二夫の漫画でお馴染の「バカボン」も「釈尊」を意味するらしい。
あの「天才バカボン」はお釈迦様からネーミングされた??
本当なのでしょうか。サンスクリット語が語源なのでしょうか…。
私は元々、「バカボン」という言葉に妙な感じを抱いていたのです。
「バカ」は関東でよく使われる言葉であり、「ボン」が坊やという意味ならば、これは関西で使われる言葉です。
「馬鹿な坊や」を意味する言葉は、関西なら「アホボン」でしょう。
関東なら、「バカ坊や」とは言わないな…「バカ坊主」違うな…「与太郎」これでしょうねェ。
いずれにしろ、「馬鹿な坊や」の意味で「バカボン」と呼ぶ地方はないでしょう。また、バカボン一家が住んでいるのは明らかに東京です。
また、もし「バカボン」が「馬鹿な坊や」の意味であるならば、常識人である「バカボンのママ」が平気で「バカボン、バカボン」と呼んでいるのも解せません。そもそも「バカボン」は本名のようですが、そんな名前を区役所に届け出ることを、ママは許さないでしょう。
ところが、「バカボン」がお釈迦様を意味するならば、話はまったく変わってきます。
本当にお釈迦様を意味するのでしょうか。どなたかお教え下さい。
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
仏典のなかに、お釈迦さんを意味する尊称として「薄伽梵」、「婆伽梵」、「薄加梵」などの言葉はしょっちゅう出てきます。
読みは「バガボン」(またはバギャボン)と濁りますので多少「バカボン」とは違いますけれども、#2のお答えにあるように「天上天下唯我独尊」(=お釈迦さんの最初の言葉)とパパに言わせているのなら、作者がお釈迦さんのことを意識したいた可能性はかなり高いように思えますね。
(ただ正確には、「バカボンパパのほうががバガボンだった」ということになりますが…)
余談ですが、「薄伽梵」という言葉は、もともとはサンスクリット語のbhagavatという言葉(あるいはその変化形のbhagavan、bhagavati)の音を写した言葉です。
大抵はお釈迦さんのことをさす尊称ですが、もともとは、師、神仙、諸仏などの意味で広く使われました。現にヒンズー教でもシバ神の尊称として使われています。
意味としては、徳ある者、煩悩をやぶる者、分別のある者、福徳のある者、尊敬を受ける者、栄光ある者…といった尊敬のニュアンスを多義的に持つ(意味が多いのであえて翻訳されなかった)言葉です。
(仕事がら仏典にはほぼ毎日接していますが、バカボンの専門家ではないので「一般人」として回答させてもらいます)
No.3
- 回答日時:
バカボンというタイトルは、放浪者・やくざ・のんき者・無責任な人を意味する英語の「バガボンド(vagabond)」が元になっているという説ならよく聞くのですが。
語源がラテン語の単語ですね。作者がTVでそう言っていた、という方もいました(参考URL)。もろタイトルにした人気マンガもありますね。
でもお釈迦様説も説得力あるなあ。仏教関係者や研究者が早合点して言いふらした、という可能性も高いですけど、作者が意識していたとしても不自然ではないですね。
参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2718
No.2
- 回答日時:
nyannyanさんの、このシリーズ的質問では、毎回ちょっと「空想科学読本」っぽい、ちょっとついていくのがつらいほどのこだわりがあって、回答できなかったのですが、今回の質問は非常に、よいです。
気持ちがうきうきと乗ってきます。さて、参考URLチラッと見ました。すごく興味深い内容ですね。
ある本で、赤塚さんは、「天才バカボン」が生まれるまでの経緯を、おおよそ次のように語っていました。
少年マガジンで、新連載の依頼を受けた。この担当編集者が、若手の、ちょっと変わった人で、新連載に関し、思いつく限りのいろんなキーワードをメモしており、それを赤塚さんに渡したと。様々な言葉の中で、赤塚さんの目に止まった言葉が、「天才少年」、「バカ」だったそうな。…
そこからいろんな設定が思い浮かび、出来上がったのがあの漫画。始めはバカボン家に「天才のハジメちゃん」が生まれて、周りが大騒動する、人情話っぽい展開が続きますが、ある時期から、堰を切ったように、おなじみの、ナンセンス、実験的なギャグのオンパレードになってきております。
さて、この設定の中に、非常に興味深いものがあります。
設定の中で、バカボンのパパは生まれた直後、「天上天下唯我独尊」という産声を上げ、周囲を驚かせたが、その直後に頭のねじが何本か飛び、その後バカ田大学を主席で卒業、現在にいたる…というものです。!!!
これが、連載当初からの設定であったかどうかは不明ですが、赤塚さんがこの作品を作るにあたり、釈迦が強く意識されていたということは明白です。上で述べた、連載のきっかけだけでなく、おそらく赤塚さんの中で、「バカボン」という言葉には、相当な思い入れがあったのではないかと思われます。
ちなみに、申し訳ありませんが、「バカボン」という言葉自体が釈迦を意味しているかどうかについては、わかりません。
No.1
- 回答日時:
私もそう聞いたことがあります。
『バカボン』とは、サンスクリット語の『Bhagavan』からつけられたらしいです。
http://www.relnet.co.jp/relnet/brief/r12-14.htm
参考URL:http://www.relnet.co.jp/relnet/brief/r12-14.htm
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