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書記素(grapheme)と音素(phoneme)の違いがどうしてもわかりません。日本語だと、「さ」は書記素(grapheme)であり音素(phoneme)でもあるのではないのでしょうか?

A 回答 (2件)

音素は発音上・音声上の単位で,書記素は文字の単位です。


音素は単独で発音できる最小の弁別的単位で,書記素はこれを文字に応用したもので,表記上の最小の弁別的単位です。

もちろん,文字は音声を表記するためのものですから,時として混同されてしまうのも無理はありません。

たとえば「さ」。
発音上はこれをさらに分解できます。
五十音表で「さ」「す」「せ」「そ」が同じ列に並んでいることは,
/s/+/a,u,e,o/ と分解できることを表しています。
つまり発音する上で,さらに小さく分解できる以上,「さ」は音素ではありません。
しかし,文字表記の上でこれをさらに小さくはできません。たとえば横棒だけとりだしても,何の意味も音も持ちませんから。したがって,「さ」は書記素であるといえます。

アルファベットでは音素と書記素が一致するのが理想ですが,実際にはなかなかうまくいきません。英語の th とか,フランス語の ou とか,ドイツ語の sch とか,組み合わせて一つの書記素を形成せざるを得ない場合も少なくありません。

漢字はもっと面倒です。「花」は草冠と「化」からなりますが,それぞれが書記素です。「化」は発音を表し,草冠は意味を担います。こうなると音素とは関係が薄れていきますね。
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・日本語の音素は/s//a/ といった、いわゆる子音音素、母音音素があつまったものが基本でしょう。


・日本語のかな書きという書記体系では「さ」といったかなと、「゛」(だくてん)などが書記素でしょう。日本語のローマ字書きという書記体系では、s,aといったローマ字が書記素でしょう。
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この回答へのお礼

そういった理解なの!?お礼は弾みます。音素の理解に関して私と袂を分かちます。でも有難う。

お礼日時:2007/01/16 21:08

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