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子音とか母音とか二重母音とかいろいろありますが、
それぞれの音と音素はどう違うのですか??
それとも、音素と個々の音は同じなのでしょうか・・・。

英語の発音関係のサイトを見ているとよく"音素"という言葉が出てきますが、よくわかりません。
音素とは何の事でしょうか??

A 回答 (4件)

「音素」というのは、実際の音ではなく、「心の音」です。



例えば、「あ」という文字を5回書いたら、5回とも全く同じ形にはなりません。でも、よほど字が汚くなければ日本人の目(というか頭)には5つとも「あ」と認識されます。

同じように、「あ」と5回言ったら、5回とも音声的には全く同じではありません。しかしよほど発音が不明瞭じゃないかぎり、日本人の耳(というか頭)には「あ」と認識されます。

これが「あ」という「音素」です。


簡単に言えば、日本語には50音表があり、全ての単語は50音表の音だけでできてます。逆に言えば、50音表の音だけ習得すれば、理論上は全ての単語が発音できるわけです。


同じく、英語も、
母音は
Long A,E,I,O,U
Short A,E,I,O,U
Digraph OI,OU,OO
の13種類のみ。

子音は、
濁音(難しく言えば有声阻害音)b,d,g,j,z,v,TH,zh
清音(難しく言えば無声阻害音) p,t,k,ch,s,f,th,sh,h
その他(難しく言えば共鳴音) l,m,n,r,w,y
この23個のみ。

※数え方は定義によって、また方言によって多少異なります。

全ての英単語はこれらの音だけでできています。
日本人の頭に50音表の音しかないのと同じように、英語話者の頭にはこれらの音しかありません。
これらが、英語の「音素」になります。


例えばLong AとかIとかは、「エイ」「アイ」という具合に、2つの音っぽく聞こえます。よって、これらは二重母音と言います。(音韻論では、two skeletal slotsと呼びます)

しかし英語話者は、「エイ」「アイ」等を1つの母音と認識しているので、これら二重母音は「1つの音素」ということになります。

「エ、イ」「ア、イ」という風に分けない。

一方、日本語の「愛」は、「あ、い」と分けることができるので、通常は二重母音と考えないで、単純に「2つの母音音素」と考えます。


わかりました??

もしわからなければまた質問して下さい。
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(補足説明)


>そのグループ(音素)は1個1個単独で発音するのは無理ですよね?
音素というものは、単音の集合を前に述べました基準によって分類した結果できた部分集合に付けられた名前(記号)のことです。だから集合論的手法という言葉を竹林先生は使われたのです。その各々の部分集合つまり各音素の要素として実際に発音される単音がその中に含まれています。例えば、音素/p/には、帯気破裂音のp、無気破裂音のp、閉鎖音のpが存在します。音素の要素としての単音のことを異音といっているのです。

>日本語だとぺんぎんの"ん"とみんなの"ん"が、同じ音素、で合ってるでしょうか??
そうです。どちらも音素/ん/の異音です。
(近頃、日本人は「ん」の発音が下手になったと思います。例えば、「まんぎょんぼんごう」(万景峰号)をうまく発音できない人がたくさんいますね。これは英語の「n」の発音に日本人の舌が慣らされてしまったためだと思います。戦後英語教育の60年は日本語に大きな影響を与えてきましたが、「ん」の異変もそのひとつでしょうね。)

以上、理解の一助になれば幸いに思います。
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この回答へのお礼

まんぎょんぼんごう、上手く発音できませんでした。

音素と単音・・・やっぱり難しいですね。
まだ完全に理解できていませんが、
お返事を参考にもう少し考えてみます。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2008/07/17 19:06

もう昔の話になりますが、竹林滋先生は音韻論の最初の授業でこう仰いました。

「音声学は個々の音声(単音)を研究しますが、音韻論は音素を取り扱います。音素というのはある言語において、意味を弁別できる最小単位の音をいいます。それを求めるには集合論の手法を使います、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、。」
最初聞いた時は何のことかよく理解できませんでしたが、「集合」に関係があるんだなということだけ頭に残りました。(あとで気付いたことですが、集合に関係のない学問なんてありません。)
先生の話をやさしく言い直せばこういうことです。
「単音は音の出し方(調音)を基準にした場合の音声の最小単位です。ある言語に存在する単音を全部集めてきましょう。その結果ある言語における単音の集合が完成しますね。ということは、ある言語に現れる単語はすべて、その集合の要素である単音から出来ているということです。そこで、ある単音と別の単音を入れ替えてもその単語の意味が変わることはないもの同士を同類とするという基準を設けて単音の集合を分類することにしましょう。そのようにして出来た各グループのことを音素と呼びます。例えば英語の場合、pinとspinとyepという単語に現れる夫々のpという単音は音声学的には違う音(異音)ですが、同じ音素です。なぜならspinという単語をpinのpで発音しても違和感はあるものの単語の意味が変わるということはないからです。」

以上、少しでも参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

単音が最小単位というのは理解できました。
例に上げている3つのPの音の違いもなんとなく理解できるのですが、

そのグループ(音素)は1個1個単独で発音するのは無理ですよね??
Wikiの説明が少しわかったような気がします。
日本語だとぺんぎんの"ん"とみんなの"ん"が、同じ音素、で合ってるでしょうか??

お礼日時:2008/07/16 17:56

今日は。


ここで、文章で説明すると長文になり大変ですから、このサイトで
ご理解下さい。
参考サイト:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%B3%E7%B4%A0

この回答への補足

Wikiを見ましたが、難しくて理解できません。

単音と音素は何が違うのでしょう。
日本語の音素が載っていますが、英語の音素が知りたいです。

補足日時:2008/07/14 18:56
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