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 一般的に、民主主義やスポーツは公平な競争を行う事で、社会に良いイメージ(夢や希望)を与えていると思います。
 
 しかし、人数が増えればその分、法案の正当性、派閥の強さや優秀さが増加する訳では無いと思います。

 また、得点が多いチームは正しく、強く、優秀であるから勝負に勝った。そして、得点が少ないチームは間違っていて、弱く、劣っているから負けた。という様な考え方を民主主義やスポーツ等から感じませんか。

 その様な考え方が支配する社会は危険では無いでしょうか。
 
 
 

A 回答 (12件中1~10件)

危険です。


少数派や敗者には、ノーチャンスとなってしまうことがまたすこぶる危険です。
しかも、内容よりも点数主義で雌雄を決しようなどというのは、バカな民主主義の最たるものでしょうね。
人間の軽薄さがこういうことを省みる余裕もなくしてしまったのでしょう。
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民主主義=多数決ではないです。

単なる多数決はポピュリズム(衆愚政治)に陥りやすく、独裁や戦争の原因となります。有名なところではナチスが民主主義体制の下で政権を獲得し、虐殺や侵略を始めた例がありますね。

人間というものは雰囲気に支配されやすく、国民の大多数が「正しい」と思ったことでも、後で落ち着いて考えて見るとやはりおかしかった、ということは少なくありません。

それを防ぐために古くから民主主義、或いは大衆政治には、平民から隔離した貴族や賢人からなる安定装置が組み込まれてきました。そして平民が暴発した際にはそれをセーブし、逆に平民が惰眠を貪っている時には率先して危機に立ち向かったりするという役目を果たしてきたのです。

このような組織をイギリスでは貴族院といい、イギリスの議会制度を導入した日本でも設けられました。もっとも戦後貴族階級は消滅しましたから、貴族院は参議院に改組されました。(任期や半選など参議院はアメリカ上院の影響を強く受けた組織で、そのルーツは古代ローマにあった元老院ですが、これも貴族的な組織です)

このような経緯からか、日本の参議院は賢人集団としての役割を果たしておらず、衆議院のカーボンコピー、衆議院落選議員の「姥捨て山」なる批判まで出ている有様です。そして結果として「政治=多数決」という印象を国民に与えてしまい、質問者のような疑問が割とポピュラーになってしまった訳です。
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まずは回答しやすいスポーツから。

その論理は違うと思います。「強いから勝つのではなく、勝った者が強いのだ」ドイツのサッカー選手、ベッケンバウアーの言葉です。勝てば官軍とも言いますし。
戦争だけど、桶狭間の戦いでは2万以上居た、今川義元が僅か2,3千の兵力の織田信長に負けましたし。
関ヶ原では数では西軍の方が多かったのです。
中国でも三国時代の赤壁の戦いでは100万を称する(実際はそんなに居ない)魏が、数万の呉、蜀連合軍に負けてます。
 ちょっと違うかも知れませんが。
多い、強い、優秀という印象を持つと確かに有利な点が目に付きます。
民主主義ですが。気持ちは分りますけど。アメリカみたいに2大政党なら、そうゆう認識は芽生えないでしょうけど、日本だと、どうしても派閥とか、与党>野党>無所属の趣があるのは否定出来ません。
でも、共産党は正論を吐く事が多いけど、政権を握らせたら怖いですよ。何故なら共産主義だから。必要な野党ではありますけど。
確かに、この国は問題があるし、民主主義を勘違いしてる部分がありますね。でも、北朝鮮よりはマシでしょう?
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>一般的に、民主主義やスポーツは公平な競争を行う事で、社会に良いイメージ(夢や希望)を与えていると思います。


・いきなり話がそれる長文で恐縮ですが、スポーツはともかく、民主主義を良いイメージに認識している国は、日本以外では少ないのではないでしょうか。
民主主義というのは、結局物事の決め方にすぎません。民主主義に対比する政治制度として独裁主義がありますが、それぞれ長所短所があり、民主主義が完全というわけではありません。
一般国民のすべてが国の政策を正しく理解しているはずがありませんし、そんな国はありません。一般国民には日常生活があり、仕事を持ち、家族を養うので精一杯の人もいます。だから、情報源はマスコミなどに限られてしまい、感情的で熱しやすくさめやすいものです。
また、選挙にコストがかかる上、物事を決めるにあたって、独裁主義と比べるとどうしても合意形成に時間がかかり、時代の変化に柔軟に対応することが難しい場合も少なくありません。
これらは民主主義の短所ばかり述べましたが、総合的に考えると独裁主義よりもマシかな?という程度のものであり、それよりも良い制度が今のところ誰も思いつかないため、世界の多くの国で採用されているまでです。
よく、経済で市場主義が市場の需要と供給で価格が決まるので最良といわれながら、実際は弱肉強食でハゲタカファンドやホリエモンなどが出てきてしまうことを「市場の失敗」といいますが、私は、昨今の「女性は産む機械」発言で選挙結果が変わるように、一般国民は知識が乏しく、長期的な視点で外交や防衛も含めた国家政策を判断できず、一時の熱気だけで国政を誤ることを「民主主義の失敗」とでも呼ぶべきだと思います。
ただ、誤解されてほしくないのは、一般国民がバカなのか、というと、そういうわけではないということです。バカとか頭がいいとかという議論ではなく、一般国民は仕事や日常生活に忙しいから、そういうものであり、そのために議論のプロを選んで、政策面を一任するのが代議制だと思っています。そういう意味では、「まだ国民的議論ができていないので反対!」と叫ぶ国会議員は失格だと私は思っています。

さて、ご質問に戻りますが、
>しかし、人数が増えればその分、法案の正当性、派閥の強さや優秀さが増加する訳では無いと思います。
・確かにそういった部分があるかもしれませんが、それは立場や考え方の違いでしょう。
たとえば経済活動を考えると、企業活動も大事です。参政権は法人にはないので、「労働者は資本から搾取されている」と考える人々からは企業に有利な政策には反対するでしょうが、雇用確保の面からいえば、あながち企業活動を阻害する政策をとるのは、めぐりめぐって一般国民にもマイナスになるかもしれません。
考え方の違い、というのは、マクロで見るか、ミクロでみるかの違いのことです。野党と与党が議論するときに、いつもかみ合わないと感じるのは、与党はマクロ(総論、あるいは方向性)の話をしているのに、野党はミクロ(「ではこういった場合はどうするんだ」みたいな、本来、例外規定や経過措置などで対処すべきこと)で責めていることが多いです。
ですので、一概に、多数派だからとか、正当性という視点ではなく、ミクロかマクロかという視点で議論を聞けば、少し違った感想をお持ちになるのではないでしょうか。

>また、得点が多いチームは正しく、強く、優秀であるから勝負に勝った。そして、得点が少ないチームは間違っていて、弱く、劣っているから負けた。という様な考え方を民主主義やスポーツ等から感じませんか。
・う~ん、スポーツの場合は、強いチーム弱いチームというのは確かにあります。それは選手個々のもともとの実力があるからです。
でも、強いチームが必ず勝つわけではなく、だからこそ面白いわけです。ですので、勝利チームが正しく、強く、優秀なわけではなく、敗戦チームが間違っていて、弱く、劣っているわけではありません。
コンディションやホーム、アウェイ、出場停止選手の存在などの要素もあるでしょう。
W杯サッカーでブラジルは優勝を逃しましたが、じゃあ弱いのか、というとやはり世界最強であることは変わらないでしょう。逆に、野球のWBCで日本が優勝しましたが、じゃあ日本が世界最強の野球王国なのか、というと、やはり世界最強は今のところ米国ではないでしょうか。

政策にせよ、スポーツ大会にせよ、あくまでその時点での「結果」にすぎません。その当時ベストだと思われた「結果」です。
時間がたちもはやベストではなくなったと国民の多くが思った政策であれば改正すればいいし、スポーツ大会も次回は別のチームが優勝することで新たな「最強」に「改正」されます。

>その様な考え方が支配する社会は危険では無いでしょうか。
・以上の考えから、「危険」ではなく「自然」だと思います。
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・民主主義


 多数決からなる民主主義に対して疑問を抱くということについて、考えてみればそうかもしれないということは出てきますね。多数派であれば命題は真、どこからそのような論理が出てきたのか。古くはプラトンから20世紀ではル・ボンなど民主主義への批判者は非常に手厳しいように感じます。ただ、これらの批判に対する反論として、
「民主主義は最悪の政体である。ただし、これ以外のあらゆる政体を別にすれば」(チャーチル,英元首相)
「権力は腐敗する。絶対権力は絶対に腐敗する」(アクトン卿,19世紀の歴史家)
といった有名な引用句があります。つまり、現在までのところ、欧米型民主主義以外の権力手段では腐敗せずに永続できるという確証がないのではないか。確かに民主主義は最善の結果を生んではいないけれども、現行の民主主義以上のものを実現すると意気高揚していたヒトラーやスターリン、毛沢東のような精神主義運動の帰結は危険ではないかという反論がある。多様性の介在できない正義は、たとえ正しく見えたとしても危ないのではないか。
 少数派に関する面で、確かに、多数派が正しいというならば、多数派だけが益されて少数の人間が著しく不幸になってもおきざりなのではないかというような批判に説得力があると思います。しかしながら、経済面の自由競争の方が民主主義よりも弱者に厳しいようで、古くからパレートの法則(2割の者が8割の富を握る)といった少数に著しく富が偏る傾向があります。となると、選挙の一票が平等である限り、残り8割程度の弱者側を益した方が選挙上有利になる、対の力はできるのではないかと。もっとも、小選挙区二大政党制では論点が二党の主張だけに短縮されてしまうのではないかという批判もあります。少数民族の権利は守られるのか。障害者はどうか。第一級の比較政治学者でも、Arend Lijphartのようにこの型を批判する人もいます。

・スポーツ
 うーむ、斬新な視点に思います。ただ、勝敗をなくしたとしてこの意識が減退するかというのは疑問に思います。違うところで勝敗願望が表出されたら危ういような。あるいは競争願望自体を抑制しなくてはいけないという考え方もあるでしょうけれども、現在の時点では、競争願望がある程度以上低下すると反発が非常に大きくなるように感じます。
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大多数の人間が反対しているのに、一部の人間の言うことが通っていく


そういう社会のほうが安全なのでしょうか?
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私自身、そう感じたことはありませんが、そういう関連性はあるかもしれませんね。



その様な考え方が支配する社会は、危険だと私も思います。

難しい話になると思いますが、人間は良心的、道徳的、倫理的、平和的、皆幸福的な考えだけ生きている訳ではないことは確かです。

事実、資本主義社会、国会、組織というもので、権力や高い地位になるためには、ルール上で勝った者です。
 ルール上で勝てば、勝者で反対勢力に負けなけく、法律に違反しなければその地位を保つことができます。

日本の社会情勢は、競争社会で、競争の中で上の良い地位を確保できない人は、大変な生活を強いられます。
 
 こういう一面を見ると、勝った者が築く社会なので、勝った人間が、良心的、道徳的、倫理的、平和的、皆幸福的な考えが低い、欠落している場合、社会は、より弱肉強食性が増す社会になり、危険だと思います。

 だからと言って、逆のような考え方素直に良いと言い切れません。これ以上は、質問以上のものなので答えることは辞めます。

 簡単に言うと、
>民主主義やスポーツ等から感じませんか
感じることは特にありませんが、意識しているみとけっこう影響されていると思います。

>得点が少ないチームは間違っていて、弱く、劣っているから負けたという考え方が支配する社会は危険では無いでしょうか。

危険だと思います。

以上、参考になれば幸いです。

この回答への補足

・人は自分とは種類の違う人間を排除してしまう傾向があるのではない だろうかと思いました。

・今の社会では、外見や考え方(人種や思想)等、自分の努力ではどう にも出来ない様な部分で少数派に属する人は肩身の狭い思いを強いら れる傾向があると思いました。
 
・人数や点数等の数字が多い(高い)という事と人やグループ(集団、 種族)の正当性、 強さ、優秀さ、価値等が高いという事等とは別の 問題ではないだろうかと思いました。
 

補足日時:2007/02/04 01:21
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数が少なければ確かに悩みもあるでしょうが、


数が多くても悩みは尽きないのですよ。

数で決まるというのならば、個人プレイの時くらいでしょう。
集団プレイは数が全てではありませんから。
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>得点が多いチームは正しく、強く、優秀であるから勝負に勝った。

そして、得点が少ないチームは間違っていて、弱く、劣っているから負けた。

スポーツに限ってですが、特に感じません。
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政治に関しては大筋で同意見です。


スポーツでの数の論理の適用は違います。

例えばサッカーでチームの選手の50%がフィールドに立てるルールだったとしましょう。
22人いるチームは11人がフィールドに立ちます。
30人にいるチームは15人もフィールドにいます。
12人しかいないチームは6人しか立てません。

これで試合をすることが数の論理でモノを言わせた場合です。
それではいけないので、どのチームもピッチに11人なのです。
これで実力(采配や時の運と地の利もありますが…)のみでの勝負ですよね?

もちろんこの例えには、数の多いチームの方が優秀な選手がいる確率は高い→実力がある→数があれば勝てるのでは?…という欠陥がありますがそこらへんはご容赦を。
(その差を埋めるために弱いチームは練習したり、作戦を練るのですからね。数さえ同じなら勝機は格段に高いし。)
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