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今年より、日本赤十字看護大学へ入学する者です。
お聞きしたいのですが、日本赤十字社の看護師と自衛隊の看護師との違いとは何でしょうか?
災害時の活動内容についての違いはあるのでしょうか。
日本赤十字社は、中立の立場をとっているので、敵、見方関係なく救護するとホームページに書いてありましたが、自衛隊はこのような場合、味方しか救護をしないのでしょうか。
これらの看護師についての違いに非常に興味があり、是非教えていただきたいです。

A 回答 (5件)

国内での災害時、自衛隊は、要請を受けて災害派遣を実施しますが、過去の例では医療職に関しては余り大規模な派遣を実施していない様に感じます。


 もちろん被災地で対応可能な医療関連装備品等(専門の物も有りますし戦場での使用を目的としたものは基本的に転換可能です。)は保有しておりますし訓練も受けてはおりますが、その他の活動が主流で医療面に関してはDMATや日赤救護班に役割を分担して頂いているのではないかとも考えられます。これは自衛隊は戦闘行動が主の組織であり、DMATや日赤救護班と設立の目的が異なるため仕方のない事と考えます。

 次に、海外での災害となりますと、自衛隊を海外に派遣するためには高度な政治判断が無いと不可能です。したがって医療行為はDMATや日赤救護班等に活動して頂かざるを得ないのが現状かと考えます。
 

 有事(戦争)を想定いたしますと、日本国もジュネーブ4ケ条約を締結しておりますので、捕虜や文民に対する保護は順守する義務が有りますので、敵、味方あるいは非戦闘員の方々の区別なく医療行為を実施するように定められております。DMATは有事に活動する根拠を持っていないようですが、赤十字社職員は設立の経緯からして当然戦地での医療行為を実施する事となるでしょう。ただし、戦場における活動のノウハウは自衛隊の医療職の方が豊富ですし、医官や看護師も主流は自衛官(ただし、非戦闘員に指定されています。早い話、基本的に武器の携行は出来ません。)なので、戦地もしくはその近傍を自衛隊の医療職、少々後方のやや安全な地帯に日赤救護班が配備される等の役割分担をするのではないかと考えます。
 とはいえ、現在の戦闘は銃弾の飛び交う地点だけが危険地帯という訳では有りませんから、万が一の事を考えると日赤救護班の方の方がハイリスクの様にも感じます。自衛隊の医療職なら戦死すればそれなりの扱いを受けますが、赤十字社職員の場合はどうなのでしょうね…。

 因みに日本国内で赤十字を表示できるのは、日本赤十字社と自衛隊の医療職のみです。要するにジュネーブ条約の尊守と、必要な保護を受ける権利を持っているという事です。
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看護師です。

専門ではないので、参考程度にしていただければとおもいますが。

災害と戦争の場合では異なりますね。
戦地への派遣と異なり、災害時であれば、敵や味方という峻別が適当でしょうか。
プーケットやアチェをおそった大津波の際には、反政府組織との間で休戦協定が結ばれたと記憶しています。
一方で、パキスタンとインドの国境で紛争が多い付近のカシミール地方でおきた大地震の際も、双方から救援物資が送られていたと思います。

敵も味方もないほど酷い状況だったのだと思いまし、軍服を着たような人でなければ、怪我をした人がどのような人であるのかの判別も難しいでしょう。
一般的には、このように災害がひどく、戦闘が中断した状況のところに災害支援のために海外から医療スタッフ(自衛隊を中心にした国のチームや
日赤や民間団体)が入るものと思います。
一方で、テロリストなどが意図的にこうした場所に入り込み医療従事者が被害を受けたり、受けそうになることもあると聞いています。

戦争の場合ですが、
戦争状態の国への自衛隊の海外派遣には歴史的な背景から制限があるので、派遣先の状況に応じて、自衛隊(や国が派遣する国際援助隊など)の派遣が適当がどうかが政治的に判断されています。
もし、自衛隊が海外の戦争地域に派遣された場合にも、戦闘が行われている状況で率先して敵の救護を行えるとは思えませんが、少なくとも捕虜に対しては適切な対応を行うことが国際条約で決められているはずです。
日赤の救護所も戦争の最前線に置かれているわけではなく、離れた場所で難民になった方や逃げてきた兵士を救護していると聞いています。

戦争という医療職が大切にすべき人命の尊重の観点からは回避すべき状況の中で、医療職がそれぞれの役割を分担しながら最大限の努力をしていることをぜひ大学でも勉強してみてください。

なお国内外への災害支援については、日赤だけでなくDMATのような組織もあります。

参考URL:http://www.dmat.jp/
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はじめまして。


まずは日赤看護大学の入学おめでとうございます。
pinkpanmanさんの質問を見て、私も「自衛隊はどうなんだろ?」と思い旦那に聞いてみました。(旦那は自衛官です)
私の聞いた範囲内での答えなので、不足な部分がありましたらすみません。
戦争の場合、ジュネーヴ条約(捕虜の待遇に対する条約等)があるので捕虜の怪我や病気に対しての看護はするそうです。
ですので、一応は敵も救護(治療)するという事になりますね。
捕虜には人道的な扱いをし、捕虜に対する暴行も許されていないそうです。
但し、ジュネーヴ条約に加盟はしているが、いざ戦争になって窮地に立たされてしまったらこの条約はどうなるか解らないというのが本音らしいです。
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元自衛官です。


>日本赤十字社の看護師と自衛隊の看護師との違いとは何でしょうか?

先ず、身分が違います。自衛隊の場合は看護師でもあり、自衛官でもあります。民間人ではありませんので、有事の際には他の自衛官同様に出動しなければなりません。希望ではなく命令に従うのです。

>自衛隊はこのような場合、味方しか救護をしないのでしょうか。

未だ誰も有事を経験しておりませんので、建て前論に過ぎませんが、国際条約に基づいて行動する事になります・・・・でも、自軍の隊員を救護するだけで精一杯なんじゃないでしょうか。
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自衛隊看護師は特別職国家公務員で基本的には自衛隊員を看護する事になると思います。

海外に行った時には命令の中で地元民など救護する事になると思いますが、敵対する組織は見ることは無いでしょう。
 http://www1.ttcn.ne.jp/~irumaoffice/mennarikanng …
日本赤十字の看護師の方は 敵味方なく救護されると思いますが、現実的にはそんな危険な場所へ派遣される事はないように思います。よくテレビ等で見るのは 地震とか津波とかの大災害での派遣ですね。 
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