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私は昔、推理小説が大好きでした。

作家で言えば、「ブラウン神父シリーズ」のG.K.チェスタトンとか、「マルティン・ベックシリーズ」のマイ・シューヴァル&ペール・ヴァールーとか、ちょっと変わったタイプの人が好きでしたが、もちろんエラリー・クイーンやアガサ・クリスティのような、いわゆる正統派の作家も好んで読んだものです。

でも、そんな推理小説も、その後はSFやスパイ小説、或いはアクションものに押されて、今ではすっかり下火になってしまい、残念です。

で、一体推理小説のどこが受けなくなってしまったのか、皆さんのご意見をお聞きしたいと思います。

以前は推理小説の主流だったのに、最近すたれたパターンには、どんなものがありますか?

因みに私は、「密室殺人」にトンとお目にかからなくなったなあ、という点が、一番印象的です。
いろいろな新しい密室のトリックが考え出されるのが、楽しみだったんですけど、すたれたのは、もうタネが尽きてしまったからなんでしょうかね?

宜しくお願いします。

A 回答 (9件)

こんにちは。



廃れた理由は、回りくどく殺すよりも、ピストルやナイフで
一回で殺したほうが、手っ取り早く次の展開へ話をつなげられるから
かなぁとおもいましたが、ほんとうのところは、分かりません。

昔は、むしろ、殺すまでの方法や思案、殺した後のアリバイや
謎解きがメインでしたが、いまは、殺すということが、
物語のワンシーンに過ぎないようになったと、感じます。

密室殺人は、屋根裏から殺した、江戸川乱歩の『屋根裏の散歩者』
が印象的です。人間の本質の快楽である、「のぞきみる」という
行為が、実に生々しく表現されていて、読み手を引き込む小説だと
思います。

江戸川乱歩の『パノラマ島奇談』のトリックも好きでした。

あと、ありがちなのは、被害者を何らかの形で眠らせておいて
第一発見者になったり、その他の方法で、ほかの人に
密室だった!ということを知らしめたうえで、ほかの人の目が
反れたときに、殺す。

時間タイマーを使い、それを外から操作できるようにして、
操作して殺害時間を曖昧にする。
その装置も氷や、見えない糸や最初からあった梁などを
利用して、気づかれないようにする。
今だったらすぐに、気づかれると思いますが、
1900年ごろなら、今ほど科学捜査なども進んでいませんので
うまくいくという下地があるのだとおもいます。
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この回答へのお礼

確かにスピーディーな展開が喜ばれていますから、じっくりと読んでいくような推理小説は、受けないんでしょうね。

江戸川乱歩は、単なる推理小説家とは言い難い、独特の世界を持っていましたね。
「屋根裏の散歩者」は、バルビュスの「地獄」とかにも共通したところがありますが、異常な世界を描いた佳作でしょうか。

密室では、ご回答のトリックは意表を付いていて、結構衝撃的だったんですけど、よく考えてみるとかなり無理がありそうですね(笑)

時間のトリックなど、昔は作家も苦労していましたが、いまでは電子機器でかんたんにできてしまいますしね。

ありがとうございました!

お礼日時:2007/03/17 05:20

個人的には、時刻表トリックが好きでしたね。


時代とともに流行、廃りのトリックはあるとおもいますが、いずれも基本となるトリックの使いまわしですね(時代の流れによる応用編、みたいな作品ばかり、それはそれで、おもしろい作品はありますが・・・。)
でも、一番読みたいのは、やはり“読者が、犯人”という作品でしょうね。
誰か、考えてくれないかなあ。
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この回答へのお礼

「時刻表トリック」も、昔は流行しましたよね。正確な運行をする日本の鉄道ならではの題材かもしれませんね。

これも、現代ならではの使い方もありそうなんですが、どうも見かけなくなってしまいました。

「読者が犯人」というのは、実際にいくつかあります。でも、作品としてちょっと評価が出来ないので、お勧めはしかねますが・・・

ありがとうございました!

お礼日時:2007/03/17 05:42

なんだか最近のミステリーはどれもエキサイティングではあるけれど、なんだか殺伐として、ファンタスティックな余裕といったものが感じられない気がします。



ボアロ&ナルスジャックの<死者の中から(映画名:めまい)>なんかはパリとパリの郊外の風景がとても美しく描かれていました。
著者は忘れましたが<泥棒成金(映画名:泥棒成金)>などもニースやカンヌの風景やセレブたちの生活振りがとても華やかに描かれていました。
<真昼の翳り(映画名:トプカピ)>などはもっと素晴らしい。ギリシャとトルコの明るい陽光が感じられて、もう観光気分に。その風景描写にはあこがれました。
しかも、これらのどれもが、ストーリーの意外な展開にまたドッキリ。

もちろんミス・マープルだとかポアロ氏が登場する本格派も好きですが、こうした、なにか、ただの手の込んだ推理小説だけでない、一種の文学的ともいえる表現の豊かさと、読者を引き込んでしまう背景描写の余裕、そこには、実際にその地に行っていなければ書けないだろうはずの正確さと奥の深さ。こんな意味での力作が大好き。こんなのを手に入れてしまうと、結末を知ってしまったあとでも、また何度か読んでしまいます。

最近はこうした意味でのユッタリと美しく書き上げた力作にトンとお目にかかれない。まして日本の作家の作品はこうした面ではほんとうにつまらないものばかりだと思います。
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この回答へのお礼

確かに、エキサイティングさが優先になっていて、じくり楽しむようなストーリーは嫌われていますね。
それぞれ利点があるんですけどね~

ご回答の作品は、本では読んだことがなく、全て映画でのみ観ています。
ヒッチコックは、驚くようなトリックでもないし、本人だけが楽しんでいるような作品なんで、あまり好きではないんです。むしろ原作の方がいいのかもしれませんね。
「トプカピ」は、洒脱な映画で楽しめました。こんな素敵な雰囲気の作品も、最近は減りましたしね。

推理小説も、ストーリーの意外性だけでなく、小説~文学として練られているものでないと、結局は読み捨ての週刊誌と同じようになってしまいますね。

日本の作家は、どうしても興味が湧かなくて殆ど読まないので、分からないですが・・・

ありがとうございました!

お礼日時:2007/03/17 05:36

事件はその夜、○○館(すごい豪邸)で起こった。


犯人は、とある事情があり、その場にいた人々の中に、
館の女主人、売れない役者、没落貴族、成り上がりの金持ち、
その若い妻、新聞記者、なんらかの研究をしている頑固爺、
女主人のヒモ、魅力的なメイド、年取ったメイド、お堅い執事、
たまたま来ていた肉屋、、、

まぁ、豪邸で起こる事件に飽きてる、ってことでしょうか。
どうせ、金がらみだろ!といったとこですね。

でも、私もアガサ・クリスティ大好きですよ。
豪邸物も(そんなジャンルあり?)、クリスティのものなら
飽きがきません。
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この回答へのお礼

豪邸物(面白いジャンルですね~)は、意外と生き残っていますね。

確かにお金持ちの豪邸と言う設定なら、いろいろな人を登場させられるし、見ている側も絵空事の世界で、気楽に楽しめそうですよね。

それにしても、実生活では出会うことがなさそうな職業の人たちばかりだこと・・・(笑)

クリスティは、あらゆる設定を正統的に扱えるという特徴がありましたね。

ありがとうございました!

お礼日時:2007/03/17 05:25

テグスを使うのはどうですか、あとは氷のナイフとか。



推理小説がやりにくくなったのは、科学捜査が進歩したからかもしれませんね。
アメリカのドラマで科学捜査班のがあるでしょう、あれは面白いですよね。
ああいうのが出てきちゃうと、科学捜査の知識無しで小説は書きにくいだろうなと想像してしまいます。
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この回答へのお礼

テグスは、密室を作るのには使えますよね。外部から内側の鍵をかけるとか、凶器を操作するとか・・・

氷のナイフは、凶器が消えてしまうトリックですね。同じようなものでは、血液を凍らせた刃物とか、人体に混ざると分からなくなる(はずの?)岩塩とかがありましたね。

こう見てみると、今の科学捜査では簡単に見破られてしまうようなトリックですし、やはり現代では無理があるのかも?

ありがとうございました!

お礼日時:2007/03/15 21:52

若者の活字離れ・・も1つの要因だと思いますね。



・もうネタが無い。
・「名探偵の掟」じゃないけど、どんなトリックとかを用意しても読者に勘で当てられてしまう。
とかも受けなくなってきた理由ですかね。

最近というか大分前から廃れているけど、横溝や乱歩のような雰囲気はもう味わうことができませんね。当然と言えば当然なのですが。
横溝作品とかの、○○家のお屋敷が舞台・・・みたいないかにも和風っぽいのは今でもたまに無性に読みたくなります。
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この回答へのお礼

確かに、推理小説は映像化するのが難しいし、アクション映画などには敵いませんしね。

昔、推理小説のトリック集という本が出ていました。その中でネタの殆どが網羅されていましたからね。
仕方なく、苦し紛れのトリックを使うようになってしまったのも、衰退の一因かもしれませんね。

トリックに凝らずに、雰囲気で特徴を出す「横溝作品」なども、それまでは目もくれられなかったのに、映画化までされるようになったのには、当時驚いたものです。

ありがとうございました!

お礼日時:2007/03/15 21:43

一番怪しくない人が犯人というパターンだと思います。


逆に言えばやけに不自然な行動を取ったり、アリバイが無い人ほど犯人じゃなかったりしますよね。
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この回答へのお礼

そうですね、「この人は、犯人ではない」と思わせるのが、作家の腕の見せ所でしたね。

詰まるところ、その小説の作者自身が犯人だったという、とんでもないトリックまで出てきましたけど・・・

ありがとうございました!

お礼日時:2007/03/15 21:38

・殺されたと思ってた人が実は生きていて犯人だった。


・Aさんが犯人だと思ったら、現場をAさんが去った後にBさんがやってきてトドメをさした。
 その後、AさんがBさんに脅迫されて次々と殺人を繰り返す。

……ってパターンとかですかね~。
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この回答へのお礼

死人が犯人・・・最初に考えた人は、偉いですね。でも、使い過ぎると陳腐になってしまいます。

それに比べれば、自分が殺人犯だと思い込んでいて、脅されて苦しむというパターンは、まだまだ現役かもしれませんね。

ありがとうございました!

お礼日時:2007/03/15 21:35

犯人には犯行時刻には絶対にいけない場所にいたという、アリバイがあった。


でも・・・犯人は双子だったとサ!
バッカにするにもほどほどにせい( ゜Д゜)ゴルァ!

鉄道のアリバイ
飛行機をつかったとか、車などをつかったのではなく、飛行機と鉄道と車の全部を使ったとサ!
フザケロ!( ゜Д゜)ゴルァ!

ありそうな2時間ドラマのパターンでした
小説でなくってすみません ぺこり _(_^_)_
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この回答へのお礼

「アリバイ」は、古典的なパターンですよね。しかも双子という仕掛けとなれば、もう神話の世界かも・・・

2時間ドラマも、当初から古臭いパターンばかりでしたね~

ありがとうございました!

お礼日時:2007/03/15 21:31

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