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私は、自分がどんな交響曲が好きなのか、いまいち把握できていない気がします。
好きなのは、ドヴォルザークの第5~第9、チャイコフスキーの第5・第6で、
(特に、悲愴の1楽章やチャイ5の4楽章の、中盤の激しい辺りが大好きです)
逆にいくら聞いても全く惹かれないのがブラームス(第1~第4)です。

たぶんメロディアスで劇的なのが好きなのかと思うのですが、
オススメの交響曲、作曲家はありますでしょうか?
(あと、ブラームスの交響曲はどこが聞き所なのか?というのも…)
よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

感情をストレートに表現するタイプがお好みかもしれませんね。


派手なものでは,
◇サン=サーンス 交響曲第3番
パイプオルガンとピアノも入っていて最後はなかなかのものです。
メロディもはっきりしています。
◇ショスタコーヴィチ 交響曲第5番
悲痛な楽章,ユーモラスな楽章,派手な楽章と,それぞれに楽しめます。
◇シベリウス 交響曲第2番
魅力的なメロディで,とにかく分かり易いです。

有名なものばかりで,もう既にご存知のものかもしれませんが,
ご質問内容からすぐに思いついたものです。
交響曲以外では,ワーグナーのタンホイザー序曲もきっとお好みのタイプだろうと思います。
ブラームスは大好きですが,どう言えばよいのか難しいです。
感情をストレートに出さないで,すごく慎重で,熱い思いを内に秘めた人,
内面的に情熱的な人…という感じです。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。
凄いですね、確かにその3曲も好きです。
特にシベ2の3~4楽章の繋ぎとか。…単純な好みですね(笑)
派手なところ以外も好きですけど。
タンホイザーは……たぶんマトモに聞いた事はない筈なので、
今度聞いてみます。

オルガン付きは、目下購入を検討中です。
(もしオススメのがあったら教えて頂けると幸いです)

お礼日時:2007/04/12 01:25

回答というよりは感想になるかもしれません。


なにせ、たまに聴くのだけが好きなズブの素人の私見。単純な事実誤認もあろうかと思います。
眉につばをつけて読み飛ばしていただければと思います。

ひとむかし前、いえ、ふたむかし前まではクラシックといえばオーストリア・ドイツ系を主流に聴く、
交響曲はことにそうである、というのが日本における一般の受けとめ方ではなかったでしょうか。

近年、曲の選択の幅、柔軟な鑑賞のしかたがひろがって、たいへんよいことにちがいないのですが、
逆に質問者さんはあるいはこうした墺独系の曲にまだあまり慣れてらっしゃらないのかなとも思いました。

たとえば、交響曲の第一楽章はしばしばソナタ形式です。
多くは対照的な二つの主題を持ち、それらが「提示」されたあと、
おもに第一主題が「展開」され、「再現」部へと至る、このひとつの三部形式は、
なんだか弁証法というおどろおどろしいものを連想させるし、
特に展開部の観念性に満ちた音によるドラマは、これぞドイツ的という感じで、
あるいは甘味さに乏しく、とっつきにくいのではないか、とか。
(シューベルト以降のロマン派の音楽は、この展開部が拡大した音楽とみなせると思います)

墺独系の交響曲、それはハイドンからはじまってマーラーへ及ぶ系譜ですが、
その中心にいるのは、やはりベートーヴェンでしょう。
ベートーヴェンの交響曲、なかんずく3番から9番までを一通り聞いておけば、
少なくとも他の墺独系の交響曲の大部分はすこぶる聴きやすくなる。そう思っています。
しかもブラームスは、このベートーヴェン直系の一人です。

ただ、苦悩から歓喜に至るという音による"ドラマ"があったとして、
ベートーヴェンではそこのところがなかなかすっきりしていてメッセージ力が強いのにひきかえ、
ブラームスは解決に至るまでの手続きばかりがもごもごと口ごもり胃潰瘍になりそうだという印象を持たれるかもしれません。

これは社会が格段に複雑になったその反映なのだと説明されたりします。まったくその通りなのでしょう。
音楽に限らず芸術は、その時代を最も鋭敏に証言する。そのあかしのひとつなのでしょう。
けれどもそこにはブラームスらしい滋味に満ちた独特の美が随所に森の中の泉さながら湧きだしており、
一旦そのことに気づくと、しばしば心を奪われてしまう。そうした音楽の一つになるかもしれません。
以上、私なりのアドバイスと致します。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。
確かに、ベートーヴェンのはあまり聴き込んでいるとは言えません。
5番6番はそれなりによく聞く方ですが、ほかは全然と言って良い程度です。
また無意識に全体的にロマン派の楽曲に偏りすぎているきらいがあります。
今までほどんど聞いていない墺独系とかを聴き込んでみると、
何かしらの変化があるかも知れませんね。

お礼日時:2007/04/17 23:23

こんにちは。



☆R・シュトラウス アルプス交響曲
山の日の出から日没までをとてもドラマティックに描いた作品です。美しい旋律,繊細さと迫力を両方そなえた音響,情景が浮かんできそうな描写など,オーケストラを聴く醍醐味がいっぱいに詰まった作品だと思います。

☆シベリウス 交響曲第1番
シベリウスはフィンランドの作曲家です。後期の作品は独自の境地に到達していて,これもまた大変に魅力的なのですが,初期の作品はロシア,特にチャイコフスキーの影響が強く現れていると言われています。
チャイコフスキーやドヴォルザークに比べると,やや冷たさと暗さを帯びた独特の哀愁のある旋律が非常に魅力的だと思います。

☆ボロディン 交響曲第2番
20分そこそこの短い交響曲ですが,有名な「だったん人の踊り」のように,美しく,かつ少し土俗的・民俗的な旋律と躍動的な盛り上がりのある,聴きやすい曲だと思います。
チャイコフスキーや,他の方が挙げていらっしゃるカリンニコフ,グラズノフ,ラフマニノフなどのロシア系交響曲の元祖のような位置づけの曲になります。

☆ショスタコーヴィチ 交響曲第11番「1905年」
ロシア革命前後の民衆の間で歌われている旋律が取り入れられていて,ショスタコーヴィチの交響曲の中では,旋律が一番分かりやすいのはこの曲だと思っています。
第2楽章や第4楽章は強烈な緊張感の中でぐいぐいと劇的に迫ってきます。

☆チャイコフスキー マンフレッド交響曲
交響曲第4番と交響曲第5番の間に書かれた作品です。雰囲気としては交響曲というよりはバレエ作品のようですが,チャイコフスキーの作品がお好きならば一度聴いてみるのもよろしいかと思います。


あと,番外ですが,
☆R=コルサコフ 交響組曲「シェエラザード」
☆ラフマニノフ 交響的舞曲
あたりも,交響曲なみの規模をもっていて,旋律が美しくドラマティックな作品としてお薦めできるかと思います。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。
どれも聞いたことのないものばかりで、非常に参考になります。

お礼日時:2007/04/17 23:12

適切な回答にはならないでしょうが、ご質問と回答を読ませて頂きながら、ちょっと違ったスタンスで思った事があります。


皆さんが仰っている様に、ダイナミック・劇的と感じる曲がお好きな様ですね。
曲そのものが本来持っているものは、変わる事は無くても、指揮者やオーケストラの違いでも、これが同じ曲かと思えるほど、印象の違う演奏が、山ほど有ります。
私はレコード派なので、デジタル時代のものより、古い演奏のものの方が、僅かばかり付き合いは濃いいと思います。
例えば、代表的なイメージで言えば、カラヤンとベルリンフィルだと、万人受けする演出は確かに上手い!落第点は取らない!それに対し、ベームとベルリンフィルだと職人肌!つまり、合えば名演奏!合わなければ駄演奏!そして、この二人が、ウイーンフィルと組むと、又、違う。アメリカに飛んで、バーンスタインとニューヨークだと派手!楽器の元気が良い!他方、煩く感じる演奏も・・・。一方、東西冷戦時の東側の演奏には、商業主義が希薄なだけに、純粋に音楽と対峙して、余分な装飾が無いだけに心にストレートに入ってくる。これを地味と感じる人もある。さて、ロシアではなくソビエト時代のあの国のオーケストラには、やはり当時のお国柄が感じられる、重戦車の地響きの様な、地から響き這い上がって来る様なアンサンブル!
レーベルや録音技師の力量や癖もあるでしょう。
個別の曲と演奏を一つ一つ聞き比べれば、前記の様な大雑把な印象で語るのは不遜でしょうが、駄作の様に思っていた曲が、ある時ある演奏を聴いた時、突然、心に響きだす事があります。
最近の一つ、ダニエル・ハーディングとマーラー・チェンバーオーケストラなどは、これが慣れ親しんだモーツァルトかと耳を疑う程・・・。語弊が有る事を承知で述べれば、女性がイージーリスニング的に好むと位置付けられた、そよ風の様なモーツァルトは、そこには有りません。
大巨匠時代が終わるとともに、広まりつつあるピリオド奏法による、音の響きとスピード感に因るところが、大きいのでしょうか?ビブラートを全てに使う従来の演奏に対し、これを極力廃した演奏だけでも随分違う世界が生まれるという事なのでしょうか・・・。
ご質問の答えにはなりませんで、余計なお世話になって申し訳有りませんでしたが、色々な演奏で色々な曲を体験してみて頂きたく存じます。
私事で恐縮ですが、ブラームスはベートーヴェンの第十番と言われますが、私も一番~四番までが全て揃って、一つの壮大な作品と感じております。そして、私を40年余り叱ってもくれ、応援曲でもあります。
重ね重ねの蛇足でご迷惑をお詫びいたします。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。
率直に言って、誰々が指揮の何オケがどうだとか全然わからないレベルで、
まだまだ「曲を聞く」段階(交響曲だけだとやっと30曲かそこら)なのですが、
それでも演奏が違ったりするととても印象が変わる、というのは分かります。

仰られていることを恐らくは全然理解できていないでしょうが、
そこまで語れるほどに、生涯様々な音楽に触れて、
色々感じられるようになれたら幸せだなぁと思う次第です。

ブラームスの交響曲は4曲でひとつ、ですか。そう思って聞いてみます。

お礼日時:2007/04/14 20:16

メロディアス路線で行くと、


カリンニコフの交響曲第1番
ラフマニノフの交響曲第2番
などはどうでしょう?どちらもロシアの歌心一杯の曲です。
交響曲でなくてもよければラフマニノフはピアノ協奏曲第2番、第3番の方がお好みに合いそうですが。
また、チャイコフスキーは後期の交響曲ばかりが有名ですが、
交響曲第1番「冬の日の幻想」もなかなかおすすめです。

あるいは、ロシアを離れるならば
マーラーの交響曲第1~3番、第5番
もいいのではないでしょうか。
どれも長いですが、メロディの美しさとドラマ性はかなりのものだと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
カリンニコフ、チャイコフスキーの1番も好きです!
聞いた曲数があまり多くない割には、結構マイナーなのも聞いてたりします。

ラフマニノフは……ピアノ協奏曲第2番を結構前に1回聞いただけですので今度借りて聞いてみます。
マーラーは全然ですね。いつか聞こうとは思ってたんですが、これを機に聞いてみます。(とりあえず5番かなぁ)

お礼日時:2007/04/13 01:01

ブラームスに関して


聴き始めた頃は、「暗いなぁ」という感じであまり好きではなかった
のですが、聴いているうちに好きになりました。
私の好きなポイントは、和音の響き、です。
第一番については、縁あって自分も演奏に一部加わる機会があったか
らこそなのかもしれませんが、緻密さ、ですかね・・・。
特に1楽章、4楽章が好みです。
20年かけただけの曲だなぁ、と思って聴いています。

他のオススメについては案がなくて、ごめんなさい。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。
和音の響き、ですか…。あまり和音とか聞き取れないのですが
注意して聞いてみます。今度演奏会で聞く機会もありますし。
大体、私も聴き込んで好きになるタイプなのですが、
ブラームスだとなんかダメだったんです(音源が悪いのかも)。
生で聞くと全然違いますし、これを機に好きになれればいいなぁと思ってる次第です。

お礼日時:2007/04/12 01:17

アンチブラームスですか・・・。



グラズノフ 交響曲第5番
たぶん気に入られると思います。個人的にはネーメ・ヤルベイの指揮がお勧めです。交響曲第6番も次点でお勧めです。

ロシアものが続きますが
リムスキー=コルサコフ 交響曲第2番「アンタール」
イッポリトフ-=イヴァーノフ 交響曲第1番 (外盤のみ)

エネスコ 交響曲第1番 (ちょっと前にN響がよく取り上げてました)
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。
ブラームスの交響曲が嫌いって人はそんなにいないですよね…

ちょっと探すのが難しいかも知れませんが、
どうにかして聞いてみます。

お礼日時:2007/04/12 01:00

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