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吸光度測定の際、濃度の薄い溶液から測定するのはなぜでしょうか??

こんなふうに考えましたが正しいでしょうか??

今回の実験では測定時に同じセルを使用したため、前に測定したサンプルの濃度が影響しないようにするため。濃度の高い溶液を測定した後に濃度の低い溶液を測定すると、測定した濃度の高い溶液を低い溶液で共洗いしたとしても、希釈することができず、濃度の低い溶液の濃度が本来の測定すべき濃度よりも高くなり、大きな誤差が生じる可能性があるため適さない。一方、濃度の低い溶液から測定すれば、共洗い時に希釈が上手く行われ、誤差が生じることもほとんどないため濃度の低い溶液の測定から行う方がよい。

A 回答 (3件)

かなり時間がたっていますが回答させていただきます。



基本的にはmastarさんが考えているとおりでいいと思います。

例を挙げて説明すると、

たとえばOD値が0.050の試料と10倍濃い0.500の試料1mlがあるとします。
最初に薄いほうの0.050の試料をキュベットに1ml入れ吸光度を測定しました。
結果は0.050であることはいうまでもありませんが。測定後、キュベットから
ピペットで吸い取りました。しかし完全に回収することが難しく、10μl残って
しまいました。次に10倍濃い試料1mlを洗浄していないキュベットに入れました。
さて、結果はどうなるでしょうか。OD値 0.050の試料10μl+0.500の試料1ml
を足すと、OD値は0.496となります。誤差は0.8%でほぼないに等しく
なります。この程度なら希釈操作で簡単に出てくる誤差なのであまりきにする
必要はありません。
もし上記操作を濃い→薄いで行った場合は、0.050が0.055となってしまい、
誤差はおよそ10%も出てしまいます。
薄い→濃いの順番に測定するのはこのように誤差を少なくするためです。
これは検量線等を引くときなど常識的な操作です。
もし濃度がわからない試料を連続して測定するときは、次の試料で共洗いし
ていれば事実上全く問題ありません。
違う試料同士が混合することで反応してしまうようなものは別ですが。
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セルはちゃんと洗えばいいだけ,というかそうしなければならないので,その作法自体に意味がありません.供洗いだけですまそうなどということ自体が,不適切です.


もちろん,現場的にはそうもいってられないこともあるかもしれませんが,そもそも紫外吸収のように目視で濃淡がわからない場合などは,標準液以外は薄いほうからとか言ってられません.その場合はきちんと洗う以外にないわけです.
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コンタミの影響をできるだけおさえるためです。

この回答への補足

なぜ薄い溶液から行うとコンタミの影響を抑えられるのですか??

補足日時:2007/04/18 23:00
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