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ホールピペットとビュレットでは、精度がいいのはどちらでしょうか?ある先生は「どちらも同じくらいの精度」とおっしゃり、別の先生は「ホールピペットの方が精度がよい」とおっしゃいました。検量線の標準液の調製の際、「同じくらいの精度」とおっしゃった先生は「ビュレットで段階的に取った方が楽だし、器具が同じだから誤差が少ない。」とおっしゃいましたが、別の先生は「ビュレットで検量線の標準液を調製するなんて聞いたことない。」とおっしゃいます。先生によっておっしゃることが違うことはよくありますが、何を(誰を)信じて操作すればよいものか分からなくなってしまいます^^; どなたかご意見いただけるとありがたいです。

A 回答 (7件)

ホールピベットもビューレットも「精度」は同じには違いないのですが.基準が多少違います。



ホールピベット(以下化学分析用に限ります。化学分析以外の目盛をふったものもありますので)の精度は.25度の温度で24時間放置した後.ひょう線まで入れて.出した分量が表記された分量である。

ビューレットは.0の分量にまで入れで.表記分量を出した量です。

通常ビューレットは50mlですから.取り出す分量は50mlです。ホールピベット50mlの精度と違いはほとんどありません。

ただし.5mlをビューレットで計った場合を比較すると.50mlビューレツトの精度がたしか0.2ml程度(数値忘却.計量法施行規則あたりに書いてあるはず)ですから.5mlを計り取ったつもりでも.4.8-5.2mlの間にあります。
一般に0.1ml目盛のけいりょうきを使用する場合には.最低目盛20倍.つまり2ml以下は計ってはならないことになっています。

ホールピベットで5mlを計り取ったときには.温度・粘度等を十分注意していれば.5.00ぐらい迄計り取る制度があります。

比較の方法の違いです。
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この回答へのお礼

詳しい解説ありがとうございます。なんだか妙に納得してしまいました。

お礼日時:2003/06/20 06:44

視点を変えて、実際に測定されてはいかがですか?


 うちの教室に使われていないホールピペットが10本近くありました。それは昔の学生さんが105度で炉乾燥させてしまったために、量が正確ではなさそうだと言うことで、誰もさわらなかったものだったのです。
 そこでこれらのホールピペットの検定(?)をやってみました。作業は簡単です。これらのピペットで水を量りとり、精密天秤でその水の重さを測定してみました。もちろん比較として、通常使用しているホールピペットも測定しました。
 この過程の中で、誤差の勉強もできましたし、自分の技術の再確認もできました。大変おもしろかったですよ。お気に入りのホールピペットもできましたし。
 いかがですか。
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この回答へのお礼

ホールピペットの検定、おもしろそうですね。うちの実験室にある器具も、あやしいものが多いです^^;ありがとうございました。

お礼日時:2003/06/21 06:44

ビュレットを使うという先生とお話しててみたいですね。


どんな風に考えているのか。
(質問の内容のとおりでしょうけれど。)
みなさんがおっしゃるように,
ホールピベットはビュレツトと同様に「出して何ミリ」を
はかる器具です。
だけど,「1滴」は難しいです。
正確な濃度の溶液を調製するときはホールピペットで,
ビュレットは滴定のときに使う器具です。
いくら精度が違わないからといっても,ダメです。

ここのサイトに書いてあったから,では
ちょっと弱いかもしれないので
先生に実験の本とかで調べて
こう書いてあるのですが,と
質問を(意見を)してみたら,いかがですか。
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この回答へのお礼

そうですね、一度先生にそう質問してみます。ありがとうございました。

お礼日時:2003/06/21 06:39

すでに回答が出ているとおり、検量線の標準液の調製の際にはホールピペットを用います。

ビュレットを使うのははっきり言って非常識です。

>「同じくらいの精度」とおっしゃった先生は「ビュレットで段階的に取った方が楽だし、器具が同じだから誤差が少ない。

きっと冗談だと思いますよ。「先生」と呼ばれる立場の人間が常識を知らないはずがありませんから。たとえ冗談だとしても学生の前で嘘をつくような教官のことは、今後も信用しないほうが良いと思います。

「器具が同じだから誤差が少ない」なんて、化学を知らない人でも笑ってしまうほど明確な間違いです。目盛りが均一に打たれている保証などどこにも無いのですから。「楽だ」という点も、実際にこれらを使って分析をした経験がある人は疑問に思うはずです。ホールピペットを使ったときには、取った液体をすべて投入すれば済みます。ですがビュレットで正確な体積を投入するのは至難の技です。どう考えてもホールピペットを使ったほうが楽です。そもそもビュレットとは「正確な体積を投入するためのツール」ではなく、「投入した後でその体積を読み取るツール」です。


>別の先生は「ビュレットで検量線の標準液を調製するなんて聞いたことない。」とおっしゃいます。

確かに聞いたことも考えたこともありません。

繰り返しますけど、「冗談を言う先生」の言うことは信用しないほうがいいですよ。
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この回答へのお礼

>「冗談を言う先生」の言うことは信用しないほうがいい
そう言われてしまうとその先生の言うことはすべて嘘に聞こえてしまいますね^^; その先生はまだ若いので、先生なりの考えがってあのような発言をされたのでしょうね。とても冗談とは思えず、自信ありげにおっしゃってましたので。ありがとうございました。

お礼日時:2003/06/20 07:11

検量線の標準液の調製は、


メスフラスコに標準物質を入れて溶媒で溶解してから同じ溶媒でメスアップします。
それを、ホールピペットで必要量とり別のメスフラスコに入れて溶媒を入れてメスアップして、段々と希釈していくのが常識です。
ビュレットの使いようがないと思いますが?

この回答への補足

>ホールピペットで必要量とり別のメスフラスコに入れて
この操作をビュレットで行う、ということです。

補足日時:2003/06/20 07:18
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この回答へのお礼

検量線標準液の調製にはホールピペットを使用するのが常識、という方には理解しがたい質問だったようですね^^;すみません。ありがとうございました。

お礼日時:2003/06/20 07:16

copperiaさんの求めている回答で無なくて申し訳ないのですが、


器具の誤差より、人為的な誤差のほうが大きいように思うのですが、
いかがでしょうか?
気になるようなら、ファクターの分かっている標準液を用いて、ホールピペットとビュレット、それぞれ数点でご自身で検証されたほうがいいと思います。
ちなみに、私個人では、検量線の標準液の調整はホールピペットを選びます。
確かに、ビュレットは滴定の時にしか使ったことがないですからね。
それにビュレットだと、「あ~!!入れすぎた!!」ってこと、ありません?
ホールピペットだと、キチンと調整してから入れられる安心感も有りますものね。
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この回答へのお礼

ビュレットだと、「あ~!!入れすぎた!!」ってことあります(笑)ありがとうございました。

お礼日時:2003/06/20 06:57

ホールピペットに一票



ホールピペットはその容量にきっちり合わせてあるのに対して、ビュレットは同間隔でメモリが打ってあるだけだとおもう。

そう思ってたけど、調べてみたらそんなに違わないみたいね。
グレードによって差は出るけど。

参考URL:http://www.sibata.co.jp/
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この回答へのお礼

確かに精度にはさほど違いはないようですね。使用する目的が違う、ということのようです。ありがとうございました。

お礼日時:2003/06/20 07:04

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