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ケインズ理論について自分なりに調べたのですが、むずかしい言葉などがでてきて

なかなかよくわかりません。どなたか詳しいかた易しくかつ詳しく説明おねがいし

ます!!

A 回答 (9件)

たぶん難しいというのは,見かけの難しさでしょう。



私も最初は苦労しましたが,直感に訴えているという意味でとても
なじみやすいとあとで感じました。

具体的には,マクロ経済学では古典派とケインジアンという分類をしています。
両者にどのような違いがあるかというと,価格調整のスピードに違いがあります。
この仮定の相違によって結論に大きな違いが生まれます。
この点を注意して勉強すれば理解がスムーズになりと思います。

たとえば,古典派は価格調整スピードが速いという仮定を置いていますから,需給
にギャップがあれば価格が調整すると考えていますし、一方でケインジアンは調整
速度が遅いと仮定して議論を進めるので,ギャップを財の数量で調整すると考えま
す。

その後の理論的発展は,価格調整スピードの遅い早いの違いによって,どれだけ現
実を説明できるかという点に集中しているようです。

メジャーなテキストは,
『入門マクロ経済学』(日本評論社)中谷巌著
が丁寧で、初心者向けといえるでしょう。
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ケインズ理論、というのは、ケインズ本人の理論でしょうか?


それとも、ケインジアンの方でしょうか?
両者は微妙に、部分によっては相当異なっています。
でも、手始めとしては、下の中谷先生の本がメジャーです。
中谷先生の本は、基本的にサミュエルソンを頭とする「アメリカ・ケンジアン」の
理論で、いわゆる「新古典派統合」の色合いの強い理論です。
IS・LM理論に否定的なケインジアン(ポスト・ケインジアン)の流れもあります。

『一般理論』の序章を見ると分かりますが、
ケインズは、自分の理論は「経済全体を扱う理論、特に失業」としています。
「失業はなぜ生まれるのか」を説明するのに、
消費性向・流動性選好・資本の限界効率といった、
ケインズの理論のキーワードとなる概念を用いています。
(そして、実のところ、失業=不均衡とは言っていません)

新古典派との最も大きな相違点として本人が強調しているのが、
「現実に地に着いているか否か」です。
新古典派が「合理的な個人」「完全な市場」を前提としているのに対し、
ケインズは「不安定な個人」「不完全な市場」を前提としています。
新古典派理論は「現実を理論に近づけようとする」と捉えていたようです。
ただ、完全に否定するわけでもなく、いくつかの妥協点も見られます。

一口にケインズ理論といってもひじょーうに範囲が広いので、
どのような言葉や理論でつまづいたのかを書いて頂ければ、
より的確なアドバイスが集まるのではないでしょうか?
ケインズ(またはケインズの一派)を研究なさってる方、
結構いらっしゃるのでは?
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その「むずかしい言葉」を調べて(例えば有斐閣経済辞典第3版を使う)、疑問な語句を拾って提示するのが筋ではないでしょうか。



ま、下のお二方は相当のベテランのようですので、ちょっとかいつまんだ説明を。
それまでの古典派経済学は、需要と供給の均衡について、自然に定まるということを主張していたわけです。その背後には、「供給が需要を作り出す」という「セーの法則」があったわけです。
ケインズはこれを否定し、「需要が供給を作り出す」という「有効需要の原理」を発見したわけです。こうすると、失業問題が解決するわけです。失業については「非自発的失業」がありますが、それについてはこれまでの古典派経済学ではうまく説明できなかった。ケインズは「需要を増やすことによって失業者への供給ができる」と考えたわけです。
『一般理論』をいきなり読むと、食傷しますから、私のチョイスをちょこちょこっと。テイストに合えば、幸せです。

伊藤光晴『ケインズ』(岩波新書)
伊藤光晴『ケインズ』(講談社学芸文庫)
中谷巌『マクロ経済学入門』(日経文庫)
早坂忠『ケインズ』(中公新書)
吉川洋『マクロ経済学』(岩波書店)
ケインズ『講和の経済的帰結』(ぺりかん社)
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自分で自分の補足します。


sassyさんの仰るとおり、いきなり『一般理論』はきついです。
私は、止むに止まれず読みましたが、
ケインジアンの誰かの理論をかじってからでないと難しい感じです。
伊藤先生は、ケインズ理論に関する多くの本を出されていますよね。
すっかり見落としていました。
伊藤先生の門下の方で、根井雅弘先生という方がいらっしゃいます。
根井先生が「高校生向けに」とお書きになった本が、
「ケインズを学ぶ 経済学とは何か」(講談社現代新書)です。
ケインズの生涯を紹介しながら、その理論の変遷を追ったものです。
高校生向けとは思えない部分もあるので、
ケインズという人間と理論との関わりを知るには面白いです。
難しい用語の解説は出てきませんが、手始めに、という本です。

ケインズは、『一般理論』しか読んだことがない(読まされた)ので、
私も、詳細&簡潔には語れません。すいませんー<(_ _)>
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訂正します。



誤 伊藤光晴

正 伊東光晴
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私も訂正。


伊東門下の根井先生は、根井康之先生です。
すいません。
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otukisanさん、『ケインズを学ぶ 経済学とは何か』の著者は「根井雅弘」であっています。

ただし、根井先生が伊東門下であったかどうかは存じ上げませんが。

疑問点があれば、補足を下さい。できる範囲内でお答えします。
ない場合は、ポイントを発行して締め切っていただければ幸いです。
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sassyさん、ありがとうございます_(_^_)_


根井雅弘先生はその本をお書きになった方で、
根井康之先生は伊東門下で有名な方ですね。
根井康之先生のほうもケインズについて色々お書きになっていますが、
私が持っているのは『市場原理と生活原理』です。
これは、『ケインズを学ぶ』とちがって学説比較ですが、
色々な学説とケインズの理論の比較ができる一冊です。

疑問点を提示していただくと、確かに回答しやすいですよね。
いかがでしょう、質問主(?)さん?
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ケインズが生きていたころ、政府が10兆円公共投資をすると、8兆円(係数0.8)の需要が喚起されます。


これを、簡単に図示すると
********** 10兆円
********    8兆円
******      6兆円
****        4兆円
**          2兆円  
という具合になります。 厳密に計算すると 経済効果は 40兆円(4倍)になるのです。 
少ない投資(10兆円)で大きな経済効果(40兆円)が期待できるというのが ケインズの理論だといえます

このことから、不況になれば財政出動が有効であるといわれ、アメリカのニューディール政策の時代は、この係数0.8が生きていました。

最近では、日本の「ダム建設」に代表される公共投資では、10兆円使っても5兆円(係数0.5以下)の経済効果しか無い場合 
********** 10兆円
*****       5兆円  となり 経済効果はたったの 15兆円にしかなりません。 このため 「ケインズは死んだ」といわれるのです。

しかし 10兆円の財政出動で 10兆円(係数1.0)の需要を喚起できれば 
********** 10兆円
********** 10兆円
********** 10兆円 
となり お金を必要とするところに回し続ける事が出来れば、需要は何倍、何十倍にもなり、「ケインズは生き返る」と信じます。

そのキーポイントは お金を貯金する富裕層(係数0.5)ではなく 右から入ったお金をすぐに使ってしまう弱者(係数1.0)にお金を渡すことだと考えます。
また、低所得者に職業を与えることがお金を回し続けることでもあります。

ケインズは「福祉社会」を実現することにより「生き返る」はずです。スエーデンなど北欧の国々によって、この考え方が正しいことは、証明されつつあると考えています。

民主党政権での福祉社会実現を願っています。
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