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今、授業で『遺憾』という言葉について調べています。
その中で、この言葉は本来『残念に思うこと』であるにも関わらず、現在では責任を問われる立場の人間の調子のいい言葉として使われてしまっていることがわかりました。
そこで質問なのですが、『遺憾』という言葉は、一体いつ頃からこのような使い方をされ始めたのでしょうか?
新聞記事など発端の情報もなく、どう調べていいかもわかりません。
どんな些細な事でもご存知の方、教えてください。

A 回答 (3件)

もともとは「外交辞令」というもので、国と国の間の問題を話し合う外交官の用語です。

regret に「残念だ」と「申し訳ない」の意味があるのを利用しています。本当は「申し訳ない」のだが「国の面子(めんつ)があるので正面から謝罪できない。意味を汲み取って欲しい」ということで、これ以上の摩擦を避けるための、お互いの「知恵」なのです。

それをちゃっかり借用して、国内問題において、しっかり謝るべきところを「武士の情けで、このへんで勘弁して欲しい」という使い方が定着してしまいました。

ここまでは、まだいいのですが、さらにエスカレートして、図々しい政治家や役人によって「煙幕を張る」ための手段として使われるようになりました。追求するほうは「今のは謝罪ですか?」と突っ込まなければいけないのです。まあ、ナアナアの世界での話(茶番劇)ですから、しかたがないのですね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
外交用語だとは、初めて知りました。
勉強不足ですね(汗;
国と国との関係を円滑に保つための言葉が政治家の自分勝手できまりの悪いとき時の逃げの言葉になってしまったのは、それこそ遺憾ですね。
参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/06/13 11:30

 実際にはもっと前から使われていたのかも知れないが、1960年代後半(昭和40年代前半)に当時の総理大臣佐藤栄作が国会で野党の追及に対し「誠に遺憾に存じます」を連発してからメジャーになったと思う。


 同時期それをパロディにした歌謡曲「誠に遺憾に存じます」(作詞:青島幸男 歌:植木等)が結構ヒットしました。(下のURLの真ん中あたりに歌詞あり)

参考URL:http://www001.upp.so-net.ne.jp/fukushi/crazy/dis …
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
当時の政治背景をまったく知らなかったので参考になりました。
歌謡曲の存在もまったく知りませんでした。
そんなに話題になったのですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/06/13 11:24

84年9月に、昭和天皇が全斗煥韓国大統領(当時)に「今世紀の一時期において両国の間に不幸な過去が存したことは遺憾」とあいさつされています。


宮内庁の作文が元になったのでしょうから、この頃には現在の誤用が一般化していたと推察されます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
そうなんですか!
そんなに昔から誤用されていた言葉なのですね。
とてもいい手がかりになりました。
自分でもっと調べてみようと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/06/13 11:20

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