No.4ベストアンサー
- 回答日時:
まず、支持と見守りについて・・・
摂食障害に限らず、日常的にどんな人にも温かみのある“支持と見守り”は必要なもののように感じます。
質と量は様々でも、社会の中で生きてきて、見守ってくれる人がいるというのは、意識するしないを問わず、安心感を与えてくれるものだと思います。
一人で生きていくというのは、物理的にはもちろん、心理的にも不可能に近いものだと私は考えます。ときにある人には負担になったり、煩わしく思われる事があるにしても。
“成果をあげる”というよりも最低限、必要なものではないでしょうか。
“本人の健康な部分を引き出すかかわり”については・・・
あるかないかで言えば、悲観的な見方をすれば、ないこともあるかもしれません。
どうすればよいという一般化出来るものはおそらくないでしょう。
関わる側として何ができるかを考える時、もし“逃避現象”なり“成長過程”なりの解釈に行き当るのであれば、それらを踏まえて、オリジナルな関係を築いていく努力をしていくべきなのかもしれません。
成長を信じる視点は、一言できってしまう冷たさを持ちがちな人さえいるなかではあえて、最低限必要なことで、文章化される意味はあるのでしょうね。
No.8
- 回答日時:
5ですが思い出したので付け加えます。
拒食だったときの自分をどうや止められたかをよく考えました。同じ摂食障害者の悲惨な例を教えてやることです。ネットで検索しても摂食障害者の体験記とかがたくさんみつかるけど、中には十年以上も患ったままの人で、人生を失ってしまったとか、拒食で髪がぬけてしまってとかひどい例の方が自分の体験を語っている。拒食の後で悲惨な過食を経験する人もいるから、そういう話も効くと思います。「そんなことしてると死んじゃうよ」って言われてもその声が聞こえない患者にそんな体験記を読ませてやっても無駄だと思われるかもしれませんが、案外こういうことの方が利く気がします。周りからみると生き死にの次元にいるのに、患者の自覚は違って、あくまで、今の自分の人生で、人からどう見られるかとか、何とか幸福であろうとする闘争の次元にいる。だから、そういう体験者の拒食からくる損害の重さが人生に及ぼす影響を患者に考えさせると、大きな恐怖感を与えると思います。死の問題より、髪がぬけるとかいう美醜の問題や、実際的な人生の損害の方が患者にとってはリアルな気がします。病気の自覚を持ってから初めて経験者の体験記を読みましたが、もっとはやく目に入っていればな、と思ったことがあるので、付け加えさせて頂きました。
No.7
- 回答日時:
>専門家って本当にいるのだろうか。
専門家とは、その分野で研究をかさねて、あるアカデミズムから
認定を受けた人間です。人格その他でもすばらしい人という保証
するものではまったくありません。ミラーマンという人もいまし
たね。
No.6
- 回答日時:
その通りです。
ただここで個人的な例をだしても仕方ないし、回答者さんの中には辛い経験を下方がおられるし、共通する部分をひっぱりだしました。少なくとも私の場合は見捨てられ不安じゃありません。詳しく話したくない気もしますが、私には客観的に認めたくないということは一切ありませんので、話すべきなら話しますし、エゴの部分も多分にあります。命の危険がくるまで食べないっていうのがどれだけ緊張して、膜をはって閉じこもっている精神状態かということが分かれば、他人の支えでどうにもならないことがあるのは分かるかと思います。ただこれは私個人の場合の話です、私は根っから人の意見が耳に入らない頑固なタチだから余計悪化してたので、もっと気持ちの柔らかい人だったらまた別です。サポートに甘えるまでが大変です。完全に魔術にかかってますから。自分は病気じゃないと思ってるんです。私が頼ったのは結局最後に「救急車呼んでくれる?」ってなったとこだけです。
疑問点があればできる範囲いくらでも答えます。
ここに質問したこと後悔しています。
あなたが書きたいなら、あなたが経験したこと、あなたなりに出した結論どこかほかのところに公表してください。
1日考えましたが、質問の趣旨から外れたので締め切ります。
No.5
- 回答日時:
その解釈は確かに一理ありますがそう単純なものではないと思います。
自分は、大きな、状況解決困難と空虚感にぶち当たって、それに立ち向かおうとする時、その戦えるものを自分にできる範囲で置き換えたのが拒食だった気がします。解決できないことが降りかかってくる中で、自分なりに時間を止めようとして、逆らおうとした。で、その解決できないことって言うのが、成長過程の問題とか、一人前になる自信がないとか、色んなケースがあるんだと思います。自分にも思い当たる節が多少あります。
専門家の人の声が役に立つのかはわかりませんが、自分の場合は絶対役立たなかっただろうと思います。倒れるまで自分が病気だと言う自覚すらありませんでした。理屈も通じない。支持してくれる人も見守ってくれる人もいましたが、一度ひどくなるともう他人の声は聞こえてこないし、そこから成長過程の問題とかをゆっくりやりだしても、遅いし、本人はそれどころじゃない。なり始めのころに、お前ほんとうに死んじゃうぞ!って必死言ってくれる人がいるのは大事かと思います。
で、ここがすごく難しいと思うんですが、拒食症に支持と見守りが必要なのは、多分拒食症になる人は自信がなくて見捨てられ不安みたいなものがあるからだと思うんですが、そういう許容的愛、支えてくれる人が身近にいたとしても、それは家族であったり、すごく親しい友人であったり恋人であったり、カウンセラーであったりして、自分を受け入れてくれる前提がもともとある人である。病気の人が持っている自信のなさはもっと、自分を受け入れてくれる前提がない人、社会の中の人間に向かっているから、そういう身近の人が必死でサポートしてくれても、そのサポートに甘えることは、ますます自信のなさに繋がってしまったりして、耳に入ってこないということがあると思います。
斉藤氏や、自助グループの人の本を呼んでみるとここの抱えている状況はまちまちで、病気を含めて生き方の個性として認めてほしいという強烈な人すらいる。とても親の期待に従順で無理をしてきた人だったり、
人と同じはいやだったり、
自信がなくて見捨てられ不安があるというばかりでもないんだよね。
サポートに甘えられれば、死なないと思うけど。
誰かと共にの経験で救えないなら、本人が自力できずくまでは周りにはできることはないということでしょうか。自信のなさなのだろうか?
客観的にそう思いたいだけなのでは?
生きづらさやどうにもならないことへの諦念とか怒りとかは共通している気がするけど。なんだか視点が定まっていなく感じる。
No.3
- 回答日時:
No.1の者です。
妹の一件では「心の専門家」と称する人々に不信感や憤りを感ずる経験しかしなかったので、No.1ではつい強い書き方になってしまいました。
私の見聞した範囲でいえば、症状の重い(深刻な)人ほど「自分が病気である」とか「自分は何か不具合を抱えている」という事を認めません。特に妹のような病気の場合、全身の衰弱が進むと、自分を客観視したり、他人と協調したり、といった脳の高次の精神活動が衰えてくるので、ますます頑なになっていくように余所目には見えます。
そのような頑なさに陥ることなく「支持と見守り」によって症状が快方に向かうような程度の症状の人は、別に「支持と見守り」を前面に押し出した対応以外でも、きっかけをつかめば立ち直れるのではないでしょうか。
深刻な場合は特に家族の中に何かしら、発症に関係する事柄が存在する場合が多いようなので、家族だから即何かができるというものではないようです。むしろ母親などが看護しているうちに「共依存」のようになってしまい、他の家族がかかわりを排除するようになり、結果として症状を悪化させるケースも珍しくないようです。私の妹の場合には、一人暮らしをしていてた期間が長かったために、それこそ”「社会人として一人前」の自分が実家の家族の世話になるのは恥だ”というような思い込みが、私たち家族のかかわりを拒ませたようなところがあったようです。
妹の場合は、いろいろな「心の専門家」に相談しましたが、結局、誰も彼もが口は達者に解釈や解説を述べますが、「じゃあどうすればいいのか」という点については何も答えをもっていませんでした。それこそ「支持と見守り」云々というような耳障りの良い、しかし具体的には何を指しているのか分からない空念仏で誤魔化されてしまった、という印象しかありません。
これに対して、内科・精神科のお医者さまは、最初は「食思不振症」であるとの診断を下すことに慎重でしたが、いったん診断をされてからは、テキパキと治療計画を提示して実行してくださり、家族も非常に安心できました。
妹の場合は「自分は病気かも知れない」という事を死の前日まで(少なくとも表面的には)認めませんでしたので、お医者さまの治療にも協力的ではなく、残念な結果になってしまいました。
No.2
- 回答日時:
経験者なのか、専門家なのか、微妙な立場な者です。
経験者として、義姉を亡くし、専門家として、カウンセリング系を学んでいます。
効果のほどは、程度にも、よりますよ。
まだ、自分の状態がおかしいと思えるなら、『支持と見守り』・・・・『受容と共感』でしたっけね、それを受け入れれます。
姉のときは、それを受け入れて、生きる気力を取り戻しましたですよ。
つまるところは、『本人の健康な部分』を引き出されたです。
ですが、彼女は、拒食症から来る目眩で、車道の真ん中で踞ったせいで、交通事故で、亡くなりました。
・・・・・・・・・・・・・・それで、大学を心理学系選びましたし、それからも、学ぶ事を止めてません.
結局、彼女の死があったから、私の今の道があるのかなと。
少なくとも、専門家・・・・学んだ人はいますけど、普通の医者と同じで、姿勢と言うか生き方なのだと思います。
ケースバイケースで、救える救えないがあるにしろ、ね。
あと、『この社会の中で~』云々は、妄言と言うか、んなことありえるか。というのが、回答です。
袋小路を道と・・・成長過程と言えるなら、また別ですが。
ともあれ、参考までに。
これが今の一部の専門家と言われる人たちの病態への解釈なのでしょうか。多分、これを書いた人は、病気イコール死
よりももう少し幅の広いところにいる人なのでしょうね。
No.1
- 回答日時:
実妹を神経性食思不振症で亡くした者です。
心理学等の専門的な知識を持ちませんので「支持と見守り」という言葉の内実は良くわかりませんが、私の妹の場合には結果として、精神科・内科などのお医者さま以外の、カウンセラーなど「心の専門家」と称する人々は、全く、毛一筋ほども役に立ちませんでした。
個人的な感想ですが、「支持と見守り」などという態度は、それが先方に「支持しているよ」「見守っているよ」と理解され、受容されるような前提(先方の判断力・思考力が正常である。すでに一定の信頼関係がある)がなければ無意味ではないでしょうか。
「社会人として一人前」であっても拒食症になる人はたくさんいますし、それを指して「この社会の中でより生きやすい自分を作るための成長過程」などということは、私に言わせれば言葉は悪いですが、単なる「お笑い草」の妄言です。
この回答への補足
ご家族にも何もできないのにでしょうか。この質問はどなたかを傷つけるためにしたものではな意ことだけはわかっていただきたいと思います。
補足日時:2007/06/10 00:19どうお答え回答に対してのお礼を申し上げればいいのかわかりません。
残念です。
精神科、内科のお医者様は、薬で体、心を生きながらえせることに少しは力があったということでしょうか。
何があれば健康の方向に向かうことになるのでしょうか。
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