プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

私は医療系の大学に通う学生です。

フローサイトメトリーについて調べているのですが
ネガティブコントロールについてよくわかりません。

IgGを用いることが多いようですが
これは何に対する抗体でしょうか?

A 回答 (1件)

免疫学を専門にしている者です。



IgGが何に対する抗体か?とのことですが、実験次第で使用する
ネガティブコントロールの抗体は変わります。

フローサイトメトリーで解析するのに用いる抗体が仮に抗CD4抗体でクラスがIgGならば、対象となる細胞(胸腺細胞など)に発現していない抗原を認識する抗体でクラスがIgGならば、ネガティブコントロールとして使えます。あくまで、非特異的に結合することによる擬陽性を取り除くことが目的です。

モノクローナル抗体ではIgGを作ることがやりやすいのでIgGをネガティブコントロールとしていることが多いのですが、私が行っていた実験では、ウサギに免疫して、取ってきた血清(ポリクローナル抗体)を使ってフローサイトメトリーを行う場合は、ネガティブコントロールとして通常ウサギ(免疫していない)の血清をネガティブコントロールとして使いました。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

なるほど、わかりました。
対象となる細胞に発現していない抗原を認識する抗体なんですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/06/14 22:20

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!