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社員持株会に関して質問させて下さい。未上場の社員150人程度の中小企業に勤めております。組合等はありません。
社員持株会に加入しております。新光証券から明細書がくるので、そこが管理しているようです。
明細書を見ていたところ配当金がありました。毎月一定金額の購入なのですが、配当金に変動があります。この配当金というのは誰が決めるのでしょうか?
何故こんな事を聞くのかというと、沢山株を持っている会社の上層部が利益を自分達に多く還元する為に多くの利益が出た時に決算賞与という形ではなく、配当金に回しているのではないかと感じているからです。
持株会に参加しているといっても我々一般社員が持っている株数はたかがしれています。決算賞与という形でもらう方がよっぽど多い金額になるのです。これに対して膨大な数の株を持っている上層部は配当金を増やす事で多くの利益を得る事ができると思うのです。

・配当金は上層部で勝手に決めているのでしょうか?
・それとも証券会社によって純利益の何%等の規定があり、規定を大きく上回れば配当が上限程度まで上がり、決算賞与が支給されるのでしょうか?
・配当を自分達の為に引き上げているとすればこれは不正ではないのでしょうか?

自分の会社の事は自分で調べろといわれそうですが、もし上層部が自分達の利益増加の為に秘密裏にこのような事をしているのであれば、嗅ぎ回っている事を知られたくなく質問させて頂きました。
どなたかお詳しい方がいればご意見をお聞かせ下さい。

A 回答 (4件)

少し、こんがらがっているようなので一つずつ・・・



まず、持株会について説明させていただきます。
正式名称は「従業員持株会」といいます。
通常、「●●株式会社従業員持株会」とか言う名前をつけます。
この組織は、従業員の給与から、毎月一定額を天引きし、
その会社の株式を購入するためだけに存在します。
それに、付随する業務として、株式取得の手続きや、会社から受け取った配当金の分配等を行います。
投資信託による運用や、他社の株式を購入するようなことはありません。
会社によっては、奨励金という名目で、
会社が株式購入費用の一部(数%~20%程度、規定なし)
を負担してくれます。(福利厚生の一環として)

ちなみに、通常は総務部長等が持株会の理事長を務めます。
そうはいっても、会社とは別組織です。

次に、配当金についてですが、
配当金を決めるのは、株主全員(全員とは限らず)が出席して決議を行う株主総会です。
通常、取締役会が決定した原案を基に、株主総会で承認決議をすることによって、配当金を決定します。
株主総会の決議は、1株1議決権(1000株1議決権の場合もあり)の多数決によって、行われます。
多く株を保有している人のほうが、発言力が大きいわけです。

結果として、株主総会にて決められ額の配当金が、持株会に支払われ、
そのお金が、会員であるあなた方従業員に支払われます。

ここからは、個別の会社の話になります。
あなたの会社は、誰のものでしょうか?
株式会社というのは、資金を出資した人(株主)の所有物です。
オーナー社長がいれば、その人。
社長とは別に、オーナーがいれば、会社はオーナーのものです。
(正確には、株主全員のものですが、発言力の多寡が問われます。)
あなたも、株主ですので、配当金について、株主総会で、
文句を言う権利はありますが、持株会に預けているのであれば、
持株会があなたの代行として、議決権を行使します。(通常、会社のいいなりです。)

通常、未公開会社において、配当金に文句をつける株主はいません。
よって、取締役会で決定した配当金がそのまま、可決されると思われます。
ただ、オーナー兼社長であれば、自分の賞与も配当金も自分で決められますので、
わざわざ配当だけを多くする必要性はないと思います

・配当金は上層部で勝手に決めているのでしょうか?
→オーナー会社であればそうかもしれませんが、
他の株主が多くいれば、違うかもしれません。
ちなみに、役員賞与も株主総会にて決定されます。

・それとも証券会社によって純利益の何%等の規定があり、規定を大きく上回れば配当が上限程度まで上がり、決算賞与が支給されるのでしょうか?
→そのような規定は、ありません。あくまで、株主総会が決定します。
100億円出す決まれば、出せますし(お金(剰余金)があれば)、
出さないと決まれば、出ません。

・配当を自分達の為に引き上げているとすればこれは不正ではないのでしょうか?
→特に不正ではありません。
会社は、株主の所有物であり、株主総会では、会社に関する一切の事項を決めることができます。(法令に違反しない限り)
株主総会で決定された事項は、役員や従業員の一存によって覆ることはありません。
また、極論すれば、あなたの給料も株主総会で、決めることができます。
ただ、手続きが煩雑なため、通常ありえません。

結論を申し上げると、出資者が会社の利益を吸い上げるのは、資本主義の当然のことで、なんら問題はないということです。

参考までに、従業員持株会について、日本証券業協会が定めたガイドラインを載せておきます。
証券会社が絡むほぼ全ての持株会はこのガイドラインに則っているはずです。
違ったら、持株会に文句を言ってみましょう。

参考URL:http://www.jsda.or.jp/html/houkokusyo/mochikabu. …
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未上場会社の株式は資本金のことなので、発行株数と価格は創業時から変わらないはずです。

持株会の報告書には株価が記載されているので、資本金をその価格で割れば発行株数もわかります。
会社ごとの規則にもよりますが、未上場の株式は一般的に売買できる株と買付けられる人間が制限されています。
総務部あたりが持株会の社内窓口だったりすると社内部署のように思えますが、法律上会社と持株会は別組織なので、賞与と配当金は別の財布から出ているお金のはずです。質問にあるような、会社の利益を株主に配当還元することはないと思いますよ。

ですから、配当金については経営実績による利益配当というよりも、持株会が拠出金を投資信託等で運用した利益を「配当金」の名目で会員に分配しているのだと思います。金額に変動があるのは運用状況によるものでしょう。

自社株で利益が出るのは株式公開くらいなので、もしこの先公開すると予想するなら相談者さんも拠出金を増やしておくといいですよ。
相談者さんの会社にその予定がなければ、持株会は利率のいい財形貯蓄程度に考えればいいと思います。
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株主に対する配当金は会社の方針なので、今回の質問はまったく問題ありません。


それどころか、日本でも買収防衛策の一環として配当金を増やす企業が増えています。
株主が利益を得るのは株式会社の制度上仕方がないのではないでしょうか。

給料を増やして欲しければ、労働組合等を通して会社と交渉してください。
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配当金は株主総会で決めますけど実際は社長とか幹部か決めます。

別に配当しなくても社長とか幹部の給料だけ高くすることだってできます。ホリエモンは配当出さないで自分の給料は年収1億円だったとか。
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