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ラジカル重合を厳密に実験行う場合、
窒素気流下で重合操作を行ったり、重合系を真空脱気したりするのは、
何故ですか?

A 回答 (2件)

酸素を除去するためです。


酸素は、分子状態でラジカルなのです。
酸素分子は、1分子中に2つの不対電子を持っているので、ビラジカルなのです。
ですから、ラジカル重合に影響を与えます。
また、ビラジカルなので、物を燃やしたり、酸化させたりと活性な分子なのです。
溶存酸素が多いと重合を開始しても、すぐ酸素分子と結合してしまいます。
一般的に溶存酸素が多いと誘導期間が長くなってしまいます。
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No.1さんが書いておられるように、重合阻害を起こさせないためです。



また、工業的には溶媒が有機溶剤の場合は反応器の空隙部分の酸素濃度を低下させて爆発下限界以下にするためにも使用します。
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