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70歳の父。10年前に1度、そして先月2度にわたりS状結腸軸捻転を起こし、現在入院中です。
いずれも内視鏡により整復したのですが、今回は三度目で、また腸にうっ血らしきものも認められるということで、早急に開腹手術による切除を勧められました。
本人は、絶食して手術に向け準備中でありますが、至って元気で、毎回内視鏡の処置で済むのなら手術を受けたくない、と言っていますが、やはり、手術をすべきでしょうか?
また、開腹して状態が悪ければ広範囲を切除し、人工肛門にする可能性もあるといわれましたが、「状態が悪い」とはどのようなことをいうのでしょうか?腫瘍や血流障害と理解していいのでしょうか?それらは、術前のCT検査ではわからないものなのでしょうか?

専門家の方の御意見を伺えれば幸いです。宜しくお願いいたします。

A 回答 (1件)

こんにちは。


全ての腸は腸間膜という膜が繋がっていて、ここに血管が通っていて腸で集めた栄養を運んだり、腸に酸素や動力源となる栄養を補給したりしてます。

腸がねじれてしまう腸捻転では、腸と共にこの腸間膜の血管も締まってしまい、その下流部分にあたる腸は全て血が行かなくなり、やがては組織が死んで穴があいて腹膜炎を起こして死亡します。

腸捻転での処置は、死んでしまった部分の腸を切除して繋ぐ以外にありません。
この範囲が広いか狭いか、あるいは、血管を締め付けられながらもまだ生きてるかが「良いか悪いか」という事になります。

内視鏡の適用ですが、組織が死んでしまった所に内視鏡整復術を行うと腸が破裂してしまいますので、早期に限られます。

また、既に3度もやってる所から、何か原因が他にあると考えられますので、手術でその原因を除去する必要があると考えるのはごく普通の事だと思います。
比較的よくあるのは、腸がお腹のどっかと癒着を起こして運動障害が発生してる場合で、こういう場合はしつこく何度も再発しますので、手術でその部分を取る、もしくは状況が許せば癒着を剥がす、という処置を行いますが、いずれにせよ手術であって、内視鏡処置では出来ません。

腫瘍で癒着する事はありますが、元の腫瘍がある程度大きくないとCTで発見は無理でしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。大変参考になりました。
このような内容を主治医から説明されていれば、父も手術に対して前向きになれたのでは、と思います。先日、術前の説明を受けたのですが、手術そのものに関することばかりで、その必要性については「今やったほうがいいから」くらいの感じのことしか伺えませんでした。(こちらも知識不足で質問の要領がよくなかったのかも知れません。)今のところ、組織のの壊死は免れているということです。CT検査がまだなので、その結果も踏まえて、もう一度主治医に面談をお願いしようと思います。本当にありがとうございました。

お礼日時:2007/07/02 23:22

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