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1967年前後に日本で公開された洋画を探しています。
原題の一部に'könich'という単語が入っていたというおぼろげな記憶がありますが、邦題は覚えておりません。könich云々を当てずっぽうで「王道」と訳した覚えがあります。なお、この映画のお話はA・マルローの「王道」とは全く関係がありません。
製作された国はおろか、製作・出演スタッフもわかりません。
ドイツ語の映画かと思いましたが、セリフは北欧のもののようでした。当時は、I・ベルイマンの作品が次々と公開されていました。この映画は作風や難解さの点でベルイマンに共通するものがあったように思います。しかし、彼の作品リストにこの映画らしきものは無いようです。
お話の時代は、今思うに第2次大戦中ではなかったかと思います。おそらくワンダーフォーゲル運動の中で、山野をトレッキングする途中、若い男女が知り合います。男がその旅の中でその女によって童貞を失う、初々しいシーンが印象に残っています。戦後、中年を迎えた男がその女の面影を追うようにかつての旅路を再度トレイルします。その旅の中で、女がナチスによって殺されたことを知ります。女はユダヤ人だったのです。雪山で見事なザイルワークを見せるシーンがありましたが、多分この旅の中でのエピソードだと思います。
ストーリーは、現実と男の記憶あるいは幻覚がないまぜになっていて、実のところ何も理解できませんでした。
この映画に関する記憶と印象は以上のようなものしかありません。
しかし、もう一度見てみたい映画です。この映画についてご存知の方、どうぞよろしくご教示ください。

A 回答 (1件)

未見ですが、公開年度や北欧映画ということ、ストーリーからしますと


『太陽のかけら(Kungsleden)』(1965・スウェーデン)ではないかと思います。
参考リンクでストーリーをご確認下さい。ハズしていたら済みません。

http://www.walkerplus.com/movie/kinejun/index.cg …
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この回答へのお礼

お見事なご回答ありがとうございます。ご教示いただいた参考リンクの作品に間違いありません。主人公の男がもし‘レニ’に再会できたらかくありなん、というようなうれしさを味わっています。おぼろげだった記憶が鮮明になり、誤った印象を糺すこともできました。
ちなみに私の質問欄の‘kö…'は‘koウムラウト…’と打ったつもりです。
この映画との再会をとみに渇望するようになったのは、やはり年齢のせいなのでしょうね。製作スタッフの思いも今なら共有できるような気がします。ストーリーとしては、案外単純なものかもしれません。しかし、それだけに含蓄に富んだ作品なのだろう、という期待もあります。私にとっては‘シェーン’がそのような映画です。
それにしても、vantageさんの造詣の深さには感服いたしました。さまざまな分野でのご回答もエレガントですね。

本当にありがとうございます。

お礼日時:2007/07/13 18:48

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