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ICPと呼ばれる装置には大きく分けてICP-AESとICP-MSがありますが、どういった場合にこれら二つを使い分けるのでしょうか?どちらも元素分析に用いるものですが感度はICP-MSの方がいいと聞きます。それならICP-MSだけが普及してもよさそうなものですがICP-AESも依然として使われているようですので何かメリットがあるのですかね?もしくはICP-AESにしか検出できない元素などがあるのでしょうか?

A 回答 (2件)

 簡単に言うと、AESよりも微量(1/100~1/1000倍)を測定したい場


合にはMSです。

 MSでは、感度がよすぎるために(MSでは)高濃度過ぎる元素を測定す
るためには希釈が大きくなりすぎて手間がかかる。また、希釈誤差が
大きくなるなどの不便がある。
 それ以外にもあるんですが、まぁそんなところです。

 微量分析 → ICP-AES
極微量分析→ ICP-MS

参考URL:http://www.siint.com/technology/icp_descriptions …
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ICP-AES、ICP-MS共に、プラズマガスであるAr由来の干渉および試料中の共存物質に


由来する干渉(AESでは発光波長、MSでは質量数の干渉)で特定元素の測定に影響を
及ぼす現象があります。例えば、ICP-MSではAr由来のイオン(Ar、ArH、ArCなど多種)の
質量数に重なる質量数の元素(Ca、K、Crなど)は検出下限が悪くなります。このため、
一般論としてはICP-MSの方が高感度なのですが、試料の種類や分析法・プラズマ条件
などによっては苦手も出てきます。

http://www.siint.com/technology/icp_descriptions …
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